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2011年07月30日

昭和シェル石油は2011年12月期通期の太陽電池事業で、市場価格の下落などによる収益減を予想

昭和シェル石油が7月29日、2011年12月期通期の業績予想などを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・昭和シェル純利益2.4倍に 11年12月期、原油価格上昇で  :日本経済新聞
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E1E3E6E6E5E4E2E0EBE2E5E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=ALL

(昭和シェル石油のサイト内ページ)
・平成23年12月期 業績予想の修正に関するお知らせ
 http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2011/072902-1.pdf

上記URL先ページによると、通期業績予想の数字は、

・売上高:2兆8,400億円(前回予想は2兆6,380億円、前期実績は2兆3,460億8,100万円)
・営業利益:750億円(同610億円、前期実績は367億100万円)
・経常利益:750億円(同600億円、前期実績は421億4,800万円)
・純利益:390億円(同340億円、前期実績は159億5,600万円)

そして「エネルギーソリューション事業」では、太陽電池事業において、市場価格の下落などによる収益減を見込んでいるとのことです。
(※太陽電池事業の収益見通しについての数字は、私が各記事・資料を読んだ限りではいまいち意味が理解できなかったので、ここでは記載していません)


シャープに京セラ、カネカと、最近発表の決算では価格下落が太陽電池事業の収益悪化の一因となっていますが、昭和シェルにおいてもその状況は避けられていない、ということなんでしょうか?

ソーラーフロンティア社では国富工場がフル生産を開始したばかりですが、今後如何にして低価格競争に対応していくのか、非常に気になるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]昭和シェル石油株式会社
 http://www.showa-shell.co.jp/

米GMの子会社「GM Ventures」が太陽光発電装置メーカー「Sunlogics」に出資、充電スタンド設置も契約

米GM社のベンチャーキャピタル子会社「GMベンチャーズ」が7月28日、同国の太陽光発電装置メーカー「サンロジックス」の株式取得したことを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・米GM子会社、米太陽光発電装置メーカーに750万ドル出資 | ビジネスニュース | Reuters
 http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-22440520110729

(サンロジックス社のサイト内ページ)
・GM Ventures Invests in Solar Power Developer Sunlogics « Sunlogics
 http://sunlogics.com/gm-ventures-invests-in-solar-power-developer-sunlogics-3/
・Chevrolet Harnesses Sun to Power Volts and Dealerships « Sunlogics
 http://sunlogics.com/chevrolet-harnesses-sun-to-power-volts-and-dealerships/

上記URL先ページによると、今回の投資の概要は、

・投資額:750万ドル(取得株数は非公表)
・投資の目的:
 GMベンチャーズ社では、今回の投資を通じて、サンロジックス社の工場建設(米ミシガン州とカナダ)を支援する。
 (サンロジック社はこの工場建設に伴い、310人を雇用予定)

というもの。

また両社は今回、

・太陽光発電による充電スタンドを、
 ・GMの工場
 ・シボレー販売店
 に設置する。

との契約にも調印したとのことです。

記事では、GMベンチャーズ社のジョン・ラウクナー社長の、

・世界の太陽エネルギー利用については、
 ・北米・アジア地域での伸びが寄与し、今後数年で倍増する。
 というのが、大方の予想となっている。
・再生可能エネルギーは、
 ・将来的にコスト効率が向上する
 ・環境に優しい
 との利点があるので、太陽光発電への出資は賢明な経営判断である。
・また今回の出資は、PHV「シボレー・ボルト」を皮切りに電気エネルギーへのシフトを進める、GMの全社的戦略とも合致する。

との内容のコメントが紹介されています。


GMが太陽光発電事業に関係してくるというのは、個人的にはかなり意外な印象がありましたが、日本メーカーでも、例えばトヨタがスマートグリッドの実証実験に携わっている[3]事例もあり、EV・PHVといった電動車両の実用化が進められている現状では、自動車メーカーと電力需給は今後、より強固な関係を持ってくるのでは、と想像するものです。


