【現在位置】トップページ > 2011 年04 月

(スポンサード リンク)

2011年04月30日

コマツ社長が「コマツNTC」のワイヤーソー受注について、ドイツの予算縮小・中国などの予算増額方針から、見通しが困難と語る

下記URL先ページでは、コマツの野路国夫社長が、4月28日に東京本社で行った記者会見の内容が紹介されています。

(ニュース記事)
・中日新聞:コマツ社長会見 「東日本で電力3割削減」:北陸経済ニュース:北陸中日新聞から(CHUNICHI Web)
 http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2011042902000174.html

この中で、子会社「コマツNTC」での、太陽電池向けワイヤーソー受注見通しについては、

・「ドイツ政府が太陽光発電を促す予算を縮小した一方、中国などが予算を増やす方針を示しており、市場動向を見通すのは難しい」

とのコメントが紹介されています。


コマツNTCも、近年の太陽電池需要の急拡大による恩恵を強く受けてはいるものの、やはり各国政府の補助政策の変化の影響も強く受けざるを得ない、ということが伺えます。

とりあえずは、今年度は一体どの国・地域での需要が大幅に伸びることになるのか、という点が、非常に気になるところです。


※参考
・[1]コマツNTC株式会社
 http://www.komatsu-ntc.co.jp/
・[2]コマツNTC株式会社|製品情報|ワイヤーソー
 http://www.komatsu-ntc.co.jp/products/semiconductor/index.html

仏Total社が、米SunPower社の株式の6割相当を13億8,000万ドルで買収する方針、また5年間で10億ドルまでのcredit supportも実施予定

・欧州の石油会社「Total」(同市場で3位)
・米国の太陽電池メーカー「SunPower」(同国で2位)

が4月28日、トタル社によるサンパワー社への大幅出資で合意したことを、発表したとのこと。

(ニュース記事)
・仏トタルが米サンパワーに約1100億出資へ、株式6割取得で合意 - Bloomberg.co.j
 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=aaB8f05KNfAY

(各社のサイト内ページ)
・Total.com - SunPower and Total Partner to Create a New Global Leader in the Solar Industry
 http://www.total.com/en/press/press-releases/consultation-200524.html&idActu=2577
・SunPower and Total Partner to Create a New Global Leader in the Solar Industry(SunPower社)
 http://us.sunpowercorp.com/about/newsroom/press-releases/?relID=573038

上記URL先ページによると、トタル社による今回の出資額は13億8,000万ドルで、株式の6割相当を買収する方針。
(今回の買収提案は友好的なもの、とのこと)

加えてトタル社は、今後5年間に渡り、サンパワー社に10億ドルまでのcredit supportを行う方針とのことです。


大手石油会社による新規事業の開拓、という意味合いがあるかと思われますが、個人的には今回の大幅出資により、製品の性能の高さを特徴としているサンパワー社の事業展開がどのように強化されるのか、という点にかなり興味を引かれます。


※参考
・[1]Total.com - Page d'accueil
 http://www.total.com/en/home-page-940596.html
・[2]Solar Panels, Roof Tiles, Photovoltaic Systems | Home, Business & Utility-Scale Solutions | SunPower
 http://us.sunpowercorp.com/
posted by 管理人 at 12:56 | Comment(0) | 他の海外メーカー

独Qセルズが日本で販促組織「Q-Cells Meister Club」を設立、住宅向け市場に本格参入

独「Qセルズ」社が4月27日、日本市場への本格参入方針を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・独太陽電池大手のQセルズ、日本市場に本格参入  :日本経済新聞
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E0EAE2E4EA8DE0EAE2E6E0E2E3E38698E0E2E2E2;at=DGXZZO0195584008122009000000

(Qセルズ社のサイト内ページ)
・Q-Cells enters Japanese residential photovoltaic market
 http://www.q-cells.com/en/company/investor_relations/corporate_news/27042011_qcells_enters_japanese_residential_photovoltaic_market/index.html?pr=594
・Q-Cells enters Japanese residential photovoltaic market
 http://www.q-cells.com/medien/presse/pressemeldungen/downloads_eng/2011/2011_0427_pressemeldung_japan_eng.pdf
・Qセルズジャパン 住宅用太陽光発電システムの販売を開始
 http://www.q-cells.jp//images/QMCpress.pdf
・Qセルズマイスタークラブ|Qセルズジャパン株式会社
 http://www.q-cells.jp/qmc.html

