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2012年10月31日

香川県の穴吹興産グループが、自社の分譲マンション向けに太陽光発電設備のリース事業を開始予定

下記URL先ページでは、

・香川県の「穴吹興産グループ」が、自社の分譲マンション向けに、太陽光発電設備のリース事業を開始する予定。

と報じられています。

(ニュース記事)
・穴吹興産グループ、太陽光発電設備をリース(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/article/DGXNZO47871520Q2A031C1LA0000/

上記URL先ページによると、事業の概要は下記の通り。

・仕組み:
 子会社「あなぶきパワー&リース(APL)」が、穴吹興産グループの分譲マンションの管理組合に、太陽光発電設備一式をリースする。
 管理組合は借りた設備を、
 ・通常時:売電
 ・災害時:マンションの非常用電力
 として活用する。

・リース設備の規模:10kW
 売電収入は年間47万〜49万円程度になる見通し。
・リース料:年間約44万

・今後の予定:
 第1弾として、愛媛県の「アルファスマート新居浜駅西」(2013年秋に完成予定)に導入。
 その後、日照時間などから採算が見込めるマンションに、順次導入する。

ただし現時点では、穴吹興産グループのサイト[1]に、この件に関する情報は掲載されていませんでした。


管理組合が得られる差し引きの収益自体は大きくは無いものの、売電収入でリース料を十分賄えるのであれば、災害時への備えを低負担で導入できる取り組みとして、その魅力は決して小さくは無いのでは、と考えます。

今回はグループ企業内での取り組みのようですが、太陽光発電設備の導入費用を著しく低減する一つの手法として、(他社を含めて)このようなリース方式が増えてくれば面白いのでは、とも考えます。


※参考サイト:
・[1]あなぶき興産
 http://www.anabuki.ne.jp/
posted by 管理人 at 14:15 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内

EU圏内で、中国製太陽電池パネルへの反ダンピングに対する姿勢が割れているとのこと

下記URL先ページでは、「ジョーズディ法律事務所」ブリュッセル事務所パートナーの方(レナート・アントニーニ氏)による、中国製太陽電池パネルに対するEUでのダンピング調査状況の解説が記載されています。

(ニュース記事)
・EUの中国製太陽パネル調査、2週間以内に立件か(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/business/news/xinhuajapan/AUT201210300112.html

この中で、アントニーニ氏による

・太陽光発電産業の大国(ドイツ、スペイン、ギリシャ等)と異なり、
 ・英国
 ・デンマーク
 ・アイルランド
 ・オランダ
 ・スウェーデン
 等の北部国家は、反ダンピングには賛成していない

との解説が紹介されていました。


生産メーカーを多く抱える国と、設備の導入設置の推進が主な国とで、中国製の低価格製品に対する捉え方が分かれるのは、言われてみれば道理ではありますが、今回の記事のように具体的な国名を挙げて説明されると、やはり非常に興味深いです。

国内で同様に意見が分かれた米国では、結果的に関税課税措置の実施が濃厚になっていますが、多数の国々で構成されるEUでは果たしてどのような決定が下されることになるのか、強く注目したいところです。


※関連記事:
独メルケル首相が、中国の太陽電池メーカーのダンピング疑惑に意見を表明(2012/09/05)
EUの欧州委員会が、中国製太陽電池のダンピング調査を開始(2012/09/08)
EUによる中国製太陽電池の反ダンピング調査の対象企業は、輸入額の80%を占める134社(2012/10/14)

ブラトル・グループが、中国製太陽電池に反ダンピング関税を課した場合、税率50%で最大4万3,000人・同100%で最大5万人の雇用削減の可能性あり、等と試算(2012/02/01)
米ジョージ・メイソン大学の経済学者が、中国製太陽電池パネルへの反ダンピング関税による雇用減少数を正確に推計することは不可能、等と語る(2012/02/07)

米商務省が、中国製太陽電池への反ダンピング関税(18.32〜249.96%)・相殺関税(14.78〜15.97%)の課税を決定、実行はITCによる判断待ち(2012/10/12)
posted by 管理人 at 14:13 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米

