【現在位置】トップページ > 2012 年04 月

(このページ内の記事一覧)
(スポンサード リンク)

2012年04月29日

コマツNTCのワイヤーソーの売上高は2012年3月期が465億円(前期比44%減)、2012年3月期予想は180億円(61%減)

コマツの野路国夫社長が4月27日に、コマツNTCが手がけている太陽電池製造用ワイヤーソーについて、現状や見通しを語ったとのこと。

(ニュース記事)
・太陽電池製造用の工作機械 コマツ「回復2013年以降」(中日新聞)
 http://www.chunichi.co.jp/hokuriku/article/economy/news/CK2012042802000197.html

上記URL先ページによると、今回語られた内容は

・コマツNTCのワイヤーソーの売上高
 ・20123月期:465億円(前期比44
  2011年7月頃から輸出が減少した。
 ・20133月期の見通し:180億円(同61

・市場の見通し:
 ・回復は少なくとも2013年以降、とみている。
 ・「中国は太陽光発電に積極的な姿勢を見せているほか、日本でも自然エネルギー発電の買い取り制度が固まってきており、需要が増える可能性もあるが、政策次第なので読みづらい状況だ」

等とのことです。


コマツの2011年度業績の決算資料[1]によると、2012年1-3月のワイヤソーの売上高は32億円(前年同期比89.8%減)と、通期よりも減少の度合いが格段に大きく、最近の太陽電池製造装置の販売が更に厳しい状況となっていることが想像されます。

また、(あくまでコマツによる予想とはいえ)需要回復は早くて2013年以降とのことで、今の太陽電池産業の生産停滞は簡単に抜け出せるものではない、ということでしょうか。

個人的にはとりあえず、日本での固定価格買取制度の開始がワイヤーソーの需要にどう影響するのか、注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]説明会資料(2011年度実績)
 http://www.komatsu.co.jp/CompanyInfo/ir/results/201203/presentation1.pdf


※当ブログの関連記事:
北陸地方で太陽電池関連事業を手がける企業が、中国での需要増加の恩恵を受けているとのこと(2010/04/21)
コマツNTCのワイヤーソー受注は、2010年のピーク時から5割以上減っているとのこと(2011/08/15)
コマツNTCの2011年3月期売上見通しは前期の約2.2倍、太陽電池産業向けワイヤーソーの受注増加が寄与(2010/10/30)
コマツのシリコンウエハー製造用ワイヤーソーの受注が拡大中、中国での需要が強い(2011/01/05)
コマツNTCの年間受注規模が1,200億円超となるペース、太陽電池向けワイヤーソーの受注が増加(2011/02/11)
コマツNTCの太陽電池向けワイヤーソーの足元の受注は、リーマン・ショック前の3倍に達しているとのこと(2011/03/02)
コマツNTCが、東日本大震災の被災者を、期間社員として30人程度雇用する方針(2011/04/16)
コマツ社長が「コマツNTC」のワイヤーソー受注について、ドイツの予算縮小・中国などの予算増額方針から、見通しが困難と語る(2011/04/30)
コマツNTCが富山県南砺市で「福野第11・12工場」を竣工、全社での生産能力は約2割アップ(2011/05/19)
コマツNTCの子会社「ロゼフテクノロジー」が、太陽電池用シリコンウエハーの検査装置を発売(2011/06/12)
コマツNTCがワイヤーソーの減産を開始、中国需要が減速(2011/07/16)
コマツNTCの2011年4-12月のワイヤソー売上高は432億円(前年同期比85億円減)、10-12月は33億円(同206億円減)(2012/02/01)

経産省「調達価格等算定委員会」による固定価格買取制度の委員長案で、太陽光発電の買取価格は42円/kWh、買取期間は10kW以上の設備が20年

経済産業省の「調達価格等算定委員会」が4月26日に、固定価格買取制度の買取価格・期間などについての委員長案を提出したとのこと。

(ニュース記事)
・再生可能エネルギーの買取価格の原案提示 経産省(レスポンス)
 http://response.jp/article/2012/04/26/173623.html
・2012年度の住宅用太陽光発電による余剰電力の買取価格は42円に(レスポンス)
 http://response.jp/article/2012/04/26/173623.html