※参考サイト・ページ
・[1]GM VENTURES
 http://www.gmventures.com/
・[2]Sunlogics
 http://sunlogics.com/
・[3]スマートグリッドへの取り組み〜青森県六ヶ所村の現地視察 - PHV magazine - トヨタ自動車株式会社
 http://www2.toyota.co.jp/futurelab/phv/magazine/vol_030.html
posted by 管理人 at 13:05 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米

SEMIが太陽電池用シリコンインゴット製造に関する新規格「SEMI PV17-0611」を発表、市場拡大による品質の多様化に対応

半導体関連の業界団体「SEMI(Semiconductor Equipment and Materials International)」が、太陽電池向けシリコンインゴット製造に関する新規格SEMI PV17-0611」を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・スマートグリッド:太陽電池の製造規格をSEMIが発表 - @IT MONOist
 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1107/29/news098.html

(SEMIのサイト内ページ)
・SEMI Publishes New Photovoltaic Standard for Silicon Feedstock | SEMI.ORG
 http://www.semi.org/en/node/38261?id=highlights

上記URL先ページによると、今回の規格の概要は、

・規格設立の背景:
 太陽電池の原材料市場では、参入企業の増加に伴い、様々な品質の材料が出回るようになった。
 このため、
 ・原材料の仕様
 ・材料の品質、性能の違い
 が太陽電池製品に与える影響に関して、
 ・サプライヤー
 ・エンドユーザー
 の双方が共通理解を築くための取り組みが必要となっている。

・特徴:
 ・シリコンインゴットの個々の材料の仕様を4カテゴリに分類。
  これにより、太陽電池市場で役立つ明確に定義された規格となっている。
 ・太陽電池に関する用語を定義しており、
  ・サプライヤー・ユーザー間における理解の相違
  ・原材料の品質のばらつき
  の抑制に寄与する。
 ・「化学的気相成長(CVD)法」「冶金精錬法」などで製造した、押しバージンシリコン材料について定義している。
 ・多結晶シリコン・セルのメーカーで必要となる、化学薬品(ドナー)の
  ・濃度
  ・形状(チャンク/ロッド/ブリック)
  ・パッケージングの特性
  を評価するための、試験方法のリストを掲載している。

等となっています。


太陽電池モジュールについては約1年前に、ドイツで中国製の偽モジュールが押収されたとの事例が報じられていましたが、近年太陽電池市場が急拡大する中で、シリコンをはじめとする素材・部材においても、品質がどの程度保たれているのか、というのは、個人的にも非常に気になるところです。

そのため、それらの素材・部品においても、規格を明確化していく取り組みは今後も進められる必要があるのでは、と考えます。


※参考サイト・ページ
・[1]Home | SEMI Japan
 http://www.semi.org/jp/
posted by 管理人 at 13:03 | Comment(0) | シリコン:その他

First Solarが、CdTe薄膜太陽電池セルで最大変換効率17.3%を達成

First Solar社が、CdTe薄膜太陽電池セル最大変換効率17.3%(米NRELによる測定)を達成したことを、発表したとのこと。(従来の最高値は、2001年に達成した16.7%)

(ニュース記事)
・スマートグリッド:太陽電池の効率向上、First SolarがCdTeで新記録 - @IT MONOist
 http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1107/29/news090.html

(ファーストソーラー社のサイト内ページ)
・First Solar Sets World Record for CdTe Solar PV Efficiency (NASDAQ:FSLR)
 http://investor.firstsolar.com/releasedetail.cfm?ReleaseID=593994

