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2012年09月05日

鳥取県内での固定価格買取制度の認定件数(2012年7月末時点)は267件、全てが太陽光発電

下記URL先ページで、鳥取県内での固定価格買取制度認定状況が紹介されています。

(ニュース記事)
・広がる太陽光発電 再生可能エネ固定買い取り2カ月(日本海新聞)
 http://www.nnn.co.jp/news/120904/20120904005.html

具体的には、2012年7月末時点の状況として

認定件数267
 全てが太陽光発電で、企業の参入が増えている。
 (※2011年度の家庭用太陽光発電の導入件数は1,136件)

認定出力:メガソーラー以外は計1,370kW。
 (※2011年度の家庭用太陽光発電の導入規模は計4,918kW)

等の数字が記載されています。


補助制度の内容が異なるとはいえ、昨年1年間の住宅用の実績と比べると、制度開始後1ヶ月の認定実績としては、やはり破格のハイペースだと感じます。

記事内で解説されていますが、鳥取県では非住宅用の補助金制度(設置費用の半額(上限500万円)を助成)を実施しているとのことで、これが電力買取価格の高さと相まって企業での設置を大きく促進している、ということでしょうか。


※参考サイト:
・[1]非住宅用太陽光発電システム導入推進補助金(鳥取県)
 http://www.pref.tottori.lg.jp/196684.htm


※関連記事:
鳥取県が、太陽光発電の普及に本格的に取り組む(2009/05/29)
鳥取県と島根県で2009年秋以降、余剰電力買取制度を契約する家庭・事業所が急増(2010/02/24)
鳥取県における太陽光発電の導入状況などを紹介している「日本海新聞」の記事(2011/07/16)
鳥取県が「第2次県環境基本計画」を策定、建造物の太陽光発電(2010年度末に約1万5,000kW)は3万9,000kWへの拡大を目指す(2012/04/21)

中国電力での太陽光発電の余剰電力購入契約件数が2012年5月末時点で10万733件、最近は月2,000件ペースで増加(2012/06/22)

東北電力における2012年7月の太陽光発電の買電新規契約は1,957件(前月比13%増)・9,700kW(同23%増)(2012/09/02)
posted by 管理人 at 06:11 | Comment(0) | 国内の電力買取制度

岐阜県大垣市の住宅用太陽光発電向け補助制度の申し込み件数が、2012年度は8月初旬時点で143件(過去3年間の合計件数の半数)に到達、制度の変更が奏功?

下記URL先ページでは、岐阜県の大垣市における、住宅用太陽光発電向け補助制度申し込み状況について解説されています。

(ニュース記事)
・太陽光発電 大垣で申請急増(朝日新聞)
 http://mytown.asahi.com/gifu/news.php?k_id=22000001209040003

具体的には、

申し込み件数
 ・2009〜2011年度(3年間):計305
 ・2012年度(※8月初旬時点):143

・背景:
 大垣市は2009年度に、「グリーン電力活用推進事業」として、住宅用太陽光発電向けの補助制度を開始。
 これは、太陽光発電による発電電力を自家消費した分について、20円/kWhを年度末に1年分まとめて支払うものだが、
 ・専用メーターの設置が必要
 ・電力の自家消費分を算出しにくい
 ・1年後にならないと結果が分からない
 との課題があった。
 このため2012年度には、設置費用の直接補助3万円/kW、上限12万円)に変更した。

等、制度の変更後に申し込みが急増している状況が紹介されています。


制度変更後の申し込みペースの急増度合いが凄いですが、やはり消費者向け制度の利用促進においては分かりやすさが非常に重要、ということが伺えます。

電力の自給能力向上と省エネ推進の面では、自家消費分を評価対象とすることは合理的だと思いますが、現状ではそれを分かりやすく実施するための手法・技術が不十分、ということでしょうか。


※参考サイト:
・[1]大垣市太陽光発電設備設置事業補助金について
 http://www.city.ogaki.lg.jp/0000014277.html
posted by 管理人 at 06:05 | Comment(0) | 導入補助制度

独メルケル首相が、中国の太陽電池メーカーのダンピング疑惑に意見を表明

ドイツのメルケル首相が2012年8月31日に、欧州の太陽電池メーカーが主張している中国メーカーダンピング疑惑について、中国側に対する意見を示したとのこと。

(ニュース記事)
・中国は太陽光発電装置輸出のゆがみ是正を=独首相(時事ドットコム)
 http://www.jiji.com/jc/rt?k=2012090300327r