(経産省のサイト内ページ)
・調達価格等算定委員会(第6回)‐配付資料
 http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/006_haifu.html

上記URL先ページによると、このうち太陽光発電については

10kW未満
 ・買取価格:42円/kWh
  ※一般住宅の余剰電力が対象。
  ※一般消費者(消費税の納税義務無し)を考慮し、税抜き・税込みが同じ価格。
 ・買取期間:10

10kW以上
 ・買取価格:42円/kWh(税抜きでは40円/kWh)
 ・買取期間:20

とされています。

また経産省は4月27日に、一般家庭の電気料金への上乗せ額(賦課金)について

2012年度は約0.2〜0.4円/kWh

との試算結果を公表したとのことです。
(北海道の標準家庭(家族4人、電力使用量は月260kWh)の場合、負担増は月額50〜100円程度の見通し。
 正式な賦課金額は5月下旬にも決定される予定)


今回の案では、買取価格は全体として高めに設定されており、一般家庭の負担増や一部事業者のみの高収益を懸念する報道も見受けられますが、今回の試算結果を見る限りでは、この負担額(月100円程度のプラス)で国内の再生可能エネルギー導入を促進できるなら安いものでは、と個人的には考えます。

ただ実際の制度(と負担額)がどうなるかは、まだ今後の決定にかかっているので、更に動向に注目していきたいところです。


※当ブログの関連記事:
再生可能エネルギー特別措置法案が可決・成立、買取価格は今後第三者機関が算定し、施行は2012年7月1日の予定(2011/08/27)
全量買取制度の「調達価格等算定委員会」が意見聴取を実施、発電事業者は40円/kWh台・買取期間20年を主張(2012/03/20)
経産省の「調達価格等算定委員会」が、住宅向け太陽光発電システムでの余剰電力買取制度の維持方針を確認(2012/04/12)
固定価格買取制度での電力買取価格を巡る議論の状況を紹介している「日本経済新聞」の記事(2012/04/17)
固定価格買取制度で、太陽光発電の電力買取価格は42円/kWhが有力案となっているとのこと(2012/04/24)

余剰電力買取制度による2012年度の電気料金上乗せ額は3〜15銭/kWh、標準世帯では7〜45円/月の負担増(2012/01/25)
posted by 管理人 at 02:22 | Comment(0) | 国内の電力買取制度

シャープの2012年3月期の太陽電池部門は販売量1,073MW(前期比15.6%減)・売上高2,238億円(15.7%減)・営業損益は219億円の赤字、次期も100億円の赤字を想定

シャープが4月27日に、2012年3月期業績を発表したとのこと。

(シャープのサイト掲載資料)
・平成24年3月期 決算短信
 http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/library/financial/pdf/2012/1/1203_4q_tanshin.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:2兆4,558億5,000万円(前期比18.7
・営業利益:375億5,200万円の赤字(前期は788億9,600万円の黒字)
・経常利益:654億3,700万円の赤字(同591億2,400万円の黒字)
・純利益:3,760億7,600万円の赤字(同194億100万円の黒字)

と、大幅な赤字化。

そして「太陽電池部門」については、

販売量1,073MW(前期比15.6
売上高2,238億円(同15.7
営業利益219億円の赤字(前期は21億円の黒字)
・背景:
 ・欧州での急速な需要減
 ・日本市場の競争激化による価格下落
 等が影響した。

次期2012年度)の予想と方針:
 ・販売量1,400MW
 ・売上高2,600億
 ・営業利益100億円の赤字
 ・事業方針:
  (日本国内
   全量買取制度の開始に伴い、下記の体制強化に取り組む。
   ・メガソーラー・発電事業の強化(営業・システムサポート体制の強化)
   ・システム機器(パワコン、HEMS、蓄電池など)の開発・販売の強化
   ・川下領域でのビジネス展開強化
   また、
   ・マザー工場の機能強化
   ・高付加価値の生産ライン集約
   を図る。
  (海外
   地産地消の推進と、生産体制の強化を進める。