上記URL先ページによると、今回17.3%を達成したセルは、商業規模の設備・材料により製造したものとのこと。

また、大型CdTe太陽電池モジュールの変換効率は、最大13.5%(NRELが測定)とのことです。

その他に記事では、First Solar社のCdTe薄膜太陽電池に関して、

・世界市場での位置:
 2010年はシェア1位(8.4%)で、生産規模は1,400MW。

・量産モジュールの変換効率:
 ・2010年第1四半期:11.1
 ・2011年第1四半期:11.7
 ・2014年の目標:13.5〜14.5

・製造コスト:
 1米ドル/Wを初めて達成している。

・製造スピード:
 現在の連続製造プロセスでは、ガラスシートを生産ラインに投入してから2.5時間以内に、完成品を搬出できる。
 (量産速度の速さは、材料コストの低減の他、
  ・エネルギーペイバックタイム(製造に使用されたエネルギーを、製品の発電で回収するための必要時間)の削減
  ・CO2排出量の低減
  にも寄与する)

・製品の安全性:
 ・First Solar社では、カドミウムが
  ・通常の使用時
  ・火災発生時
  等で漏出しないことを検証済みである。
 ・製品価格に太陽電池モジュールの回収費用を含んでいるため、モジュール回収無償で行える。
  また、回収したモジュールの総重量90%を再利用している。

等の内容が記述されています。


ファーストソーラー社のCdTe型太陽電池については、個人的にはこれまで「価格が安い」とのイメージのみが強かったので、性能(変換効率)の向上もしっかり進められているというのは非常に意外に感じました。

他にもモジュールの安全性に対する配慮、また製造スピードやリサイクルにおいても優れているという点も、やはりこれまで私が持っていたイメージを覆されるものです。

世界市場でトップクラスの位置にあるというのは、(単に製品価格が安いというだけでなく)やはりそれに値する優れた点がある、ということでしょうか。


※参考サイト・ページ
・[1]First Solar FSLR - thin film solar modules
 http://www.firstsolar.com/en/index.php
posted by 管理人 at 13:03 | Comment(0) | 海外メーカー:First Solar(米)

ソーラーフロンティア社の国富工場フル生産体制(900MW)に移行、全社での生産能力は約1GWに到達

ソーラーフロンティア社の国富工場(宮崎第3工場)が2011年7月に、全製造ラインの稼働を開始し、フル生産体制に移行したとのこと。

(ニュース記事)
・ソーラーフロンティア、日本最大 年産900MWの太陽電池工場をフル稼動開始 | プレスリリース | 環境とCSRの専門メディア ecool(エクール)
 http://www.ecool.jp/press/2011/07/solarfrontier11-0729.html
・世界最大の太陽電池工場 フル生産開始:ワールドビジネスサテライト:テレビ東京
 http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_4944

(ソーラーフロンティア社のサイト掲載資料)
・ソーラーフロンティア、日本最大の太陽電池工場のフル稼働を開始
 http://www.solar-frontier.com/jp/newsrelease/pdf/20110729.pdf

上記URL先ページでは、国富工場について、

・生産能力:900MW
 (※ソーラーフロンティア社全体では、既存工場との合計の年産能力は約1GWに到達)
・投資額:約1,000億
・生産品:
 現在はモジュール変換効率12.2%・出力150Wの製品の出荷を開始している。
 今後は、更なる性能向上(平均出力など)を図る。

等の状況、また

(常務執行役員生産本部長の方)
・国富工場の立ち上げは、
 ・経験豊富なリーダー
 ・世界最高レベルの技術を習得している社員
 の努力により、驚異的なスピードで行うことができた。
 宮崎第1工場・第2工場での蓄積経験が十分に活用された今回の結果を、誇らしく思う。

(執行役員技術本部長の方)
・国富工場の立ち上げにおいては、
 ・原材料の投入〜モジュール完成までのプロセスの最適化、理想的な生産ラインの実現
 という点で、「厚木リサーチセンター」が大きな役割を果たした。
・国富工場は、生産装置の大型化・自動化を実現したことで、生産効率の大幅アップを実現している。
 また、同工場での生産製品は、従来製品と比較し
 ・モジュール面積の大型化
 ・変換効率の向上
 を同時に実現している。