上記URL先ページによると、事業の概要は、

・背景:
 ・ドイツでは、2011年に太陽電池向けの補助金が削減される方針であることから、需要の伸び悩みが予想されている。
  このため、同国を主力市場としているQセルズ社では、海外展開の加速を急いでいる。
  今回は、福島第1原子力発電所の事故を背景に、日本で再生可能エネルギーの需要が拡大するとみて、事業基盤の整備を図る。
  (2011年の太陽電池市場規模を100万kWと見込む、うち9割が住宅向け)
 ・Qセルズは2010年1月に東京オフィスを構え、
  ・太陽電池セル
  ・多結晶太陽電池モジュール「Q.PRO」「Q.BASE」
  ・薄膜太陽電池モジュール「Q.SMART」
  の販売を行ってきた。

・日本市場での取り組み:
 販売促進組織「Q-Cells Meister Club」(QMC)を、2011年3月に発足した。
 ・目的:
  日本市場で、住宅向け太陽光発電システムの完全なパッケージ販売を行う。
  (Qセルズの太陽電池モジュールは、
   ・欧州の照度が低い地域でも、発電量を確保できる。
   ・5,400パスカルまでの雪・風による荷重に耐えられる。
   等の長所を持っており、日本の住宅向けにも適している、とのこと)
 ・参加事業者:
  地域の事業者を対象としている。
 ・Qセルズ社の取り組み:
  ・QMCの参加各社に対し、太陽光発電システムの
   ・設置方法
   ・販売ノウハウ
   の供与を行う。
  ・2011年を通して、QMCのメンバー企業の大幅な増加に務める。
   目標会員数は100社で、現在は既に約30の事業者が登録済み。
  ・2011年には、QMC会員を通じて、1,200棟分の住宅用太陽光発電システムの販売を計画している。
 ・設置実績:
  2011年3月に、大阪で9.87kWpの住宅向けシステムの設置を行った。

等となっています。

また記事では、Qセルズ社CEOのNedim Cen(ネディム・チェン)氏の、

・「(QMCの設置は)東日本大震災の発生以前から計画していたが、今後太陽光は日本にとって重要なエネルギー源になると確信している」
・日本市場は、アジア事業の柱として開拓していく方針。

とのコメントが紹介されています。


1年以上前に日本事務所を開設していたとはいえ、世界的な大手メーカーが日本の住宅向け市場に参入を決定したというのは、かなり驚きました。

個人的には、Qセルズの製品が性能的に日本の住宅向けとしても向いている、との主張に、非常に興味を引かれるところです。

それが実際に説得力のあるものであれば、工業的に進んでいるドイツメーカー製ということもあり、日本市場での信頼獲得・シェア拡大も早まるのでは、と想像します。


※参考
・[1]Q-Cells SE
 http://www.q-cells.com/en/index.html
・[2]Qセルズジャパン株式会社
 Q&A:購入編|Qセルズジャパン株式会社
・[3]Q&A:購入編|Qセルズジャパン株式会社
 http://www.q-cells.jp/buy_qa.html

2011年04月29日

大船渡市の赤崎町後ノ入地区に、太陽光発電による給水装置(米「WorldWater & Solar Technologies」社製)が設置

岩手県大船渡市の赤崎町後ノ入(のちのいり)地区に4月23日、太陽光発電による給水装置が設置されたとのこと。


(ニュース記事)
・太陽光発電で給水 米企業がシステム寄贈 : J-CASTニュース
 http://www.j-cast.com/2011/04/25094069.html

上記URL先ページによると、状況の概要は、

・背景・経緯:
 後ノ入地区(195世帯・536人)は、東日本大震災により水道がまだ復旧していない。
 今回は、米「WorldWater & Solar Technologies」社が岩手県に寄贈した給水装置が、同地区に設置。
 そして4月25日に、岩手県が水質を検査し、この装置による水の供給が開始された。

・装置の機能:
 太陽光発電の電力を蓄電し、その電力により、川から水を汲み上げてフィルターで浄化する。
 水の供給量は1日あたり最大113.5t。

等となっています。


装置の供給量だと住民1人に1日あたり約2Lで、飲料水としては概ね十分、ということでしょうか。

今回の提供装置と同じものかどうかは確認していませんが、WorldWater & Solar Technologies社のサイト[1]では「Mobile Max Systems」が紹介されており、折り畳み時には装置はキューブ状になっており、稼動時には太陽電池パネルを大きく展開していることが、写真から伺えます。