等の内容が記述されています。


太陽電池部門で、売上高の減少割合に比べて営業利益の減少幅が大きいところに、製品価格下落の影響の大きさが伺えます。

また、2012年度には各種の方策を予定していながらも、損益では100億円の赤字見込みとの点に、現在のシャープが太陽電池市場で置かれている状況の厳しさと、その状況が簡単には抜け出せないものであることを強く感じます。

その中で個人的には、日本でのメガソーラー事業がどれだけ業績改善に寄与できるのか、今後の動向に注目したいところです。


※当ブログの関連記事:
シャープの2012年3月期の太陽電池事業は販売量1,700MW、売上高3,200億円(前年比20.5%増)、営業利益80億円(同280.0%増)との計画(2011/06/04)
シャープの2011年4-6月期の太陽電池事業は、販売量259MW(前年同期とほぼ同じ)も売上高11.5%減・営業赤字が37億9,300万円(2011/07/29)
シャープの2011年4-9月の太陽電池事業は販売量578MW(前年同期比0.2%減)・売上高1,105億円(14.9%減)・営業損失85億円、今後は「地産地消」「川下展開の強化」に取り組む(2011/10/28)
シャープの2011年4-12月の太陽電池事業は販売量831MW(前年同期比10.3%減)・売上高1,594億円(21.7%減)・営業利益は147億円の赤字、円高で「日本からの輸出は不可能」(2012/02/02)

シャープの2008年度の太陽電池事業は赤字も、2009年度には販売量8割増を目指す(2009/04/28)
シャープの2010年3月期の太陽電池事業が黒字化、2011年3月期には1.2GWの販売を見込む(2010/04/29)
シャープの2011年3月期の太陽電池事業は販売量1,242MW(前期比156.8%)・売上高2,654億9,200万円(同127.2%)、しかし営業利益は21億500万円(同41.3%)(2011/04/28)
posted by 管理人 at 02:20 | Comment(0) | メーカー:シャープ

2012年04月28日

韓国化学研究院が、機能性ナノ粒子の採用により、CI(G)S薄膜太陽電池の変換効率アップ・コスト低減が見込まれる製造技術を開発

韓国化学研究院」が2012年4月24日に、

・同院の研究チームが、CI(G)S薄膜太陽電池
 ・変換効率アップ
 ・製造単価低減
 に寄与できる技術を開発した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・化学研、高効率低コストの薄膜太陽電池製造技術を開発(おはよう大徳!)
 http://www.hellodd.com/japan/news/news_view.asp?t=dd_jp_news&menu=&mark=2873

上記URL先ページによると、研究の概要は

・背景:
 従来のCI(G)S薄膜太陽電池は変換効率は高いものの、光吸収層の製造に真空蒸着技術を用いるため、工程単価が高く大面積化が困難だった。

・製造方法:
 ・低コスト
 ・毒性なし
 との利点を持つ原料物質を用いて、機能性ナノ粒子基盤液状素材を合成・製造。
 (このナノ粒子は、光活性層の結晶性・化学組成・緻密微細構造を制御できる)
 この素材を、単純溶液工程で基板上にコーティングする。

・変換効率:
 これまでに報告されているナノ粒子基盤のものの最高値を超えることを確認した。

等となっています。

また記事では、研究者の方の

・「今回の研究成果は次世代太陽電池技術とされるCI(G)S薄膜太陽電池の限界を克服できるナノ粒子合成と溶液工程により超低価、高効率化の可能性を提示した点に意義がある」

とのコメントが紹介されています。


CIS(CIGS)太陽電池の製品化自体は、日本でも既にソーラーフロンティアやホンダソルテックが実現していますが、今回の韓国化学研究院の開発技術では、現状の製品と比べて格段の低価格化が期待できる、ということなんでしょうか?
(「Energy and Environmental Science」のサイトで該当の記事を見つけられなかったのが残念)


※当ブログの関連記事:
韓国で450kg級の多結晶シリコンインゴット量産技術が開発(2008/11/07)
韓国化学研究院が「K-Energy」社に、低コストなポリシリコン製造技術を出資(2009/11/10)
posted by 管理人 at 01:30 | Comment(0) | 研究・開発の動向