(代表取締役社長の方)
・自社は1993年にCIS太陽電池の研究開発を開始したが、当時からシリコン系太陽電池技術に替わる可能性を持っていると考えていた。
・今回、国富工場の投資決定〜フル稼働を21カ月の短期間で実現した事実は、ソーラーフロンティア社の総合的な技術力の高さを示している。
 これにより、次世代型CIS薄膜太陽電池の高性能に加え、大量生産を驚異的なスピードで実現することが可能であることを示すことができた。

との内容のコメントが紹介されています。

また2つ目の記事では、国富工場内部の実際のパネル製造風景や、「日立コンシューマ・マーケティング」による販促の取り組み等も動画で紹介されており、非常に興味深い内容となっています。


国富工場のフル稼働時の生産規模は以前から報じられていましたが、1つの工場で1GWに近い生産能力というのは、やはり現状では圧倒的な規模に感じられます。

ソーラーフロンティア社の太陽電池事業が、昭和シェル石油の方針どおりに、これから事業の柱の1本として成長していくことを、個人的には強く期待したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]太陽光発電ならソーラーフロンティア|太陽光発電商品のご紹介
 http://www.solar-frontier.com/jp/
・[2]企業情報|太陽光発電ならソーラーフロンティア
 http://www.solar-frontier.com/jp/company/profile.html
・[2]日立コンシューマ・マーケティング株式会社
 http://www.hitachi-cm.com/

カネカの2011年度第1四半期の「エレクトロニクス事業」は赤字、太陽電池での製品価格下落や欧州・アジア市場向け販売減少が影響

カネカが、2011年度(20123月期)第1四半期決算を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・カネカ(4118)は後場に下げ幅拡大 第1四半期は42%営業減益と低調、太陽電池の価格下落が響く(NSJショートライブ - 毎日jp(毎日新聞))
 http://mainichi.jp/life/money/kabu/nsj/news/20110729265357.html

(カネカ社のサイト掲載資料)
・平成24(2012)年3月期(第88期) 第1四半期決算 決算短信
 http://www.kaneka.co.jp/finance/pdf/88_ren_dai1.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の数字は、

・売上高:1,189億7,700万円 (前年同期比5.4%増)
・営業利益:36億3,700万円(同42.5
・経常利益:34億9,000万円(同51.3
・当期純利益:22億1,200万円の黒字(同51.7

そしてこのうち、太陽電池を含む「エレクトロニクス事業」の業績は

・売上高:99億3,900万円(前年同期比3,000万円(0.3%)増)
・営業損益:14億2,100万円の赤字

となっており、太陽電池については、

・競争激化に伴う販売価格下落の影響を受けた。
 また、欧州・アジア市場向けの販売数量が減少した。
 一方、日本国内市場向けの販売数量は、着実に増加した。

との状況が紹介されています。


太陽電池のみの販売数量は記載されていませんが、価格下落による損益の悪化においては大きく影響している、ということなんでしょうか?

太陽電池モジュールの価格低下は、消費者側としては喜ばしいことだとは思いますが、他方で日本メーカーにかかる負担の大きさは、やはり心配になります。


※参考サイト・ページ
・[1]株式会社カネカ(旧:鐘淵化学工業株式会社)
 http://www.kaneka.co.jp/index.html
・[2]株式会社カネカ(旧:鐘淵化学工業株式会社):株主・投資家のみなさまへ
 http://www.kaneka.co.jp/finance/index.html
posted by 管理人 at 12:59 | Comment(0) | メーカー:カネカ

2011年07月29日

大阪市水道局がヒートアイランド対策技術を生かし、太陽電池パネルの散水冷却システムをパナソニック電工と共同開発する方針

大阪市水道局」が7月28日、

太陽電池パネル散水冷却システムを、パナソニック電工共同開発する。

との方針を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・太陽光パネルの冷却システム、パナソニック電工と共同開発へ 大阪市水道局 - MSN産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110728/lcl11072823550013-n1.htm

