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2013年09月27日

LIXILが住宅用「ソーラーラック」に「立平固定金具」「瓦棒固定金具」を追加、穴開けが不要

LIXIL2013年9月26日に、

  • 住宅用太陽光発電システム「ソーラーラック」のパネル設置用金具に、新たに
    ・「立平たてひら固定金具
    ・「瓦棒かわらぼう固定金具」 を追加した。
と発表していました。

製品の概要は下記の通り。

  • 主な特徴
    屋根への穴開けが不要
     立平葺き・瓦棒葺き金属屋根において、ハゼ部を掴んで固定する。
     これにより、屋根にビス孔を開ける必要が無く、雨漏り発生のリスクを解消できる。
  • 追加時期2013年10月1日
    ※「ソーラーラック」用オプション部材のため、単品販売は行わない。

また今回は、垂直積雪量30cm以下の地域向け限定のオプション「雪止め部材」も、同時に追加するとのことです。


屋根のハゼ折り部分をクランプする方式とのことで、パネルが強風を受けた際に、金具のズレや屋根の破損などが生じないかが気になりますが、LIXILは産業用で既に同方式の固定金具を実用化しているだけに、住宅用でも同様の性能・メリットを発揮し、既築住宅へのパネル設置の容易化に寄与するものとなることを、期待したいです。


※参照・参考サイト:
[1]住宅用太陽光発電システム「ソーラーラック」専用金具にラインアップ追加(LIXIL)
http://newsrelease.lixil.co.jp/news/2013/060_roof_0926_03.html

※関連記事:
posted by 管理人 at 03:57 | Comment(0) | 戸建住宅

Suntech子会社保有のイタリアの太陽光発電所(37ヶ所・30MW)が、裁判所から差し押さえの通知

Suntech Power Holdings2013年9月26日に、

  • 子会社「Global Solar Fund(GSF)」がイタリアで保有する太陽光発電所のうち、37ヶ所について、9月19日に同国の裁判所から差し押さえの通知を受けた。
と発表していました[1]。

Suntech Powerは、GSFの株式の約88%を保有。

今回差し押さえの対象となった施設の発電容量(計約30MW)は、GSFが保有する太陽光発電所の約21%に相当するもので、更に発電で得られたFITによる収益も、差し押さえの対象になるとのことです。


違法と判断された詳しい内容・状況は判りませんが、差し押さえ対象の発電所の建設時期(2010〜2011年[2])は、太陽電池パネルの供給過剰状態が始まった頃であり、パネル出荷の上り調子からの転換時期に、収益確保のために何か無茶なことをやったのでしょうか。

どうもお粗末な感が拭えませんが、Suntechは経営建て直しの真っ最中だけに、今回の資産差し押さえがそれにどの程度影響するのか、非常に気になるところです。


※参照・参考サイト:
[1]Suntech Announces Developments with Respect to Global Solar Fund Assets in Brindisi, Italy(Suntech Power Holdings)
http://ir.suntech-power.com/phoenix.zhtml?c=192654&p=irol-newsArticle&ID=1856845&highlight=
[2]サンテックパワーのイタリア資産差し押さえ、企業再生にも新たな動き―中国メディア(新華経済)
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/360581/

※関連記事:

2013年09月26日

2012年の太陽電池モジュール生産量は、中国が22.749MW(全体の66%)でトップ

グローバル インフォメーション社が2013年9月25日に、GlobalData社発行のレポート「Solar PV Modules - Market Size, Annual Production, Average Price, Competitive Landscape and Key Country Analysis to 2020」を発売したとのことです[1]。

プレスリリースで示されている主な数字は下記の通り。

  • 太陽電池モジュールの年間設置容量
    2006年:1.43GW
    2011年:28.94GW
    2012年:30.25GW
    2013年見通し:25.38GW
    2008〜2011年には、累積発電能力が毎年50%以上増加。
    しかし2012年に入ると、成長率は大幅に低下している。
  • 国別の生産量(2012年):
    中国22.749MW(世界の生産量の66%)
     6年連続で世界トップ。
     種類別では、
     ・結晶シリコン型:22.099MW
     ・薄膜型:650MW
    日本3.03GW(同9%)

2012年の設置容量については、他の調査機関が発表済みのデータと概ね同じですが、2006年からの伸びには、最近数年での世界需要の急拡大振りを再確認させられます。

国別の生産量では、中国が7割弱を占めていることに驚きましたが、昨年末には米国での反ダンピング関税・相殺関税の導入、更に今年には欧州でもダンピング解消策(中国からの輸入量の制限)が施行されており、これらが2013年の生産量にどう影響するのかが、非常に気になるところです。

日本は生産量では確かに大きく遅れを取っていますが、需要が未だ各国の政策に大きく依存している現状では、無闇に生産能力を増やすのは得策ではないと思われるので、今後も高品質・性能による差別化で、確固とした地位をキープしてもらいたいです。