独Heliatek社の有機太陽電池はポリマーではなく「oligomer」を採用、変換効率アップや長寿命化が実現できるとのこと

下記URL先ページの中で、独「Heliatek」社が開発中の有機太陽電池について解説されています。

(ニュース記事)
・今週のグリーンフロント・フラッシュ・ニュース(usfl.com)
 http://www.usfl.com/Daily/News/12/04/0425_036.asp?id=95265

具体的には、

・主な特徴:
 ・従来のポリマーの代わりに、有機分子「oligomer」を採用。
  これにより
  ・変換効率の向上
  ・長寿命化
  が実現できる。
 ・非常に薄型・軽量で、
  ・建物の壁・屋根への設置
  ・半透明化してのへの埋め込み(※他社と共同開発中)
  が可能。

・コスト:
 現在は従来型太陽電池よりWあたりの単価は高い。
 しかし大量生産が実現した場合、5年以内に40〜50セント/Wまで低減できる見通し。

等の内容が記述されています。


変換効率や寿命が、従来の有機太陽電池と比べてどの程度優れているのか、というのが示されていないのが残念ですが、大量生産時の見込みコストがかなり低い点は、大きな魅力だと感じるので、製品化・事業化の実現に強く期待したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]Heliatek
 http://www.heliatek.com/?lang=en
・[2]オリゴマー(ウィキペディア)


※当ブログの関連記事:
独Heliatek社が、有機薄膜太陽電池セルの試作品(1.1cm2)で変換効率9.8%を達成(2011/12/07)
独Heliatek社とRECKLI社が「グリーン・ビル」建築での協業で合意、有機薄膜太陽電池をビル・住宅の外装に用いる方針(2012/02/20)
posted by 管理人 at 01:26 | Comment(0) | 有機太陽電池

京セラの2012年3月期の太陽電池生産量は65万kW、価格下落と欧州市場の減速でソーラーエネルギー事業の業績が苦戦

京セラが4月26日に、2012年3月期業績を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・京セラの前期決算、3期ぶり減益に(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/120426/bsg1204261654003-n1.htm
・京セラ13年3月期営業益は+32%を計画、スマホなど伸び見込む(世界日報)
 http://www.worldtimes.co.jp/news/bus/kiji/2012-04-26T101951Z_1_TYE83P06U_RTROPTT_0_TK0792318-KYOCERA-RESULTS.html
・京セラ、太陽電池を3割増産 2012年度(NIKKEI住宅サーチ)
 http://sumai.nikkei.co.jp/news/smart/detail/MMSUvg000027042012/

(京セラのサイト掲載資料)
・平成24年3月期 決算短信〔米国基準〕(連結)
 http://www.kyocera.co.jp/ir/pdf/rt120426.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績(連結)は

・売上高:1兆1,908億7,000万円(前年同期比6.0
・営業利益:1,055億7,500万円の黒字(同32.3
・純利益:1,227億9,300万円の黒字(同28.7

と減収減益。
そして「ソーラーエネルギー事業」に関しては、

・「ファインセラミック応用品関連事業」:
 ・売上高:1,797億8,400万円(前期比9
 ・純利益:64億5,900万円の黒字(同77.8
 ・背景:
  「機械工具事業」は好調だったが、「ソーラーエネルギー事業」では、欧州市場成長鈍化による需給バランスの悪化の影響で、世界的に製品価格大幅下落
  これにより、セグメント全体の業績も低迷した。

・地域別売上高における状況:
 ・日本(※全体の売上高は5,593億4,400万円(前期比0.1)):
  価格下落により、ソーラーエネルギー事業の売上高は減少した。
 ・欧州(同2,048億8,700万円(前期比2.5))
  ソーラーエネルギー事業では、
  ・市場成長の鈍化
  ・大幅な価格下落
  の影響を受けた。