(大阪市水道局のサイト内ページ)
・大阪市 水道局 太陽光発電パネルの発電効率向上を目的とした散水冷却システムの開発をパナソニック電工(株)と共同で実施します〜柴島浄水場で散水実験を開始します〜
 http://www.city.osaka.lg.jp/suido/page/0000135306.html

上記URL先ページによると、今回の取り組みの概要は、

・背景・目的:
 大阪市市水道局では、ヒートアイランド対策として、水道水霧状にして散布する装置の普及などに取り組んでいる。
 今回は、この技術が太陽光発電分野でも応用できる、と判断。
 太陽電池パネルへの散水により表面温度を下げて発電効率を高めることで、自然エネルギーの普及につなげる狙いがある。

・実験の予定:
 ・対象設備:「柴島浄水場」に設置している太陽電池パネル(250kW)の一部
 ・内容:
  ・太陽電池パネルへの散水が発電効率に与える影響
  などを研究する。
 ・実施期間:2011年8月1日〜2012年3月31日

等となっています。

また記事では、大阪市水道局の

・「民間と連携し、水道の施設や技術を活用することで、地球環境保全に貢献したい」

とのコメントが紹介されています。


ヒートアイランド対策技術が太陽電池パネルの冷却に役立つ可能性がある、というのは非常にユニークで興味深い視点だと感じました。

個人的には、水道局と太陽光発電の技術的な関わりは(発電設備の設置は別として)これまでイメージできなかったので、今回の取り組みが実際にどの程度有効なのか、実験の結果に非常に興味を引かれるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]大阪市 水道局
 http://www.city.osaka.lg.jp/suido/
・[2]パナソニック電工株式会社 | 住まいと暮らし、制御機器、電子材料の総合メーカー | Panasonic
 http://panasonic.co.jp/pew/
posted by 管理人 at 12:29 | Comment(0) | 研究・開発の動向

名古屋市の「五十鈴製作所」が、太陽光追尾・集光型の太陽光発電システムを開発

名古屋市の「五十鈴製作所」が7月28日、太陽光追尾・集光型の太陽光発電システムを開発したことを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・高効率で太陽光発電 五十鈴製作所 秋田 - MSN産経ニュース
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/110729/myg11072902350001-n1.htm

上記URL先ページによると、システムの概要は、

・設備・機能:
 ・パネル(6m四方)をプログラム制御し、常に太陽光の照射方向に向くようにする。
 ・レンズにより太陽光を集光し、発電効率を高める。
 ・パネル内に広告スペースを設置することができる。
・発電効率:一般の太陽電池パネルの1.5倍程度
・発電能力:1基あたり10kW
・耐用年数:約10
・価格:1基あたり1,000万〜1,500万円の予定。(設置費別)
・生産・販売:
 当初は秋田工場で数台を生産し、2011年9月に発売する予定。

等となっています。


設備費用が1kWあたり100〜150万円と考えると、正直かなり高いと感じざるを得ませんが、設置環境(場所の狭さ等)によっては十分に需要が見込まれる、ということでしょうか?

ニュース記事でもメーカーのサイト[1]でも、設備の写真などが掲載されていないので、今後の情報公開に期待したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1](株)五十鈴製作所へようこそ
 http://www.iszmfg.co.jp/
posted by 管理人 at 12:28 | Comment(0) | 集光型太陽光発電

エヌ・ピー・シーが2011年8月期の業績予想を下方修正、2010年の太陽電池出荷急増の反動が影響

エヌ・ピー・シー」社が7月28日、2011年8月期業績見通しを発表したとのこと。

(ニュース記事)
・エヌピーシー、最終赤字5億円に拡大 11年8月期見通し  :日本経済新聞
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E1E2E5E2E7EBE2E0EAE2E5E0E2E3E39686E1E2E2E2;at=ALL

(エヌ・ピー・シー社のサイト掲載資料)
・業績予想の修正に関するお知らせ
 http://www.npcgroup.net/cms/whats/20110728_151345guuz.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績予想は、

