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2013年03月31日

Looop社が「MY発電所キット」の新製品を発表、4本バスバーの多結晶型パネル採用で価格を抑え、オプションで角度可変式架台も用意

Looop」社が3月30日に、「MY発電所キット」の新製品などを発表していました。

同社のプレスリリース[1]によると今回の新製品は、2013年度からの固定価格買取制度の新条件に対応するもので、種類は下記の通り。

地上型 多結晶250Wパネル 48枚セット
 ・発電容量:12kW
 ・価格:278万5,000
地上型 多結晶300Wパネル 48枚セット
 ・発電容量:14.4kW
 ・価格:315万
角度可変式架台(※上記セットのオプション商品):
 ・角度調整:15度・30度・45の3段階
  季節ごとに最適なパネル角度に調整することで、年間約3〜5%の発電量アップが期待できる。
 ・価格:1セットあたり10万円を追加することで提供する。

太陽電池パネルには4本バスバー使用の多結晶型を採用しており、価格を抑えつつ、単結晶型に引けを取らない性能・品質としているとのこと。

また今回は、「MY発電所キット」購入者向けの補償サービスについて、これまでの設備に対する補償(自然災害・盗難・悪戯などの被害が対象)に加えて、罹災時に売電利益を逸失した場合の利益補償最長3ヶ月間)を付けているとのことです。


最初に発売された12kWモデル(315万円)と比べると、同容量で40万円近くも安くなっていることに驚きますが、多結晶型の採用による効果がそこまで大きいということなんでしょうか?

また、角度調整可能という架台がどのような構造になっているのか(複数のパネルが付いた重量のある架台を、ユーザー側で簡単に角度の変更・固定ができるものなのか)、という点にも非常に興味を引かれるので、今後の製品写真の発表に期待したいところです。


※参照・参考サイト:
・[1]新商品「MY発電所キット多結晶モデル」のリリースおよび、 「MY発電所キット」の商品付帯補償のバージョンアップのご案内(japan.internet.com)
 http://japan.internet.com/release/282406.html
・[2]Looop
 http://looop.co.jp/index.html


※関連記事:
Looop社が「12kW DIYソーラー発電所キット」(315万円)の配送・設置業務をヤマトホームコンビニエンスに委託、設置費用は30万円〜(2012/06/09)
Looop社の「ソーラー発電所キット」は、2012年6月に入り50セット以上を販売しているとのこと(2012/06/20)
Looop社のDIY型太陽光発電システムの販売数が、70件以上に達しているとのこと(2012/12/02)

2013年03月30日

2013年度の太陽光発電の買取価格は非住宅用(10kW以上)が37.8円/kWh・住宅用(10kW未満)が38円/kWh、電力料金上乗せは全国平均で120円/月の見込み

経済産業省が3月29日に、2013年度固定価格買取制度での買取価格などを発表していました。

同省のサイト[1]によると、主な金額は下記の通り。

新規参入者向けの買取価格
 ・太陽光発電
  ・非住宅用(10kW以上):37.8円/kWh(前年度(42円/kWh)から4円20銭引き下げ)
  ・住宅用(10kW未満):38円/kWh(前年度(42円/kWh)から4円引き下げ)
 ・太陽光発電以外:前年度から据え置き。

消費者への賦課金(全国平均):
 1kWhあたり0.40。(現行制度分が0.35円、旧・余剰電力買取制度分が0.05円)
 標準的家庭(消費電力量300kWh/月)の場合、負担額は平均120円/月となる。(2012年度は87円/月)
 (最安値は北海道(111円/月)、最高値は九州(132円/月))


一般家庭の負担がいよいよ月100円を超える見込みとのことで、余剰電力買取制度のみの頃と比べると流石に格段に上がっていますが、それだけに今後は、固定価格買取制度を利用する事業者において、国民の理解を十分に得るための取り組みが必要になってくるのでは、と考えます。

この制度に対しては批判も見受けられますが、それを覆すだけの説得力のある発電事業の展開がなされることを、強く期待したいところです。


※参照・参考サイト:
・[1]再生可能エネルギー固定価格買取制度に関する平成25年度新規参入者向け買取価格及び平成25年度の賦課金を決定しました
 http://www.meti.go.jp/press/2012/03/20130329001/20130329001.html