との内容が記述されています。

また2つ目のニュース記事では、太陽電池事業について常務の方による

・固定価格買取制度の開始を前に、既に太陽電池の受注活発になっている。
 ・「前期の損益は厳しかったが今期は黒字に持っていく」

・「買い取り価格は低水準だと中国メーカーの太陽電池のシェアが高くなる恐れもあったが、価格が42円になって発電事業者が納得できる水準になったので、京セラ製の品質の高い太陽電池にチャンスが出てきている」

とのコメント、更に3つ目の記事では社長の方による

2012年度の太陽電池生産量は、約85万kW(前年度比3割増)とする。
 (※2011年度の生産量は65万kW(前年度比でほぼ横ばい))

との事業計画の発表も紹介されています。


太陽電池生産量は、2011年度は欧州市場の(FIT縮小による)減速を背景として足踏み状態となり、一方2012年度には日本での固定価格買取制度開始を背景に3割増の計画と、一部地域・国の政策により大きく左右されるところに、現在の太陽電池市場・産業の脆弱さを改めて感じざるをえません。

それはともかく、電力買取価格の水準の高さにより、国内市場で中国メーカー製品と競争できる可能性が出てくる、という見通しは興味深いです。

ただ、中国製パネルが価格面で魅力が大きいことは事実であり、またソフトバンクの実験プラントで実際の発電量の比較もなされている中で、京セラをはじめとする国内メーカーが、割高な自社製品をどのように消費者・顧客に訴求していくのか(どのような長所・メリットをPRしていくのか)、という点が、販売拡大を図る上で最も重要になってくるのでは・・・と考えるので、今後の各メーカーの動向・取り組みに強く注目したいところです。。


※当ブログの関連記事:
京セラの2009年3月期は7年ぶり減収減益も、太陽電池事業の売上は好調で設備投資も継続予定(2009/04/29)
京セラの2010年3月期の太陽電池での利益率は、2桁ぐらいを確保(2010/04/29)
  • 京セラの2011年3月期の太陽電池販売は、好調だったとのこと(2011/04/29)

    京セラは2011年度、太陽電池セル生産量を年産800MW(前年度比20%以上増)とする計画(2011/05/30)
    京セラの2011年4-6月期は、太陽電池の製品価格下落が影響(2011/07/29)
    京セラの2011年4-9月の「ファインセラミック応用品関連事業」は売上高907億円(前年同期比5.1%減)・純利益64億円(59.5%減)、通期の生産計画(800MW)も下方修正する方針(2011/10/28)
    京セラの2011年4-12月期の太陽電池事業は、欧州での需要低迷・世界的な製品価格下落・円高が影響(2012/01/31)
  • posted by 管理人 at 01:24 | Comment(0) | メーカー:京セラ

    中国BYD社の2012年1-6月期は利益が前年同期比95%減の可能性、太陽電池事業の大幅損失が主因

    中国の「比亜迪(BYD)」社が、2012年上期1-6月)の業績について、前年同期比で大幅減少との見通しを公表したとのこと。

    (ニュース記事)
    ・中国BYD:1−6月は最大95%減益見通し-太陽電池など低迷(ブルームバーグ)
     http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M3292I6K50Y201.html
    ・中国BYD1─3月期純利益は前年比‐90%(朝日新聞)
     http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201204260065.html

    上記URL先ページによると、利益は前年同期比で最大95の可能性があり、BYDではその主因として太陽電池事業大幅損失を挙げているとのことです。


    現在の太陽電池市場は供給過剰による価格の大幅下落が起こっており、BYDの太陽電池事業もその影響を大きく被った、ということでしょうか。

    BYDは主力の自動車事業も苦戦しているようで、太陽電池事業を今後も継続する(できる)のか、ちょっと気になるところです。


    ※参考サイト・ページ
    ・[1]BYD ENERGY
     http://www.bydenergy.com/energy/home/index.html


    ※当ブログの関連記事:
    中国「BYD」が、中国最大の太陽電池工場建設に、今後5年間で225億元を投資する予定(2010/01/25)
    中国BYD社の太陽電池パネル等が、米Samba Energy社による、同国内の小学校・商業施設への太陽光発電導入プロジェクトに採用(2011/10/25)
    posted by 管理人 at 01:22 | Comment(0) | 中国メーカー