このような装置が、日本ではなく米国で既に開発されているというのは、正直かなり驚きましたが、同時に太陽光発電が持つ可能性も感じます。


※参考
・[1]WorldWater Solar
 http://www.worldwatersolar.com/

カネカの2011年3月期の太陽電池販売は欧州で縮小、一方国内・アジアは増加

カネカが、2011年3月期連結業績などを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・時事ドットコム:カネカ、12年3月期は増収増益=震災影響を太陽電池などで補う
 http://www.jiji.com/jc/c?g=ind_30&k=2011042800659

(カネカのサイト掲載資料)
・平成23(2011)年3月期(第87期) 決算短信
 http://www.kaneka.co.jp/finance/pdf/87.pdf
・平成23(2011)年3月期(第87期) 決算 資料「説明資料」
 http://www.kaneka.co.jp/finance/pdf/setsumei_87.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の数字は、

2011年3月期連結決算
・売上高:4,538億2,600万円 (前期比10.0%増)
・営業利益:212億3,500万円(同21.3%増)
・当期純利益:116億2,500万円の黒字(同38.3%増)

2012年3月期の連結業績予想
・売上高:5,000億円(前期比10.2%増)
・営業利益:250億円(同17.7%増)
・純利益:130億円(同11.8%増)

そして2011年3月期の「エレクトロニクス事業」の業績は

・売上高:412億2,500万円(前年度比13.0%増)
・営業損失:58億1,500万円の赤字(前年度から8億8,300万円縮小)

で、この中で太陽電池については

・各市場の状況:
 ・欧州
  競争激化に伴う販売価格下落の影響を受け、販売数量も前期を下回った。
 ・国内
  販売数量は着実に増加した。
 ・アジア
  輸出が増加した。
・設備投資:
 ・生産能力増強規模:80MW
 ・投資額:72億

との状況が紹介されています。


太陽電池販売に関する具体的な数字が公表されていないので、欧州での販売減少がどの程度なのか気になるところですが、国内・アジア市場での販売増が欧州での減少分を上回った、ということなんでしょうか?


※参考
・[1]株式会社カネカ(旧:鐘淵化学工業株式会社)
 http://www.kaneka.co.jp/index.html
・[2]株式会社カネカ(旧:鐘淵化学工業株式会社):株主・投資家のみなさまへ
 http://www.kaneka.co.jp/finance/index.html
posted by 管理人 at 13:22 | Comment(0) | メーカー:カネカ

岡山県がメガソーラーの候補地20箇所を選定、2020年までに10カ所の設置を目指す

岡山県が4月28日、

メガソーラー候補地として、県内20カ所を選定した。

ことを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・メガソーラーの誘致候補地に20カ所  - 山陽新聞地域ニュース
 http://www.sanyo.oni.co.jp/news_s/news/d/2011042811204594/

(岡山県のサイト内ページ)
・岡山県ホームページ - メガソーラー設置候補地の公表について
 http://www.pref.okayama.jp/soshiki/detail.html?lif_id=88787

上記URL先ページによると、状況の概要は、

・経緯:
 市町村などから推薦を受け、28カ所から絞り込みを行った。
・候補地:
 県内9市町の計20箇所。
 ・県有地:5カ所
 ・市町有地:8カ所
 ・民有地:7カ所
 (グラウンド、工場の用地、学校跡地など)
 面積は1.8〜222ha。
・今後の方針:
 設備投資に対する補助制度と合わせ、企業などへの売り込みを図る。
 (※補助制度では、設備費(1MWあたり4〜6億円とされる)のうち、県が
   ・候補地への設置:同2,000万円(最大1億円)
   ・候補地以外への設置:同1,000万円(同)
   の助成を行う。)
・申し込み状況:
 現在既に、県外を中心に、
 ・太陽電池パネルメーカー
 ・商社
 等から約20件の問い合わせがある。
・設置目標:2020年までに10カ所

等となっています。


2月の発表では、2010年中の選定候補地は10箇所程度とされていましたが、今回の候補地数が倍となっているのは、事業者の選択肢を増やした、ということなんでしょうか。
posted by 管理人 at 13:22 | Comment(0) | 国内のメガソーラー

京セラの2011年3月期の太陽電池販売は、好調だったとのこと

京セラが4月27日、2011年3月期連結決算などを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・京セラ、純利益3倍 リーマン前超す、3月期連結決算 : 京都新聞
 http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20110428000021
・【注目の決算発表】京セラは業績続伸予想で市場コンセンサスを上回り続急伸 2011/04/28(木) 12:46:59 [サーチナ]
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=0428&f=business_0428_105.shtml