※関連記事:
電力会社各社が、余剰電力買取制度による2011年度の上乗せ料金を発表、一般家庭では月額2〜21円の負担増(2011/01/21)
余剰電力買取制度による2012年度の電気料金上乗せ額は3〜15銭/kWh、標準世帯では7〜45円/月の負担増(2012/01/25)
経産省が固定価格買取制度の詳細を公表、太陽光発電(10kW以上)は買取価格42円/kWh・期間20年(2012/06/19)
経産省が太陽光発電の電力買取価格引き下げを検討、2013年度は37〜38円/kWh付近?(2013/01/22)
電力会社10社が2013年度の「太陽光発電促進付加金単価」の申請額を発表、4月は前年度と同額で5月以降は大部分が引き下げ(2013/02/27)
2012年10-12月期の太陽光発電の平均システム費用は、10kW未満が42万7,000円/kW、10kW以上50kW未満が43万7,000円、1,000kW以上が28万円/kW(2013/03/12)
自然エネルギー財団が太陽光発電のFITについて、3区分(10kW未満・10kW以上50kW未満・50kW以上)への変更を提言(2013/03/23)
posted by 管理人 at 08:21 | Comment(0) | 国内の電力買取制度

大和ハウス工業が戸建住宅「xevo」向けの「新『太陽割』」を発表、導入費用を最大40%(東北3県では最大60%)引き

大和ハウス工業が2013年3月29日に、

戸建住宅xevo(ジーヴォ)」の購入者向けに、太陽光発電システムの導入費用を割引する「新『太陽割』」を開始する。

との方針を発表していました。

同社のサイト[1]によると、サービスの概要は下記の通り。

・背景:
 太陽光発電協会によると、新築戸建住宅での太陽光発電システムの平均搭載容量
 ・2012年4月〜12月:4.19kW
 ・2009年4月〜2010年3月:3.77kW
 と、2012年には2009年度比で11%増えている
 大和ハウス工業においても、搭載容量の増加が「Smart xevo Eco Project」での目標達成(2020年までにCO2排出量と光熱費をゼロ化)に不可欠と考えていることから、今回の大幅割引を実施する。

・割引の内容:
 ・太陽光発電システム価格の引き下げ
  1kWあたり52万5,000円(税込)に引き下げる。(従来は57万7,500円)
 ・各種の割引
  ・搭載容量による割引:
   ・2kW以上5kW未満:10%割引
   ・5kW以上7kW未満:20%割引
   ・7kW以上:30%割引
  ・ウェブサイト「ダイワファミリー倶楽部」への入会:10%割引
  ・東北3県(岩手県・宮城県・福島県)での建設:20%割引
  (※これらにより、最大で計40%(東北3県では60%)の割引となる)

・提供開始日:2013年4月1日


割引分が大きいだけに大和ハウス側の負担も大きいと思いますが、それだけメーカー側ではゼロエミッション住宅の実現を重視している、ということでしょうか。

2012年1月開始の「太陽割」(1kW分を割引)では、翌2月のシステム搭載率が68.7%に達したとのことで、今回の新サービスは条件によってはその旧「太陽割」を超える割引率になると思われるので、果たしてどれだけの効果を生むのか、注目したいところです。


※参照・参考サイト:
・[1]最大60%割引 新「太陽割」開始(大和ハウス工業)
 http://www.daiwahouse.co.jp/release/20130328160554.html


※関連記事:
大和ハウス工業が、新築住宅向けの太陽光発電システムを大幅割引(2009/07/18)
大和ハウス工業が、太陽光発電システムの価格を1kWあたり55万円(従来は66万円)に値下げ(2010/04/06)
大和ハウス工業の震災復興支援戸建住宅「xevo K 〜絆〜」は、太陽光発電搭載の場合に2kW分をメーカー側が負担(3kWのシステムでは577,500円で設置可能)(2011/05/03)
大和ハウス工業が「太陽割」等で、新築住宅「xevo」の太陽光発電システムを、最大3kW分無料とするキャンペーンを実施(2012/01/11)
posted by 管理人 at 08:18 | Comment(0) | 戸建住宅