ジー・エム・ジー社が福島県の南相馬市で、太陽電池パネル工場(年産100MW規模)の新設を計画

東京の「ジー・エム・ジー」社が、福島県の南相馬市で、太陽電池パネル工場新設を計画しているとのことです。

(ニュース記事)
・原町にソーラーパネル工場 3月までに着工(KFB福島放送)
 http://www.kfb.co.jp/news/index.cgi?n=201210307

上記URL先ページによると、2012年10月29日には同市内に建設準備室を設立しており、計画の概要は下記の通り。

・場所:南相馬市原町区
・年産能力:10万kW
・工場の広さ:約1万6,000m2
・投資額:約50億
 ふくしま産業復興企業立地補助金を受けている。
・雇用:150人以上の見込み。
・今後の予定:
 2013年3月までに着工。
 同年12月に稼動を開始する。

またジー・エム・ジー社は、子会社「ジー・エム・ジーエコエナジー」が南相馬・相馬の2市で計画している太陽光発電所(計約3万kW規模)に、太陽電池パネルを供給する予定とのことです。


現時点では、ジー・エム・ジー社のサイト[2]に、この件に関する情報は掲載されていませんが、既に建設準備室を設けて補助金も受けているとのことで、事業計画の実行はほぼ確定、ということでしょうか。

私の知る限りでは、震災被災地での太陽電池工場の新設計画でこれだけ具体的なものは今回が初なので、地域経済の活性化・被災地の復興への寄与という点からも、事業の推進に強く期待したいところです。


※参考サイト:
・[1]ジー.エム.ジー株式会社(ENF)
 http://www.enfsolar.com/directory/seller/6633?lang=ja
・[2]GMG
 http://www.gmgshanghai.com/jp/index.htm


※関連記事:
Canadian Solarが日本での太陽電池パネル工場(年産15万kW規模)の新設を検討中、東日本大震災の被災地が候補(2012/05/13)
posted by 管理人 at 14:11 | Comment(0) | 他の国内メーカー

2012年10月30日

旭ダイヤモンド工業の2012年4-9月の電着ダイヤモンドワイヤ販売は、太陽電池向けが前年同期比で大幅減

旭ダイヤモンド工業が10月26日に、20133月期第2四半期20124-9)の連結業績を発表していました。

(ニュース記事)
・旭ダイヤが急落、太陽電池の回復遅れで大幅減額(サーチナ)
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1029&f=business_1029_072.shtml

(旭ダイヤモンド工業のサイト内ページ)
・平成25年3月期第2四半期決算短信
 http://www.asahidia.co.jp/pdf_ir/25-03-chukan.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は下記の通り。

・売上高:197億4,700万円(前年同期比15.5%増)
・営業利益:26億7,700万円の黒字(同53.8
・経常利益:29億2,300万円の黒字(同50.8
・四半期純利益:18億900万円の黒字(同44.7

そして太陽電池関連では、

電子・半導体業界(※旭ダイヤモンド工業の主要顧客)向けの製造工具では、スマホ需要などを受けて
 ・液晶
 ・LED
 の関連工具の販売が回復の動きを見せた。
 しかし、太陽電池関連工具低迷したこともあり、前年同期比では大幅に減少している。

電着ダイヤモンドワイヤ太陽電池向け販売が、前年同期比で大幅に減少した。

との状況が記述されています。(※具体的な数字は記載無し)


「エコメップ」の販売は、ちょうど昨年度の7-9月あたりから陰りが出てきたようですが、太陽電池パネルの供給過剰が未だ解消されない状況では、製造用工具の需要も上向く要素が無い、ということでしょうか。