(京セラのサイト掲載資料)
・平成23年3月期 決算短信〔米国基準〕(連結)
 http://www.kyocera.co.jp/ir/pdf/rt110427.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の数字は、

2011年3月期連結決算
・売上高;1兆2,669億2,400万円(前期比18.0%増)
・株主に帰属する当期純利益:1,224億4,800万円(同205.4%増)
 2年連続の増益。

2012年3月期の見通し
・売上高:1兆3,600億円(前期比7.3%増)
 過去最高の水準。
・株主に帰属する当期純利益:1,120億円(同8.5

そしてこれらの好調の背景として、「部品事業」の売上増が挙げられており、具体的な状況は、

2011年3月期
・売上高:6,912億円(前期比25.6%増)
 2008年3月期(リーマンショック前)を112億円上回った。
・背景:
 ・携帯電話、スマートフォン(多機能携帯電話)、デジタルカメラ向けの部品
 ・太陽電池
 等が好調だった。

2012年3月期
前期と同様に伸びが見込まれる。

等となっています。


シャープの2011年3月期の太陽電池事業は、売上増も営業利益が大幅減となっていましたが、京セラでは価格競争の激化の影響をどの程度受けたのか、という点が気になるところです。


※参考
・[1]京セラ株式会社
 http://www.kyocera.co.jp/index.html
・[2]京セラ | 株主・投資家の皆様へ
 http://www.kyocera.co.jp/ir/index.html
posted by 管理人 at 13:21 | Comment(0) | メーカー:京セラ

京都大学の研究グループが、独自開発した「色素増感高分子太陽電池」について、高効率化(色素の界面への配置)の原理を解明

京都大学の研究グループ(大北英生准教授ら)が、独自開発した「色素増感高分子太陽電池」について、

石鹸による油落としと同様の原理により、色素が高分子材料とフラーレンの界面に自然に集まる現象を解明した。

ことを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・京大、色素増感太陽電池の界面に色素集まる現象を解明:日刊工業新聞
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0720110428eabe.html?news-t0428
・時事ドットコム:色素組み込み性能アップ=高分子太陽電池で新技術−京大
 http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2011042700944

(各団体のサイト内ページ)
・せっけんに学ぶ高分子太陽電池高効率化の原理の解明 −新概念の「色素増感高分子太陽電池」の実現に貢献− — 京都大学
 http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news6/2011/110427_1.htm
・せっけんに学ぶ高分子太陽電池高効率化の原理の解明−新概念の「色素増感高分子太陽電池」の実現に貢献−(科学技術振興機構)
 http://www.jst.go.jp/pr/announce/20110427/

上記URL先ページによると、研究の概要は、

・背景:
 ・有機薄膜太陽電池の一種の「高分子太陽電池」(高分子材料フラーレンで構成)は、シリコン太陽電池より変換効率が低い(〜8%)が、安価で大量生産できるメリットがある。
  このため変換効率を向上できれば、普及促進が期待されるが、その障壁としては、
  ・発電に利用できる光が、可視光領域に限られる。
   (太陽光の約4割を占める近赤外光の利用が困難)
  ことが挙げられる。
  これを改善する方法として、
  ・素材に、近赤外光を吸収する色素を配置して高効率化する(色素増感
  ことが考えられるが、素材に色素を入れた場合、通常は凝集して逆に変換効率が低下してしまう。
 ・「色素増感高分子太陽電池」は、
  ・色素増感太陽電池の色素
  ・有機薄膜太陽電池の高分子材料
  を組み合わせたものである。
  大北准教授らは2009年に、大きな置換基を有する色素の採用により、色素の凝集を防ぎ、高分子材料とフラーレンの界面に色素を配置した「色素増感高分子太陽電池」の作製に成功した。
  しかしこれにおいて、
  ・何故、色素が凝集せず、界面に配置して効率良く発電するのか
  という原理については解明されておらず、そのため応用が進んでいなかった。
 ・界面活性剤(石鹸など)は、
  ・(表面エネルギーが小さい)
  ・(表面エネルギーが大きい)
  の界面に集まり、両者を馴染ませることで、油汚れを落とす。

・研究内容:
 研究グループは今回、色素増感高分子太陽電池を構成する材料について、石鹸による油落としにおける
 ・高分子材料:油
 ・フラーレン:水
 ・色素:界面活性剤
 に相当する関係にあると考え、表面エネルギーに着目した。
 具体的には、
 ・高分子化合物「ポリヘキシルチオフェン」(光を吸収し、電子を与える)
 ・フラーレン(電子を受け取る)
 ・色素「シリコンフタロシアニン」
 で構成される太陽電池を試作。
 その結果、変換効率は従来の4%から、4.5%に向上した。