東芝が太陽光発電事業に参入、自社技術の活用で高い発電効率(15%以上)を目指すとのこと

東芝が2013年3月28日に、

・自社が持つ太陽光発電の技術・システムを用いて、太陽光発電事業に参入する。

との方針を発表していました。

同社のサイト[1]やニュース記事[2]によると、事業の概要は下記の通り。

・背景・目的:
 東芝ではこれまで、
 ・火力発電
 ・原子力発電
 ・再生可能エネルギー(水力、地熱、太陽光、風力など)
 の発電プラントに機器を供給してきた。
 今回は、
 ・自社技術活用による発電事業を通じての、再生可能エネルギー普及への貢献
 ・発電会社の運営により得られる知見の、自社技術開発へのフィードバック
 を狙う。

・事業の体制:
 グループ企業「シグマパワー土浦」を「シグマパワー太陽光」に改称し、事業運営会社とする。
 (※シグマパワー土浦はこれまで、コージェネレーションシステムによる発電事業を手がけてきた)

・発電設備:
 ・「東芝横浜事業所」内:
  ・発電容量:1.5MW
  ・稼動開始日:2013年4月1日
  ・発電電力量:年間約200万kWhの見込み
   高効率パワーコンディショナー等の自社技術を活用し、発電効率の最大化15%強)を目指す。
   (※通常の太陽光発電設備の発電効率は12%程度とのこと)
 ・その他:
  ・下記3拠点で、2013年度内に計6.5MWの発電設備を稼動開始する。
   ・東芝キヤリア社の掛川事業所(静岡県菊川市)
   ・東芝姫路工場
   ・東芝姫路半導体工場
  ・また、
   ・スマートコミュニティセンター(川崎市、2013年10月に開設予定)
   ・東芝府中事業所
   にも設置する予定。


東芝は国内外で数々のメガソーラー建設を手がけていますが、今回は自社拠点への導入により、更に技術の向上・ノウハウの獲得を目指す、ということでしょうか。

大規模発電設備での発電効率3ポイントアップは、売電収益の面でもかなり影響が大きいと思われるので、(東芝に限らず)メガソーラーにおける技術向上を進めるうえでも、今回の取り組みで優れた成果が得られることを期待したいです。


※参照・参考サイト:
・[1]太陽光発電事業の展開について(東芝)
 http://www.toshiba.co.jp/about/press/2013_03/pr_j2802.htm
・[2]太陽光発電の効率を15%以上に、東芝が自社のメガソーラーで実現へ(スマートジャパン)
 http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1303/29/news023.html


※関連記事:
東芝が電力・産業用太陽光発電事業を強化・本格参入(2009/01/05)
「東洋経済オンライン」による、東芝の太陽光発電事業に対する3点の評価ポイント(2009/01/14)
東芝が中部電力から、事業用の太陽光発電プラント建設を受注(2009/08/20)
東芝が「浮島太陽光発電所」建設で、東京電力と契約を締結(2009/12/01)
東芝がメガソーラー受注のため、太陽光発電事業の人員を増加(2009/12/07)
東芝がブリガリアで10MWの太陽光発電所を建設予定、今後は欧米での発電所需要開拓に取組む方針(2010/08/25)
東芝と東北電力が「八戸太陽光発電所」(1.5MW)の発電システム納入で契約、太陽電池は3社の製品を採用予定(2010/09/28)
東芝が、北陸電力の「志賀太陽光発電所」(1MW)の建設を受注(2010/10/28)
東芝が府中事業所に「太陽光発電研究棟」などを新設(2010/11/05)
東芝が中国電力から、「福山太陽光発電所」(3MW)の建設を一括受注(2010/10/14)
東芝が伊「アンサルドT&D」社を買収、欧州・北アフリカでの送変電・太陽光発電事業への本格参入を狙う(2011/03/31)
東芝が新潟県からメガソーラー建設工事を受注、同社初の自治体向け受注(2011/10/28)
東芝と南相馬市が、大規模太陽光発電所群(計10万kW規模)の建設などで協定を締結(2012/06/21)
東芝が、メガソーラーの見積もりを1日(従来の1/10)で行える設計支援ソフトウエアを開発(2012/06/22)
東芝が岩手県の中尊寺に、LED照明設備と太陽光発電システムを寄贈する方針(2012/09/13)
posted by 管理人 at 07:58 | Comment(0) | 国内のメガソーラー