上記URL先ページによると、メルケル首相は前日に、訪問先の中国において

・ダンピング問題は交渉で解決した方がよい。

との考えを表明。(温家宝首相はこの考えを歓迎)

そしてその翌日(8月31日)には、

・中国企業は、自国の助成(超低金利の銀行融資など)が市場競争を歪めており、EUの法律に抵触していることを認める必要がある。
・「問題は解決してない」
 「私が訴えたいのは誰もが透明性を持ち、その製品がどのように生産されているかについてのカードをテーブルの上に開示することだ」

と語ったとのことです。


ドイツ政府としては中国製太陽電池に対して強硬な措置をとる意志は(今のところ)薄いものの、中国メーカーが受けている助成については、米国と同様に大きな懸念を持っている、ということでしょうか。

減速しているとはいえ、ドイツは2012年も世界最大の太陽電池市場となる見通しとのことで、何らかのペナルティー措置が講じられた場合に中国メーカーが受ける打撃も、米国の場合より格段に大きくなると思われるので、今後の動向にはよくよく注意したいところです。


※関連記事:
米商務省が中国製太陽電池向けの反ダンピング関税課税を仮決定、税率は31.14〜249.96%(2012/05/20)

EPIAが世界の太陽光発電能力を、2012年は90〜110GW・2016年は207.9〜342.8GWと予想(2012/05/09)
posted by 管理人 at 06:04 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米

東洋電機製造横浜製作所の太陽光発電(500kW)の3/4が、災害時には横浜市立大学付属病院への電力供給に用いられる方針

横浜市
東洋電機製造
横浜市立大学付属病院

の3者が2012年9月3日に、

災害時に、工場の太陽光発電設備による発電電力を、病院に無償提供できる体制を整備する。

との方針を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・横浜市・東洋電機、災害時に太陽光発電の電力を病院に無償供給(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx1420120904hlak.html

(横浜市のサイト内ページ)
・〜横浜グリーンバレー〜 企業と病院の連携による災害時『電力支援』について()
 http://www.city.yokohama.jp/ne/news/press/201209/20120903-043-15137.html

上記URL先ページによると、これは横浜市の「横浜グリーンバレー構想」における取り組みで、概要は

・対象拠点:
 ・電力供給元:東洋電機製造の「横浜製作所
 ・供給先:横浜市立大学附属病院(上記拠点に隣接している)

・方針:
 「横浜製作所」に設置されている太陽光発電設備の発電電力(500kW、通常は工場内で自家消費)の3/4を、災害時には横浜市立大学附属病院に無償で供給する。
 (※病院側のメイン電源(2MWの自家発電設備)と併用)
 残り1/4の電力は、横浜製作所内の非常用電源に活用する。

・今後の予定:
 2012年度内に体制を実現する。
 (現在は、
  ・技術的課題
  ・費用負担
  等の詳細な協議を実施中)

等となっています。


資料を見ると災害時には、病院側のメイン電源(2MWの自家発電設備)と同時に用いられるようで、太陽光発電による電力供給の不安定さへの対処も合わせて、電力需給の監視・制御システムが必要になると思われますが、災害時の病院機能の維持を図るための先駆的な取り組みとして、どのようなシステムを導入・整備することになるのか、非常に興味を引かれるところです。


※関連記事:
東洋電機製造が500kWの太陽光発電設備を自社施設に導入予定、ピークカットや電気料金削減を狙う(2012/04/10)
posted by 管理人 at 06:02 | Comment(0) | 導入施設

長野県内で、建設現場から盗んだ太陽電池パネルで5年間生活していた容疑者が逮捕

長野県内で9月3日に、住んでいた小屋の電源用として建設現場から太陽電池パネルを盗んだ疑いで、容疑者が逮捕されたとのこと。

(ニュース記事)
・太陽光パネル盗み自宅の電気賄う 長野県警が男逮捕(中日新聞)
 http://www.chunichi.co.jp/s/article/2012090390204823.html