・想定メリット:
 高分子太陽電池全体としての高効率化への寄与が期待される。
 (同電池の色素増感では既に、変換効率を既存数値の約20%程度向上できることが実証されている)

・今後の方針:
 更に変換効率をアップできる化合物の組み合わせを研究する

等となっています。


現時点での変換効率はまだまだ低いと感じますが、今回の研究成果も含め、今後どの程度までアップできるのか、また将来的に、結晶シリコン型太陽電池とのトータルでの比較(発電能力・コスト)でどの程度の優位性が実現できるのか、という点が気になるところです。
posted by 管理人 at 13:20 | Comment(0) | その他の太陽電池

大分県の「ヤクテツ」社が、太陽光発電などで駆動する「エコクレーン」を開発

大分県の「ヤクテツ」社が、太陽電池の発電電力で駆動する「エコクレーン」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・東日本大震災/ヤクテツ、太陽電池で駆動する復興工事向けエコクレーン開発:日刊工業新聞
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0620110428hham.html

上記URL先ページによると、今回の製品の概要は、

・主な特徴:
 ・電源設備が不要であるため、設置場所を選ばない。
 ・晴天下であれば、連続運転が可能。
  また、補助電源としてバッテリーを搭載する。
  (バッテリーのみでは2時間の運転が可能)
・吊り荷重:3t未満
・サイズ:レール幅19.3m、揚程(高さ)6m
・電力供給:
 ・太陽電池パネル:結晶型・出力190Wを42枚使用。
 ・バッテリー:外部電源による充電も可能。
 ・交流電力の供給:
  太陽光発電で得られた直流電力を交流に変換する機器を、独自開発した。
  (クレーンの駆動は200V)
・設置方法:
 屋外の設置場所で組み立てる。
 決められた10カ所をピン(ボルトではない)で接合することで完成できる。
・想定用途:
 ・東日本大震災の復興工事現場
 ・農業・林業
 等、幅広い用途での利用を期待している。
・価格:1,200万
・販売目標:初年度に5

等となっています。


ヤクテツ社による太陽光発電クレーン開発については、約1年前(2010年3月)に報じられていましたが、今回は晴れて製品化・発売が実現した、ということでしょうか。

以前の記事によると、価格は従来品より3割程度高くなる見通し、とされていましたが、それで商用電力の工事を行わずに設置が可能となるのであれば、太陽光発電により電気代が削減できるという点も合わせ、かなり魅力的なのでは、と個人的には考えます。


※参考
・[1]株式会社 ヤクテツ
 http://www.yakutetsu.co.jp/
・[2]産業機械設備製作部門
 http://www.yakutetsu.co.jp/02business/01industrial-machine.html

2011年04月28日

台湾のTSMC社が、太陽電池事業を新会社「TSMC Solar Ltd.」に分離・独立させる方針

TSMC(台湾積体電路製造)」社の広報担当の方が4月27日、

太陽光と照明の両事業を、スピンオフ(分離・独立)する。
 (将来的には上場を目指す)

との同社の方針を公表したとのこと。

(ニュース記事)
・台湾TSMC、太陽光・照明事業をスピンオフへ−将来の上場目指す - Bloomberg.co.jp
 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920010&sid=a86LRUtlZ7PQ

(TSMC社のサイト内ページ)
・TSMC Board of Directors Resolutions
 http://www.tsmc.com/tsmcdotcom/PRListingNewsAction.do?action=detail&language=E&newsid=5721

上記URL先ページによると、この措置の概要は、

・目的:「起業家精神の刺激」を狙いとする。
・新会社の名称、資本金:
 ・「TSMC Solar Ltd.」(当初の払込資本金は最大125億台湾ドル(約355億円))
 ・「TSMC Solid State Lighting Ltd.」(同28億台湾ドル)
・具体的なスケジュール:
 新会社設立には、2011年6月9日の株主総会での承認が必要となる。
 上場については、現段階では具体的な計画や日程は無い。

等となっています。


当ブログでこれまでチェックしてきた限りでも、TSMC社は太陽電池分野で積極的な取り組みを行っている、と個人的には感じていますが、今回の分離・独立(予定)により、同社の太陽電池事業の展開にどのような変化が生じることになるのか、非常に興味を引かれます。


※参考
・[1]台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・カンパニー (TSMC)
 http://www.tsmc.com/japanese/default.htm#
posted by 管理人 at 13:28 | Comment(0) | 他の海外メーカー