ALSOKとNKSJ-RMがメガソーラー事業者向けのリスクコンサルティングサービスを開始、安全証明書でリスク把握が可能に

ALSOK(綜合警備保障)
NKSJリスクマネジメント

の2社が共同で、メガソーラー事業者向けリスクコンサルティングサービスを開始したとのことです。

両社の発表[1][2]によると、サービスの概要は下記の通り。

・背景:
 欧州ではメガソーラーでのパネル盗難リスク等が顕在化しており、日本国内でも敷地内への警報装置導入を検討する事業者が増えてきている。
 2社はこれまでメガソーラー事業者に対し、
 ・ALSOK:
  ・防犯カメラ
  ・機械警備システム(異常発生時にガードマンが駆けつける)
 ・NKSJ-RM:事業運営におけるリスク(主に自然災害)を抽出・評価する診断サービス
 等のサービスを、各々提供してきた。
 今回は2社のノウハウを融合することが、より高度なサービスの提供に有効と判断し、提携を決定した。

・提供の対象:
 下記条件に該当するメガソーラー事業者。
 ・ヒアリングシート(NKSJ-RMが作成)の回答内容が、所定の条件を満たしている。
 ・ALSOKの警備システムを導入済みまたは導入予定。

・期待されるメリット:
 ・リスクの把握:
  メガソーラー事業者は、NKSJ-RMが発行する安全証明書を受けられる。
  この証明書ではレーダーチャート方式で、発電設備の安全評価結果も提示される。
  これにより事業者は、事業における火災や盗難リスクの概要を把握できる。

・費用:1敷地につき5,000円〜(税抜)。
・提供開始日:2013年3月15日
・受注目標:今後3年間で100件。


国内のメガソーラーでのパネル盗難事例があるのかは分かりませんが、小規模な機器や設備では、当ブログでチェックしてきた限りでも既に何件か事例があるだけに、メガソーラーについても遠からず備えは必須になると思われるので、著名な警備会社が携わる今回のサービスに対する需要も十分に見込まれるのでは、と考えます。

もっとも、盗難に対する備えを講じなければならないこと自体が残念ではありますが、太陽光発電施設の建設計画が急増している状況では、仕方が無いこととも感じます。


※参照・参考サイト:
・[1]メガソーラー(大規模太陽光発電所)事業者向けリスクコンサルティングサービスの提供開始について(ALSOK)
 http://www.alsok.co.jp/company/news/news_release_details.htm?alpc_news.news_detail[id]=2265
・[2]メガソーラー(大規模太陽光発電所)事業者向けリスクコンサルティングサービスの提供開始(NKSJリスクマネジメント)
 http://www.nksj-rm.co.jp/news/images/20130314_1.pdf


※関連記事:
南箕輪村の大泉所公衆トイレの太陽光発電装置が盗難、排泄物処理装置が使用できず(2010/05/12)
茨城県水戸市内で、発電用に設置されている太陽電池パネル26枚が盗難(2012/07/25)
長野県内で、建設現場から盗んだ太陽電池パネルで5年間生活していた容疑者が逮捕(2012/09/05)
ひたちなか市内の太陽光発電施設の建設現場で、太陽電池パネル138枚などが盗難(2013/03/09)
posted by 管理人 at 07:56 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内

2013年03月29日

東急ホームズとソフトバンクモバイルが「おうち発電プロジェクト」で協業、「住まいまるごと再生システム」利用者には募集期限や築年数の条件を緩和

東急ホームズ」社が2013年3月28日に、

・ソフトバンクモバイル社との間で、「おうち発電プロジェクト」の協業代理店契約を締結した。

と発表していました。

東急ホームズのサイト[1]によると今回の提携により、東急ホームズの「住まいまるごと再生システム」の利用者について、下記のメリットが提供されるとのことです。

募集期限の撤廃
 「おうち発電プロジェクト」の一般公募は、2013年3月31日でエントリー終了となる。
 一方、東急ホームズの「住まいまるごと再生システム」の利用者には、この期限が適用されない。