上記URL先ページによると、容疑の概要は

・盗難品:
 ・太陽電池パネル7
 ・工事用仮設信号機1
・盗難を行った場所:
 ・愛知県豊根村
 ・同県新城市
 の工事現場。
・盗難を行った時期:2007年7月〜2008年4月(計4回)
・経緯:
 容疑者はトタン張りの小屋(約13m2)に住んでおり、これまで約5年間、太陽電池パネルを
 ・照明
 ・冷蔵庫
 ・テレビ
 等の電源に使用して生活していた。

等となっています。


盗難が事実であった場合は勿論、厳格な措置が必要ですが、個人的には正直、発電容量はさして大きくない(と思われる)太陽電池パネルで家電製品を稼動させて何年も生活していた、という点が興味深いです。

例えば通販サイト[1](※今回のニュース記事とは無関係)を見ると、太陽電池付き仮設信号機には蓄電池が備えられていますが、今回の事例ではこのような機器の蓄電池にインバーターを繋いでAC100V電源をとっていた、ということなんでしょうか?


※参考サイト:
・[1]各種工事用信号機・LED電光盤・ミラクルガード・セーフティガードマン(遠進通販)
 http://www.h7.dion.ne.jp/~ensin/html/information6.htm


※関連記事:
南箕輪村の大泉所公衆トイレの太陽光発電装置が盗難、排泄物処理装置が使用できず(2010/05/12)
茨城県水戸市内で、発電用に設置されている太陽電池パネル26枚が盗難(2012/07/25)
posted by 管理人 at 06:01 | Comment(0) | 独立電源(自作、DIY含む)

ソーラーフロンティア等が開発したCZTS太陽電池セルが、変換効率11.1%を達成

ソーラーフロンティア社が2012年8月30日に、

CZTS太陽電池セル変換効率で、11.1%を達成した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・ソーラーフロンティア、CZTS太陽電池の変換効率で世界記録、IBMなどと共同研究(環境ビジネス)
 http://www.kankyo-business.jp/news/003179.php

(関係各社のサイト内ページ)
・ソーラーフロンティア、CZTS太陽電池の変換効率で世界記録(ソーラーフロンティア)
 http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2012/C009560.html
・IBM Breaks Efficiency Mark with Novel Solar Material(IBM)
 https://www.ibm.com/developerworks/mydeveloperworks/blogs/iic-san-mateo/entry/ibm_breaks_efficiency_mark_with_novel_solar_material1?lang=en

上記URL先ページによると、今回のセルは

・IBMコーポレーション
・東京応化工業
・DelSolar

との共同開発によるもので、CZTS型セルでは世界最高の変換効率とのことです。


IBMが2010年2月に達成したセル変換効率は9.6%とのことだったので、その後2年半で1.5ポイントの向上となり、実用化にはまだ時間がかかりそうな印象ですが、CIS型太陽電池の大規模な商用化を実現しているソーラーフロンティアが携わっているだけに、今後の進歩に強く期待したいところです。


※参考サイト:
・[1]特集:低炭素社会の実現に向けた東京応化の技術(東京応化工業)
 http://www.tok.co.jp/company/csr/pdf/repo2011/2011_03.pdf
・[2]DelSolar
 http://www.delsolarpv.com/new_delsolar/index.asp?language=eng


※関連記事:
ソーラーフロンティアと米IBMが、CZTS薄膜太陽電池セルの共同開発で合意(2010/10/20)
昭和シェル石油などによる「CZTS薄膜太陽電池」の研究開発プロジェクトが、 NEDOの「太陽光発電システム次世代高性能技術の開発」の採択予定先に選定、早期の商業化実現に期待(2012/07/15)

AQT Solar社がCZTS太陽電池モジュール(60W)の試作品を開発、技術的なマイルストーンとのこと(2012/06/08)
posted by 管理人 at 05:59 | Comment(0) | その他の太陽電池

京セラが、「3本バスバー電極構造」採用の太陽電池モジュールで国内特許を取得、今後は他社への警告などを検討

京セラが2012年9月3日に、

・セルに「3本バスバー電極構造」を採用した太陽電池モジュールについて、日本国内での特許を取得した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・京セラ、「3本バスバー電極構造」を採用した太陽電池モジュールの特許を取得(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=318403&lindID=4
・京セラが3本バスバー太陽電池の特許を取得、侵害企業への警告を検討(Tech-On!)
 http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120904/237591/?ST=energytech