    2012年04月27日

    サンワテクノスが産業用太陽光発電向けパワコンで、接続箱・集電箱との同時販売や「見える化」システムの販売も行う方針

    サンワテクノ」社が、産業用太陽光発電向けのパワーコンディショナーの販売を強化する方針とのこと。

    (ニュース記事)
    ・サンワテクノス、産業向け太陽光発電用パワコンの販売強化(朝日新聞)
     http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201204260009.html

    上記URL先ページによると、取り組みの概要は

    ・対象顧客:
     ・システムインテグレーター
     ・中小企業

    ・販売製品:「安川電機」(サンワテクノスと代理店契約を締結)製のパワーコンディショナー
     ・中小企業向け:
      ・接続箱
      ・集電箱
      も合わせて販売する。
     ・工場向け:
      電力の「見える化」システムも販売する。
      このシステムでは
      ・工場の生産ライン
      ・パワコン
      をプログラマブルコントローラーで接続。
      顧客はパソコンにより、電力の消費量・発電量を確認できる。
      (将来は、蓄電池も組み合わせ、電力需給の最適化システムとする方針)
    ・販売目標:2012年度は400台(前年比2倍)

    等となっています。


    他社では富士電機が、メガソーラー用にパッケージ化したパワコンを発売していますが、ユーザーの利便性向上を目的に、パワコンにおいて関連機器やシステムと一体での提供が進むことになるのか、他のメーカーの動向にも注目したいところです。


    ※参考サイト・ページ
    ・[1]サンワテクノス
     http://www.sunwa.co.jp/


    ※当ブログの関連記事:
    安川電機が、中・大規模産業用太陽光発電向けのパワコン「Enewell-SOL」(容量100kW)を製品化 (2011/11/25)

    富士電機が、メガソーラー用のパワーコンディショナー「PVIシリーズ」(容量1,000kW)を発売、高効率やパッケージ化を実現(2012/04/18)
    posted by 管理人 at 01:46 | Comment(0) | パワーコンディショナー

    「価格.com」が、太陽光発電システムの導入補助制度を手軽に調べられるサービス「補助金検索」を開始

    ウェブサイト「価格.com」が2012年4月25日に、住宅用太陽光発電システムの導入補助制度を手軽に調べることができるサービス「補助金検索」を開始したとのこと。

    (ニュース記事)
    ・価格.com、太陽光発電の補助金が手軽にわかる検索サービスを開始(家電Watch)
     http://kaden.watch.impress.co.jp/docs/news/20120426_529235.html

    (価格.comのサイト内ページ)
    ・『価格.com』、自治体で異なる補助金制度が手軽にわかる太陽光発電の「補助金検索」を提供開始 〜国、都道府県、市区町村の補助金をまとめて算出〜
     http://corporate.kakaku.com/press/release/20120425b.html
    ・太陽光発電 補助金検索
     http://kakaku.com/taiyoukou/subsidy/

    上記URL先ページによると、価格.comは2011年7月に「太陽光発電カテゴリ」を新設。
    これまでに

    ・「無料一括見積もりサービス」
    ・「総合情報」

    を提供しており、2012年3月の利用者数は、開設時の約5倍に達しているとのことです。

    今回の「補助金検索」の追加は、情報充実によるユーザー利便性の向上を狙いとするもので、

    郵便番号の入力
    地域の選択(都道府県・市町村)

    等により、任意の地域で受けられる補助金額を一括して確認できるようになっています。


    私の家の郵便番号を試しに入力してみたところ、国・北海道・市の補助金実施状況が1ページ内にまとめて表示され、確かに非常に見やすく分かりやすいと感じました。
    (尤も私の住んでいる地域では、国による補助金しか無いようでしたが)

    結果表次ページには、関係機関のウェブサイトへのリンクも掲載されており、太陽光発電への関心が高まっている中で、消費者の利便性向上に寄与できるサービスでは、と考えます。


    ※当ブログの関連記事:
    2012年度の太陽光発電システム導入補助金は、システム価格55万円/kW以下でkWあたり3万円・47.5万円/kW以下で同3.5万円の2段階(2012/04/04)
    posted by 管理人 at 01:45 | Comment(0) | 導入補助制度