規定築年数を経過した住宅も参加可能
 東急ホームズの「住まいまるごと再生システム」を実施した建物であれば、「おうち発電プロジェクト」への参加が可能となる。

ちなみに「住まいまるごと再生システム『暮らしアップGREEN』」では、戸建て住宅の基礎・柱などを活かして全面リフォームするもので、内外装や設備の一新に加えて、耐震工事(震度6強の地震、その後の余震に対応)が標準仕様となっているとのことです。


新築住宅購入者における太陽光発電の導入検討率について、2012年はセキスイハイム購入者が約9割、一般平均が約7割との調査結果が公表されていますが、やはり技術を持った住宅メーカーが直接関わることで、太陽光発電システムの導入ハードルは低くなるのでは、と考えます。

特に、東急ホームズが手がけている「住まいまるごと再生システム」[2]は、技術・コスト・サポートの各面で大きなメリットがアピールされており、今回の提携は「おうち発電プロジェクト」の参加者拡大にも一定の効果をもたらすのでは、と予想します。


※参照・参考サイト:
・[1]<暮らしアップGREEN>【住まいまるごと再生システム】限定 ソフトバンク『おうち発電プロジェクト』が始まります。
 http://www.tokyu-homes.co.jp/info/release/post-145.html
・[2]暮らしアップGREEN
 http://www.kurashi-up.com/green/


※関連記事:
ソフトバンクモバイルとSBエナジーが「おうち発電プロジェクト」を発表、住宅1,000戸の屋根を借りて太陽光発電設備を設置・売電する計画(2012/12/13)
posted by 管理人 at 07:32 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内

新潟県の外山産業グループが、雪国向けの独自設計架台(高さ2.4m、角度調整可能)を用いた太陽光発電設備を稼動開始

新潟県の「外山産業グループ」が、雪国向け独自設計した架台を用いた太陽光発電設備を完成させたとのことです。

ニュース記事[1]によると、設備の概要は下記の通り。

・場所:栄工場(三条市)に隣接する、自社所有の遊休地(5,000m2)。
・発電容量:200kW
・年間発電量:約20万kWhの見込み

・設備:
 ・架台:
  ・設計・製作:グループ企業の「外山工業」
  ・設置角度
   ・45度(冬期間の積雪防止用)
   ・30度(冬季以外)
   に調整できる。
  ・高さ
   設置地域の積雪状況に応じて、積雪やパネルからの落雪の影響を受けないように検討。
   今回の場合は積雪1.4mとして、架台の高さを2.4m(パネルの最高地点は3.8m)としている。
  ・設置数:216
 ・太陽電池パネル:
  ・1枚のサイズ:1,580mm×812mm×35mm
  ・発電容量:233W
  ・設置枚数:864

・施工:グループ企業の「メッツ」社


架台は高さ2m以上と大掛かりなものであり、施工のコストもかなり高くなると思いますが、積雪地域の気候・環境によってはこのぐらいの規模の架台が必要になる、ということでしょうか。

同じ県内で2年前から稼動し、優れた発電実績を挙げているという「新潟雪国型メガソーラー」(県と昭和シェル石油の共同事業)とは、パネルの角度・架台の高さがかなり異なっているのが興味深いですが、今回の設備も年間で高い発電能力を発揮することを、期待したいところです。


※参照・参考サイト:
・[1]外山工業が自社設計した架台で200kwhの太陽光発電所を建設、売電事業参入を発表(kenoh.com)
 http://www.kenoh.com/2013/03/28toyama.html
・[2]外山産業グループ
 http://www.toyama-sn.co.jp/


※関連記事:
新潟県と昭和シェル石油による、雪国仕様のメガソーラーが稼動開始(2010/08/31)
「新潟雪国型メガソーラー」が、年間発電目標(100万kWh)を40日前倒しで達成(2011/08/04)
新潟県の「雪国型メガソーラー」では、太陽電池パネルの補強フレームの角を落としたことが、発電量アップに寄与(2011/11/16)
posted by 管理人 at 07:27 | Comment(0) | 架台