(京セラのサイト内ページ)
・「3本バスバー電極構造」セルを採用した太陽電池モジュールの特許を取得
 http://www.kyocera.co.jp/news/2012/0901_teys.html

上記URL先ページによると、特許の概要は、

・特許番号:特許第4953562号
・出願日:2004年6月10日
・登録日:2012年3月23日
・主な内容:
 ・3本のバスバー電極
  セル表面のバスバー電極を、従来の2本から3本に増やしている。
 ・電極の幅・配置の最適化:
  ・バスバー電極幅:0.5〜2mm
  ・フィンガー電極幅:0.05〜0.1mm
  ・セルの電極配置を特定
  との最適化により、
  ・セルの受光面積の向上
  ・電極の電気抵抗の低減
  を両立している。

等というもの。

この構造は2004年以来、京セラの太陽電池セルの主要技術となっており、また他社の結晶系太陽電池モジュールでも主流になっているとのことで、京セラでは今後、本構造を採用している他社への警告などを検討しているとのことです。


大手太陽電池メーカーのサイトを幾つか見て回ったところ[1]〜[5]、正確な構造(電極の幅など)が同じかどうかまでは分からないものの、3本バスバーを採用している製品自体は既にかなり多く存在しており、京セラの主張の仕方によっては、業界・市場に多大な影響を及ぼすことになると思われるので、果たして今後どのような措置をとるのか、注視したいところです。


※参考サイト:
・[1]太陽電池モジュール(シャープ)
 http://www.sharp.co.jp/sunvista/product/module/
・[2]太陽電池モジュール ラインアップ(パナソニック)
 http://sumai.panasonic.jp/solar/lineup.html
・[3]Solar Cells(Qセルズ)
 http://www.q-cells.com/en/products/solar_cells.html#3353
・[4]標準型モジュール(サンテックパワー)
 http://suntech-power.co.jp/products/module/vd.html
・[5]Monocrystalline(Yingli Solar)
 http://www.yinglisolar.com/products/monocrystalline/
posted by 管理人 at 05:58 | Comment(0) | メーカー:京セラ

カネカの「防眩モジュール」は反射光を1/10に低減、試験販売は瓦一体型モジュール「ヴィソラ」で開始

カネカ社の「防眩モジュール」について、9月4日に正式発表が行われていました。

(ニュース記事)
・カネカ、まぶしくない太陽電池 光拡散で反射10分の1(NIKKEI住宅サーチ)
 http://sumai.nikkei.co.jp/news/smart/detail/MMSUvg000004092012/
・カネカ、太陽電池の反射光の眩しさを抑えたモジュールを開発(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=318398&lindID=4

(カネカのサイト内ページ)
・カネカ太陽電池 防眩モジュール 新発売のお知らせ
 http://www.kaneka.co.jp/service/news/120904

上記URL先ページによると、製品の概要は

・背景:
 太陽電池モジュールを建物屋根の北面に設置した場合、従来製品では反射光が近隣住民に影響を及ぼす問題があった。

・主な特徴:
 表面のガラス加工を工夫し、光が拡散しながら反射する。
 これにより、直接の反射光を従来製品の1/10に低減でき、屋根全面にカネカの瓦一体型防眩モジュールを設置することが可能になる。

・発売時期:
 ・現在は一般住宅向けとして、瓦一体型モジュール「ヴィソラ」での試験販売を開始している。
 ・2013年春に本格販売を始める予定。
  本技術を、他の商品にも展開する。

等となっています。


反射光を大幅に低減する一方で、発電能力は維持されるのか?(セルに到達する光は減らないのか?)という点が気になりますが、一般販売が視野に入っているということは十分な発電性能も備えている、ということでしょうか。

実際にガラスにどのような表面処理が施されているのか、今後より詳しい情報が発表されることを期待したいところです。


※関連記事:
カネカが反射光を低減した太陽電池パネルを、2013年春に本格発売する予定とのこと(2012/09/04)
posted by 管理人 at 05:57 | Comment(0) | メーカー:カネカ