太陽電池生産量の上位を占める中国メーカーの危機的な状況が報じられているだけに、製造用工具・部材の需要についても、今後の予断は許されないのでは、と考えます。


※関連記事:
旭ダイヤモンド工業の電着ダイヤモンドワイヤ「EcoMEP」は、太陽電池用シリコン向けが売上の6割(2009/07/11)
旭ダイヤモンド工業のシリコン切断ワイヤ「エコメップ」の需要が、2009年度後半から増える?(2009/10/01)
旭ダイヤモンド工業が、三重工場に「EcoMEP」製造用新棟を建設する方針、生産能力は既存工場の約3倍(2010/03/20)
太陽電池用シリコンの切断工程で、技術革新が進んでいるとのこと(2010/06/09)
電着ダイヤモンドワイヤの日本国内シェアは、現在30%程度とのこと(2010/12/30)
旭ダイヤモンド工業の電着ダイヤモンドワイヤーは、国内シェアほぼ100%とのこと(2011/01/19)
旭ダイヤモンド工業が、エコメップの年産能力を、2013年3月期に360億円まで引き上げる計画(2011/02/03)
旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の好調さを紹介している「東洋経済オンライン」の記事(2011/02/17)
旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の2011年度第1四半期の売上高は、前年同期比73%増(2011/08/02)
野村証券が、旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の供給がやや過剰、と指摘(2011/08/10)
旭ダイヤモンド工業「エコメップ」の売上高は、2011年4-6月期が30億円強・同7-9月期は20数億円、ウエハー価格下落で加工業者が導入見送り(2011/11/10)
旭ダイヤモンド工業の2011年4-12月の電着ダイヤモンドワイヤ販売が大きく後退(2012/02/04)

寺岡ファシリティーズが太陽光発電+蓄電池で独立稼動する自動ドア「SOLAD」を開発、2013年9月の発売を目指す

寺岡ファシリティーズ」社が2012年10月16日に、

・太陽光発電+蓄電池で独立稼動する自動ドアシステムSOLAD」を開発し、自社の東京支店に試作機を設置した。

と発表していました。

(ニュース記事)
・太陽光で動く自動ドア、来年実用化、寺岡ファシリティーズが開発(MSN産経ニュース)
 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121028/biz12102822160010-n1.htm

(寺岡ファシリティーズのサイト内ページ)
・ NEDO助成事業 「太陽光発電 + 自動ドア (商品名:SOLAD) 」 の試作機を設置
 http://www.teraoka-fa.co.jp/news/shosai.php?id=35

上記URL先ページによると、システムの概要は下記の通り。

・背景:
 ・自動ドアは消費電力が少なく、また日当たりが良い場所に設置されているため、太陽光発電との相性が良い。
 ・自動ドアは建物のバリアフリーを実現するものであり、商用電力が供給されない際(災害時など)でも、出入り口のバリアフリーを確保し続けることが重要になる。

・構造・機能:
 ・太陽電池セルをガラスに封入したものを、
  ・自動ドア
  ・ドア周辺の建具
  に組み込んでいる。(新築・リニューアルの双方に対応可能)
  その発電電力をバッテリー等に充電し、自動ドアの動力源として使用する。
 ・発電・充電量の不足時(曇天が続いた際など)は、深夜電力を充電して使用する。
 ・100V出力を可能にし、災害時に携帯電話充電などが行える機能も付加する。

・発売時期:2013年9月の予定

・今後の方針:
 ・製品化に向けて、設置した試作機を用いて
  ・使い勝手の検証
  ・性能の向上
  を図る。
 ・自動ドア以外に、エントランス周りの建具への発電ガラスの組み込みも視野に入れている。


発表資料に掲載されている写真では、ドア開閉部左右のガラス部分の中に太陽電池セルが組み込まれているのが良く見え(、セル間の配線もくっきりと見える)、意外なメカニックさを感じます。

今回はまだ試作機ということもあるとは思いますが、太陽電池の構造をはっきり見られるという点で、個人的には非常に魅力を感じる設備です。

大きなガラスを利用しているだけに、大地震での破損が心配ではありますが、機能的には、停電における独立可動や携帯電話などへの給電機能が想定されているとのことで、災害発生時への備えとして大きな魅力を持っていると思うので、製品化の実現と普及拡大に期待したいところです。

三菱電機が、住宅用太陽光発電の保証期間を延長する「モジュール20年・機器10年延長保証制度」を提供開始

三菱電機が、住宅用太陽光発電システムの保証期間を延長する「モジュール20年・機器10年延長保証制度」の提供を開始しているとのことです。

(ニュース記事)
・三菱電、住宅用太陽電池モジュールの保証期間を20年に延長(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0320121029bjac.html

(三菱電機のサイト内ページ)
・トータルサポート
 http://www.mitsubishielectric.co.jp/service/taiyo/jutaku/feature/support/