産総研などが薄膜微結晶シリコン太陽電池でで変換効率10.5%を達成、光リソグラフィーにより光閉じ込め構造(ハニカムテクチャ構造)を制御

産総研が2013年3月28日に、

・「太陽光発電技術研究組合(PVTEC)」との共同で、薄膜微結晶シリコン太陽電池での変換効率10.5を達成した。

と発表していました。

産総研のサイト[1]によると、技術の概要は下記の通り。

・背景:
 ・現在の薄膜シリコン太陽電池は、
  ・アモルファスシリコン太陽電池(可視域の光で発電)
  ・微結晶シリコン太陽電池(可視〜近赤外域の光で発電)
  を積層した多接合型が一般的であり、変換効率の向上には、それら各々の変換効率を高める必要がある。
 ・微結晶シリコン太陽電池は、光吸収係数が小さい素材を薄膜にする。
  このため変換効率アップには、発電層内部に光を閉じ込める技術が不可欠であり、従来はテクスチャ構造(大きさ0.1〜10μm程度の微細な凹凸を持つ)を基板上に形成する技術が用いられてきた。
  しかし、シリコン薄膜を険しい形状のテクスチャ構造上で形成する場合、シリコン薄膜の内部欠陥が発生しやすく、光吸収率が上がっても変換効率向上にはつながらない。
  またテクスチャ構造には多くの場合、透明導電膜・金属電極薄膜の製膜過程で自然に形成される凹凸構造が利用されてきた。
  しかしこれには、
  ・製膜条件により、形状・サイズ制限される。
  ・不規則性があるため、テクスチャ構造の形状・サイズと太陽電池特性との相関を、十分に把握できない。
  との問題点がある。

・成果:
 ・光リソグラフィー工程を用いることで、直径数μmの穴が蜂の巣状に並ぶハニカムテクスチャ構造を作成する。
  この手法では、個々の穴の直径・深さを独立して制御できる。
  また規則的な構造ができるため、不規則性を無くすことができる。
 ・最も高い発電効率となるハニカムテクスチャ構造の構造パラメーターは、太陽電池の膜厚に依存することから、
  ・膜厚に応じた光閉じ込め構造の必要性
  ・適切な形状・サイズの選択による、発電特性劣化の最小限化が可能
  であることが判明した。
 ・上記の結果に基づき、最適なハニカムテクスチャ構造を作製し、更に
  ・透明性が高いドーピング層
  ・産総研が独自開発した透明導電性酸化物薄膜
  を用いた。
  これにより薄膜シリコン型として極めて高い短絡電流密度が得られ、薄膜微結晶シリコン太陽電池で変換効率の記録(従来は10.1%)を更新した。


これまでは制御できなかった構造形成の部分について、任意のコントロールを可能にしたことは、微結晶シリコン太陽電池の性能向上に非常に大きく寄与するのでは、と考えます。

また今後は、今回の手法の多接合型太陽電池への応用も目指すとのことで、薄膜シリコン型全体としてどこまで変換効率を上げることができるのか、期待が高まります。


※参照・参考サイト:
・[1]薄膜微結晶シリコン太陽電池で発電効率10.5%を達成(産総研)
 http://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2013/pr20130328/pr20130328.html
・[2]PVTEC
 http://www.pvtec.or.jp/


※関連記事:
産総研が薄膜シリコン型太陽電池の「光劣化」を抑制する手法を発表、光劣化率10%・変換効率9.6%を達成(2012/05/28)
posted by 管理人 at 07:25 | Comment(0) | 研究・開発の動向

2013年03月28日

パナソニックの2013年3月期の太陽電池事業は、営業利益率5%を超える見込み

ニュース記事[1]では、パナソニックグループエナジー社の副社長の方が示した、パナソニックの太陽電池事業の現状や方針が紹介されています。

これはブルームバーグ・ニュースのインタビュー(2013年3月25日実施)で語られたもので、主な内容は下記の通り。

太陽電池事業の業績
 2013年3月期の太陽電池事業の営業利益率は、10%には及ばないが、5%を上回る見込みとなっている。
 (※営業利益率5%は、社長が整理対象事業の目安として示した数字)
 これは、
 ・固定価格買取制度による国内需要の増加
 ・コスト削減
 が寄与した。

パナソニックにおける太陽電池事業の方針
 世界的に供給過剰となっている中、市場シェアよりも利益の質を追求する。
 (住宅向けへの集中など)