テュフ ラインランド ジャパンが日本の2拠点で太陽電池パネル向けの「機械的偏荷重試験サービス」「塩水噴霧試験サービス」を開始、積雪や塩害に対応

テュフ ラインランド ジャパン」社が2012年9月4日に、

日本国内の2拠点で、太陽電池モジュール向けの
 ・「機械的偏荷重試験サービス
 ・「塩水噴霧試験サービス
 を開始した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・太陽電池モジュールの「機械的偏荷重試験サービス」と「塩水噴霧試験サービス」を開始 日本特有の気候に応じた試験を提供(PR TIMES)
 http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000005788.html

(テュフ ラインランド ジャパンのサイト内ページ)
・テュフ ラインランド ジャパン 太陽電池モジュールの「機械的偏荷重試験サービス」と「塩水噴霧試験サービス」を開始 日本特有の気候に応じた試験を提供
 http://www.tuv.com/news/jp/japan/about_us_jp/press_2/news_1/newscontentjp_115520.jsp/pv20120904

上記URL先ページによると、サービスの概要は

・背景:
 ・太陽電池パネルに積雪した場合、雪はパネル表面を滑り落ちて下端部に積もる。
  このため、パネルの下端部上端部において、作用する
  ・荷重
  ・機械的応力
  に違いが生じる。
 ・日本は海に囲まれ、高濃度の塩化物イオンが存在する湿潤な環境下にある。
  このため、住宅用・商用いずれの太陽光発電設備でも、塩害腐食の影響を受ける可能性がある。
  導体部が腐食した場合、抵抗が増加し、
  ・パネルの発火
  ・フレームやラックの構造損傷・変形
  が起こる危険性がある。

・試験の概要:
 ・「機械的偏荷重試験サービス」:
  ・主な特徴:
   標準的な機械的荷重試験の追加試験として提案するサービス。
   各国の荷重区分に対応できる。
   (・日本国内の区域別平均荷重:「JIS 8955」に記載
    ・欧州域内の地域:「EN 1991」に記載)
  ・試験方法:
   1.太陽電池パネルを、高温多湿環境1,000時間晒す。
   2.パネル表面の一部に重りを置き、
    ・ガラス
    ・フレーム
    の両方同時に負荷をかけ、耐えられる荷重を確認する。
 ・「塩水噴霧試験サービス」:
  ・主な特徴:
   太陽電池パネルの塩害腐食耐性の測定を目的とするサービス。(※KTACで提供する)
   安全面の他に、導体腐食により生じる電力損失も考慮する。
  ・試験方法:
   「IEC 61701」に基づく。
   サンプル3の安全性と性能を計測し、うち2台に対して実際の塩水噴霧試験を行う。
   試験サイクルは下記の通り。
   1.15〜35度の塩水を噴霧する。
   2.直後に、気温40度・湿度93%の環境下に一定期間晒す。
   3.更にその後、気温23度・湿度50%の環境下に一定期間晒す。
   サイクル数は試験の設定レベルにより異なり、最も厳しい基準での必要期間は通常2ヶ月。

・実施拠点:
 ・「関西テクノロジーセンター(KTAC)」(大阪)
 ・「太陽光発電評価センター(SEAC)」(横浜)

等となっています。


積雪も海への近さも、日本では該当する環境が非常に多いと思われるので、今回改めて試験サービスが開始されたことは正直かなり意外でした。

これまでは日本市場向け製品について、積雪・塩害への耐久性がどう評価されていたのか、という疑問もありますが、ともかく大手試験機関の国内拠点による試験サービスが開始されたとのことで、太陽光発電設備の信頼性向上につながることを強く期待したいです。


※関連記事:
「テュフ ラインランド ジャパン」が、横浜で薄膜太陽電池試験サービスを開始(2009/02/11)
独「テュフラインランド」が、太陽電池モジュールの火災耐性試験の提供・認証サービスの拡大を図る(2010/04/06)
テュフ ラインランド社が、過酷さを増した(試験シーケンス約9ヶ月)太陽電池モジュールの試験方法「長期連続試験」「長期連続試験プラス」を開発(2010/10/15)
テュフ ラインランド ジャパンの太陽光発電評価センターが、太陽電池モジュールの規格試験を47日で完了することに成功(2011/10/08)
テュフ ラインランド ジャパンが、太陽電池モジュールの信頼性保証体制に関する規格「JIS Q 8901」の認証サービスを開始(2012/07/13)
posted by 管理人 at 05:56 | Comment(0) | 試験・検査