    Upsolarが、新興メーカー向けに試験・検査・コンサルティングサービスを提供

    Upsolar」社が2012年4月25日に、技術部門の大規模な事業拡張について発表したとのこと。

    (ニュース記事)
    ・アップソーラー社、太陽光発電技術の試験・コンサルティングサービスを開始(財経新聞)
     http://www.zaikei.co.jp/releases/41818/

    (Upsolar社のサイト掲載資料)
    ・Upsolar Now Offering PV Testing and Consultation Services
     http://www.upsolar.com/uploads/UploadFile/20120426014406.pdf

    上記URL先ページによると、事業の概要は

    ・背景:
     Upsolar社は、品質管理機関「Bureau Veritas」から高い評価を受けており、同社研究施設における試験結果は、信頼性の高い検証手段として、全世界の大手試験機関に受け入れられている。

    ・サービス:
     ・試験
      ・場所:上海の自社ラボラトリー
      ・対象製品:
       ・コンポーネント
       ・モジュール
      ・サービス内容:
      ・試験項目:
       IEC(国際電気標準会議)規格に準拠。
       現在は
       ・電気安全
       ・バイパスダイオード
       ・湿潤漏れ電流
       ・絶縁
       に関する評価サービスを提供している。
       また技術部門では更に、
       ・高温・高湿
       ・紫外線寿命加速
       ・機械的ストレス
       等、極端な環境下における製品耐久試験にも対応する。
     ・検査、コンサルティング
      自社技術陣が各種コンサルティングサービス(PVプラント検査〜包括的オペレーション評価)により、
      ・生産性の向上
      ・廃棄物管理
      等、顧客の内部製造工程の改善に寄与する。

    ・対象顧客:新興のローカルな太陽光発電企業

    等となっています。

    また記事では、

    (Upsolar社のNatasha Lee氏)
    ・Upsolarは高品質の代名詞であり、今回の一連の技術サービスは、ビジネスを追求した当然の結果だと考えている。
     自社の技術部門には、業界最高水準の頭脳を持つエキスパートが揃っており、発売前に新製品を評価する費用効果の高い手段を、将来有望な太陽電池メーカーに提供している。

    (同社の蒋匹EO)
    ・Upsolarでは、自社のグローバルな急成長を可能にした設備とスタッフを、顧客に提供している。
     この姿勢は、顧客の迅速な認証取得の他に、製品の国際品質基準の強化にも貢献するものと考えている。
     自社は技術力に誇りを持っており、この技術力により業界全体を好ましい方向にへと導くことを願っている。

    との内容のコメントが紹介されています。


    市場の競争が激しいはずの現在において、太陽電池メーカーが他社向けに試験やコンサルティングサービスを手がけている、ということにかなり驚きましたが、品質に強い拘りを持つUpsolar社としては、自社の強みを生かした事業展開の1つ、ということなんでしょうか。


    ※参考サイト・ページ
    ・[1]Upsolar
     http://www.upsolar.com/


    ※当ブログの関連記事:
    Upsolar社が、6インチセル採用単結晶太陽電池モジュール2種(255Wp・310Wp)を発表(2012/04/02)
    セイクレスト社と中国「Upsolar」社が、日本国内での太陽光発電システム販売で業務提携(2010/07/28)
    Upsolar社の太陽電池モジュールを用いた太陽光発電システムが、J-PECの認証を取得(2011/03/01)
    「Upsolar Japan」社が、日本の「一般社団法人太陽光発電協会」の会員に(2011/05/24)
    Upsolar社がポルトガルのBragaで太陽電池モジュール製造プラットフォームを運転開始、現地企業と協力(2011/06/04)
    Upsolar社が、太陽電池モジュール全製品の保証期間を10年に延長(2011/09/09)
    中国「Upsolar」社が、自社の太陽電池モジュール「UP-185M」「UP-230P」について、初期のライフサイクルアセスメントを終了(2012/01/21)
    posted by 管理人 at 01:44 | Comment(0) | 試験・検査