昨年示していた目標(営業利益率約10%)には及ばないものの、それでも大手メーカーの赤字や苦境が相次いでいる中で、黒字を維持していることには驚きますが、事業運営において他メーカーと一体どのような違いがあるのか、非常に興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
・[1]パナソニック:太陽電池は今期も黒字−買取制度やコスト減で(ブルームバーグ)
 http://www.bloomberg.co.jp/news/123-MK788O6KLVR601.html


※関連記事:
パナソニックは太陽電池事業で「きっちり利益を出せている」とのこと(2012/02/15)
パナソニックの2012年度の太陽電池事業は営業利益率約10%、販売の国内比率80%(住宅向け中心)を目指す(2012/06/20)
パナソニックの2012年度の公共・産業用太陽光発電システムの販売目標は10万kW弱(2011年度比約6倍)、システム規模により多結晶型とHITの住み分けを図るとのこと(2012/07/04)
パナソニックの2012年4-9月期の太陽電池事業は、欧州向け売上高が減少したとのこと(2012/11/02)
パナソニックのマレーシアの太陽電池工場が稼動開始、同社初のウエハー・セル・モジュールの一貫生産を実施(2012/12/14)
posted by 管理人 at 08:03 | Comment(0) | メーカー:パナソニック

オムロンが簡易遠隔監視サービス「ソラモニ3G」を発表、3G回線利用で設置を容易化

オムロン社が2013年3月27日に、太陽光発電設備の簡易遠隔監視サービスソラモニ3G」の提供開始予定を発表していました。

同社のサイト[1]やニュース記事[2]によると、サービスの概要は下記の通り。

・主な特徴・機能:
 ・発電量などをネット経由で確認
  太陽光発電システムの発電量を、定期的にオムロンのデータセンターに収集。
  そしてユーザーは、発電量のグラフを、インターネット回線経由によりパソコンでリアルタイム閲覧できる。
  また、故障による発電停止の際には、ユーザーの携帯電話にメールで通知する。
 ・機能を簡易化
  従来の「ソラモニ」(2012年7月提供開始)から、機能を絞り込んでいる。
 ・3G回線を利用
  データセンターまでの通信網の回線工事が不要。
  このため、特に屋外・遠隔地の発電設備において、監視システムの設置が容易になる。
 ・パワコンの遠隔監視
  オムロン製の屋外型パワーコンディショナーの対応機種(現在は「KP44M-PJ4」「KP55M-PJ4」)とセットで利用する場合、パワコンの
  ・故障の有無
  ・運転状態
  等も遠隔監視できる。

・想定ユーザー:
 ・農山漁村
 ・郊外
 の遊休地に、売電目的で太陽光発電システム(発電量50〜300kW)を建設している中小事業者

・費用:
 ・初期投資額(端末設置など):十数万
 ・回線・サーバーの利用料:月3,500

・販売目標:2年間で5,000件。

・今後の予定:
 ・保守サービスのオプション提供
 ・対応パワコン機種の拡大
 ・詳細な故障情報のモニタリング機能の追加
 等を予定している。


NTTスマイルエナジーの「『エコめがね』全量モバイルパック」もそうですが、ネット回線の敷設が必要無いのは、導入のしやすさにおいて大きな利点では、と考えます。

ただ、システムの利用において回線速度が十分なのかどうかが気になりますが、太陽光発電設備の発電データ収集とPCでのグラフ閲覧程度であれば、光ファイバーほどの高速な回線は必要ない、ということなんでしょうか。

また、初期投資額は勿論、毎月の利用料も10年単位の利用だと積み重なって小さくない負担になると思いますが、システムの導入による経済的な効果(発電量の低下や発電不能による損失の回避)についても、今後データが公開されると面白そうです。


※参照・参考サイト:
・[1]太陽光発電見守りサービス「ソラモニ3G」の提供開始について(オムロン)
 http://www.omron.co.jp/press/2013/03/c0327.html


※関連記事:
NTT西日本とオムロンが、家庭のエネルギー需給の可視化などを提供する「エコめがねサービス」を共同展開予定(2011/05/12)
オムロン等が2012年7月に、遠隔監視による太陽光発電システムの運用監視・現場保守の一体型サービスを提供開始予定(2012/03/30)
posted by 管理人 at 08:02 | Comment(0) | 監視・メンテナンス