上記URL先ページによると、制度の概要は下記の通り。

・保証の種類:
 ・「モジュール20年保証」:
  ・内容:
   太陽電池モジュールの出力が、「公称最大出力の80%を下回った場合、該当のモジュールについて無料修理を行う。
  ・対象製品:2012年10月現在では下記のモジュール。(※これら以外10年保証)
  PV-MA2120J、PV-MA1050JH/JL/JR、PV-MA2070J、PV-MA1020JH/JL/JR、PV-MA1680JW、
   PV-MA0840JV、PV-MA2082JS、PV-MA1990JS、PV-MA2500J 、PV-MA2000JK
  ・保証期間:引渡し日から20年間(従来比2倍)
  ・適用開始時期:2012年10月1日以降の保証書発行分
 ・「機器10年保証」:
  ・内容:
   ・パワコン、接続箱
    ・パワコンや接続箱(マルチアレイコンバータ含む)が正常に動作しない
    ・パワコンの電力変換効率が、「JIS C 8961」の規定条件下でカタログ記載値の90%を下回った
    という状況の場合、無料修理を行う。
   ・システム部材
    製造瑕疵により、設置強度が保持できずモジュールの外れ・落下などが生じた場合、無料修理を行う。
    (※陸屋根用システム部材の取付架台と建物を接合する部品類は、据付工事の範囲であり保証対象外)
  ・保証期間:引き渡し日から10年間。

・発行の要件
 下記に該当することが必要となる。
 ・顧客による延長保証申込書(パワコンに同梱の葉書)の申し込みと、販売店によるウェブ申請が行われたシステム
 ・MPS認証用IDを持った販売店が販売したシステム 
 ・三菱電機の据付技術講座を受講しており、施工IDを取得した施工店が施工したシステム
 ・三菱電機の製品・推奨部材で構成されたシステム

申込期限:システムの設置後6ヶ月以内


住宅用システム・モジュールの保証期間の延長サービスは、幾つかの他社でも提供が始められていますが、普及に伴って設置後の安心に対するニーズも大きくなっている、ということでしょうか。

太陽電池モジュールの寿命は通常20年以上とされているだけに、出力保証を20年間とするのは、消費者側としても納得しやすい措置だと考えるので、他のメーカーでも同様の取り組みが広がることを期待したいところです。


※関連記事:
サンテックパワーが日本で発売する太陽電池モジュールの発電保証期間は25年(2009/02/26)
シャープが住宅用システム向け「まるごと15年保証」を開始予定、約16,000円(3〜4kW設備の場合)で修理・交換が15年間無制限(2012/06/27)
米SunPower社が、太陽電池パネルでの25年間の複合保証(出力・製品寿命の両方)を提供開始(2012/09/11)
posted by 管理人 at 09:04 | Comment(0) | メーカー:三菱

2012年10月28日

中国・新疆で建設中の太陽光発電は、現在15万kWとのこと

中国国家電網新彊電力会社が、新彊での風力発電と太陽光発電の建設状況・規模を公表したとのことです。

(ニュース記事)
・新彊、風力発電容量6年で8倍以上に(CRIonline)
 http://japanese.cri.cn/881/2012/10/26/144s199974.htm

上記URL先ページによると、このうち太陽光発電については、建設中の容量は15万kWとされています。


2011〜2015年の「新疆太陽光電池産業発展計画」(2011-2015年)では、自治区内での太陽光発電の導入目標は2,000MW超、とされており、現時点で建設中のものが計150MWというのはまだまだ微々たるものだと感じざるを得ませんが、これからの約3年間で一気に加速していく見通し、ということなんでしょうか?