・売上高:170億6,700万円(前期比14%増、従来予想より30億6,900万
・営業損益:12億6,400万円の赤字(前期は9億2,700万円の黒字、従来予想より7億8,000万円の赤字増
・経常損益:9億2,500万円の赤字(同11億3,700万円の黒字、従来予想より5億9,400万円の赤字増
・最終損益:5億9,100万円の赤字(同8億2,300万円の黒字、従来予想より4億6,300万円の赤字増

そして太陽電池製造装置事業については、

2010年にドイツ等で太陽電池設置量が急増した反動で、2011年の太陽電池市場は前年比で一時的に横ばい又は減少となることが予想されている。
 特にドイツ(世界の太陽電池設置量の半分を占める)では、2011年1〜5月の累計設置量は前年比4となっている。
 この結果エヌ・ピー・シー社では、顧客(太陽電池メーカー)の設備投資が弱含んでおり、一部顧客には
 ・設備投資計画の延期
 ・設備の受け入れ時期の先送り要請
 等の動きが出ている。

・ドイツの子会社「Meier Solar Solutions GmbH」(2010年9月に子会社化)の業績も振るわなかった。
 同社に対し、6〜7月に実態調査を行った結果、外部環境の悪化(欧州市場の大幅な減少需要)の他に、
 ・製造部門の高コスト
 ・製造期間の長期化
 ・キャッシュフロー
 等、内部の問題が認識された。
 今後は8月1日付で、
 ・エヌ・ピー・シー社からの最高財務責任者(CFO)の派遣
 ・加工品等のグループ内供給
 ・製造人員削減
 等の施策を行う予定。

との状況が紹介されています。


<シャープと京セラは、欧州での需要減少による太陽電池事業の収益悪化を発表していますが、同市場の変化による影響は製造装置メーカーにも波及している、ということでしょうか。

政府の補助制度の変更に大きく左右されてしまう太陽電池市場・産業の現状を、ここでも強く感じざるを得ません。


※参考サイト・ページ
・[1]株式会社エヌ・ピー・シー
 http://www.npcgroup.net/
posted by 管理人 at 12:26 | Comment(0) | 製造装置

京セラの2011年4-6月期は、太陽電池の製品価格下落が影響

京セラが7月28日、2011年4-6月期連結決算(米国会計基準)を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・京セラの4〜6月、純利益17%減 携帯端末の販売不振  :日本経済新聞
 http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819596E0EAE2E7958DE0EAE2E5E0E2E3E39686E1E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
・asahi.com(朝日新聞社):京セラの4―6月期、部品が不振で減収減益 - 日刊工業新聞ニュース - デジタル
 http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201107290014.html

(京セラのサイト内ページ)
・決算短信
 http://www.kyocera.co.jp/ir/pdf/rt110728.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は、

・売上高:3,052億3,100万円(前年同期比2.5
・営業利益:333億3,100万円(同18.0
・株主に帰属する純利益:248億400万円(同17.0

そして太陽電池関連では、

・「ファインセラミック応用品関連事業」(太陽電池を含む):
 ・売上高:454億3,500万円(前年同期比1.3%増)
 ・税引き前純利益:43億1,100万円(同42.0
 ・背景:
  ソーラーエネルギー事業における製品価格下落が主因となり、利益が大幅に減少した。

・「太陽電池では国内で特に産業用が厳しかった」(久芳徹夫社長)

との状況が挙げられています。


シャープの大幅な赤字拡大といい、日本の太陽電池メーカーは欧州での需要減少の影響を強く受けてしまっている、ということでしょうか。

また、安価な中国メーカーの製品に対抗するために、日本の先駆的メーカーの1社である京セラが今後どのような対策を講じるのか、非常に気になるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]京セラ株式会社
 http://www.kyocera.co.jp/index.html
・[2]京セラ | 株主・投資家の皆様へ
 http://www.kyocera.co.jp/ir/index.html・[3]
 
posted by 管理人 at 12:24 | Comment(0) | メーカー:京セラ