中国の太陽電池メーカーが地方政府の支援で生きながらえている、との見方もある中で、これから新疆自治区で大量導入が実現し、国内企業の盛り返しに寄与できるのか、というのも、非常に気になるところです。


※関連記事:
中国における太陽光発電の利用状況を紹介している「日経トレンディネット」の記事(2011/04/03)
中国・新疆ウイグル自治区の哈密市で、太陽光発電所「金太陽モデルプロジェクト」(3MW)が着工(2011/04/15)
新疆ウイグル自治区政府が「新疆太陽光電池産業発展計画」(2011-2015年)を発表、太陽電池の生産規模600MW/年・自治区内の発電容量2,000MW超などを目指す(2012/05/01)
中国・新疆ウイグル自治区での大規模太陽光発電事業を複数紹介している「APFBB」の記事(2012/07/26)
中国の新疆ウイグル自治区で、高集光型太陽光発電設備の工場建設が計画(2012/08/09)
posted by 管理人 at 15:21 | Comment(0) | 市場・業界の動向:アジア

湖南市とコナン市民共同発電所プロジェクトが、出資者を募り障害者支援施設に太陽光発電設備(20kW)を設置する方針、配当は地域商品券

・滋賀県の湖南市
・一般社団法人「コナン市民共同発電所プロジェクト

の2者が2012年10月25日に、

・湖南市内の障害者支援施設に設置する太陽光発電設備を対象とする、出資者の募集を開始する。

との方針を発表したとのことです。

(ニュース記事)
・太陽光発電:共同発電所プロジェクト、出資者募集を開始 地域商品券で配当−−湖南 /滋賀(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/area/shiga/news/20121026ddlk25040407000c.html

(各団体のサイト内ページ)
・湖南市での市民共同発電所の出資者の募集(ブログ「「東近江モデル」から「滋賀県市民共同発電所ファンド」へ」)
 http://blogs.yahoo.co.jp/hose_solar/31211579.html
・コナン市民共同発電所について 初号機の設置場所と規模が決まりました(湖南市)
 http://www.city.konan.shiga.jp/_upfiles/news/f15297/20121002_02.pdf
・TVTの自然のちからファンド(トランスバリュー信託)
 http://tvt-f.jp/products/ew2009/index.html

上記URL先ページによると、事業の概要は下記の通り。

・設置対象施設:障害者支援施設「バンバン」(社会福祉法人「オープンスペースれがーと」が運営)
・発電設備:
 「コナン市民共同発電所」の初号機となる。
 ・発電容量:20kW
 ・運用開始時期:2012年12月の予定
・事業費:800万
・出資の仕組み:
 コナン市民共同発電所プロジェクトが、信託会社「トランスバリュー信託」を通じて出資者を募る。
 ・1口の金額:10万円(80口を募集)
 ・出資期間:20年2ヶ月
 ・配当率:年約2%の予定(※天候などにより変動する)
 ・配当の形式:地域商品券
  地域特産品を扱う「こなんマルシェ」で商品購入に使用できる。
  また今後は、商工会と連携して利用店舗を増やす方針。
 ・募集期間:2011年10月中旬〜11月26日まで(先着順)

また記事では、コナン市民共同発電所プロジェクトの理事長の方の

・「自然エネルギーを地域で活用するモデルとして全国に普及させたい」

とのコメントが紹介されています。


現金でなく地域商品券での配当というのはユニークですが、売電収入を(単に企業の利益にするのではなく)地域経済に還元していく、という点で、固定価格買取制度の活用方法の一つとして、非常に興味深く魅力的な取り組みだと感じます。

また、配当は発電実績により変化するとのことで、太陽光発電事業がもたらす収益が実際にどのように変動するのか、というのをみる意味でも、事業の動向に注目していきたいところです。


※参考サイト:
・[1]一般社団法人コナン市民共同発電所プロジェクト(Facebook内)
posted by 管理人 at 15:16 | Comment(0) | 導入施設

2012年10月26日

群馬県の産電子工業が完全自動追尾式の太陽光発電システム「ムービング ソーラー」を開発、強風時には水平になって風避け

群馬県の「産電子工業」社が、完全自動追尾式の太陽光発電システム「ムービング ソーラー」を開発したとのことです。

(ニュース記事)
・産電子、完全自動追尾式の太陽光発電システム開発−発電量「固定」の2倍(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/dennavi/zensen/nkx0620121025qtkz.html

上記URL先ページによると、システムの概要は下記の通り。

・主な特徴:
 ・自動追尾による発電量アップ
  GPSを利用し、太陽にほぼ正対する。
  これにより従来他社製品の屋根固定型と比べて、約2倍の発電電力量が得られる見込み。
 ・強風対策
  風速15m/秒以上を検知した場合、太陽電池パネルが水平になり風を避ける。
  耐えられる風速は60m/秒まで。
 ・広告塔の役割:
  本体に、会社名や好きな言葉を表示できる。

・試作品:
 ・大きさ:全長11m
  パネル部は縦約8m×横3.7m。
 ・重量:約1,000kg
 ・太陽電池パネル:
  ・メーカー:米SunPower社
  ・設置枚数:16
 ・発電容量:3.8kW
 ・可動範囲:
  ・旋回角:270
  ・仰角:14〜89
 ・今後の予定:
  本社で実証を行い、
  ・旋回時の振動抑制
  ・動作の円滑化
  を実現して量産型に反映する。

・想定用途:
 環境意識が高い企業・自治体向けに、店舗などの広告塔として提案していく。
・開発体制:
 構造設計・強度などの評価で、「群馬県産業技術センター」の協力を得ている。
・価格:約1,200万
・発売時期:2013年2月以降の予定
・販売目標:年間20

また記事では、産電子工業の社長の方による

・「環境への取り組みが一目で分かるシンボルマークとして導入企業のイメージ向上につなげたい」

とのコメントが紹介されています。


記事に掲載されている試作設備の写真を最初見たとき、コンパクトでスマートな外観から小型の設備かと思いましたが、人間との対比を見るとかなりの大きさなので驚きました。

価格はかなり高いですが、太陽の追尾だけでなく、(風力発電の風車のように)姿勢を変えて強風を逃す機能も備えている点は、非常にユニークで興味深いです。

また広告も入れられるとのことで、すっきりした外観と相まって、企業のPR用の役割も十二分に担える設備では、と考えます。


※参考サイト:
・[1]産電子工業
 http://www.sdk-k.co.jp/
posted by 管理人 at 09:31 | Comment(0) | 導入施設

新電元工業が、太陽光発電用パワコンの生産能力を4倍に引き上げる方針とのこと

新電元工業」社が、固定価格買取制度による需要急増を受けて、太陽光発電用パワーコンディショナー生産能力を大幅に増強する方針とのことです。

(ニュース記事)
・新電元工業、太陽光発電用パワコン生産を4倍の月1600台に引き上げ(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/digital/nikkanko/NKK201210250018.html

上記URL先ページによると、方針の概要は下記の通り。

・増強後の生産能力:月産1,600台(7月時点(400台)の4倍)
・取り組み:
 ・生産子会社「新電元スリーイー」(埼玉県)に人員を移動。
  2直から3直に変更する。
 ・受注生産から見込み生産に切り替え、在庫販売を順次進める。
  在庫の保管場所(現在は新電元スリーイーのみ)を、将来的には全国3拠点に拡大し、即納可能な体制を構築する。
・実施時期:2012年11月を目処とする。


7月以降にはパワコンの生産能力増強の報道・発表が相次いでいますが、今回の新電元工業も含めていずれも数倍以上の規模であり、太陽光発電の設置拡大の勢いの強さが伺えます。

市場での需要と供給のバランスが現在どうなっているのかは分かりませんが、新電元工業のパワコンは

・絶縁トランスが不要(高周波絶縁の採用による)
・交流結線の方式が限定されない

との長所を持っているとのこと[2]で、これらのメリットによりユーザーの需要をどれだけ掴んでいくことができるのか、注目したいところです。


※参考サイト:
・[1]太陽光発電パワーコンディショナ(5kW・10kW・100kW)(新電元工業)
 http://www.shindengen.co.jp/product/power/solar3.html


※関連記事:
三社電機が太陽光発電向けパワコンの生産能力を2倍に増強する方針、との報道(2012/07/07)
安川電機が、太陽光発電向けパワコンの生産能力(現在200台/月)を5倍に拡大する方針、行橋事業所を増強(2012/09/02)
東芝三菱電機産業システムでのメガソーラー用パワコンの受注が、2012年度は前年度の10倍に達する見通し、との報道(2012/10/06)

「新電元工業」が2010年春にも、太陽電池モジュール用のバイパスダイオード事業に参入(2010/01/25)
posted by 管理人 at 09:29 | Comment(0) | パワーコンディショナー