※参照・参考サイト:
[1]太陽電池モジュールの生産量は中国が6年連続でトップ(グローバル インフォメーション)
http://www.gii.co.jp/press/8484.shtml

※関連記事:
posted by 管理人 at 06:36 | Comment(0) | 市場調査・予測(レポート等)

シャープが太陽電池モジュールの新しい品質評価規格を策定、IEC規格・VDE独自規格の両方に適合

シャープ2013年9月25日に、太陽電池モジュールにおける新しい品質評価規格を策定したことを発表していました[1][2]。

概要は下記の通り。

  • 背景
    ・シャープではこれまで、
     ・国際基準「IEC規格
     ・独自の品質評価規格(加速劣化試験、耐PID試験、繰り返し風圧試験など)
     を組み合わせて、太陽電池モジュールの長期信頼性の検証を行ってきた。
    VDEはドイツ最大の電気・電子技術協会であり、
     ・Fraunhofer ISE
     ・同国内の太陽電池産業界
     と共同で、モジュールの長期信頼性試験プログラム「VDE独自規格」を策定している。
  • 変更点・メリット
    VDE独自規格を取り入れたことで、
    ・IEC規格
    ・VDE独自規格
    両方に適合できる。
    これにより、各認証の取得(従来は個別)にかかる期間が短縮される。
  • 主要項目
    結露凍結試験:温湿度変化の繰り返し数は、IEC規格の約10倍。(※シャープの従来規格を引継ぎ)
    高温高湿試験:設置時間は、IEC規格の数倍。(同上)
    繰り返し風圧試験、端子強度試験、生産工程監査:従来規格に、VDE独自規格の基準を取り込んだ。
  • 適用商品:今後発売する結晶型モジュールの新製品

またニュース記事[3]では、今回の新基準策定の目的として、中国メーカー等の低価格製品への対抗が挙げられています。


結露凍結試験・高温高湿試験は、従来の規格でもIECのものより条件が大幅に厳しく、Fraunhofer CSPの試験でPID現象が発生しなかったのも、納得できる気がします。

繰り返し風圧試験・端子強度試験・生産工程監査については、従来規格とどう変わったのかは不明ですが、VDE独自規格は太陽光発電導入量トップのドイツで策定されたものであり、顧客側にとっての判りやすさも大きく高まるのでは、と考えます。


※参照・参考サイト:
[1]太陽電池モジュールの新たな品質評価規格を策定(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/130925-a.html
[2]発表会レポート(同上)
http://www.sharp.co.jp/corporate/report/solar_quality/index.html
[3]シャープ、太陽電池の耐久性で独自基準(時事ドットコム)
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2013092500520
posted by 管理人 at 06:34 | Comment(0) | メーカー:シャープ

2013年09月25日

「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」(111MW)は三井物産とSBエナジーの共同事業、稼動は2015年度冬の予定

三井物産SBエナジーの2社が2013年9月24日に、北海道安平町でのメガソーラー「ソフトバンク苫東安平ソーラーパーク」(111MW)の建設・運営予定を発表していました。

事業の概要は下記の通り。

  • 敷地面積:約166万m2
    株式会社苫東の所有地。
  • 年間予想発電量:初年度は約10万8,014MWh。
  • 運営
    2社が共同設立した「苫東安平ソーラーパーク株式会社」が担う。
  • スケジュール
    2013年10月:着工
    2015年度冬:運転開始

2011年の計画発表(340MW)から早や2年が経過していますが、まずは系統連係が認められた分が着工に漕ぎ付けたのは、ホッとするものがあります。

SBエナジーは苫東で先行して実験プラントを設置しており、その成果を生かして、国内トップ規模となるメガソーラーを北海道でどう作るのか(パネルの種類、設置角度・高さ等)、今から非常に楽しみです。


※参照・参考サイト:
[1]北海道安平町でのメガソーラー発電所の建設について(三井物産)
http://www.mitsui.com/jp/ja/release/2013/1201036_4689.html
[2]北海道安平町でのメガソーラー発電所の建設について(SBエナジー)
http://www.sbenergy.co.jp/ja/news/press/2013/article/press_20130924_01j.html

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:33 | Comment(0) | 国内のメガソーラー

パナソニックが公共・産業用の両面モジュール 「新・HITダブル」を発表、垂直設置では従来型(片面のみ)より発電量30%増の見込み

パナソニックが2013年9月24日に、公共・産業用両面型モジュール 「新・HITダブル」を発表していました[1]。

製品の概要は下記の通り。

主な特徴

  • 表裏両面で受光・発電が可能
    表裏対象構造のセルを、表面・裏面の強化ガラスで挟んでいる。
    発電量における設置方位・角度の影響が少なく、垂直設置においては、標準のHITモジュールの同条件設置に比べて、約30%の増加が見込まれる。
  • ライトスルー構造の採用
    フレームの影を考慮して、セルと外枠フレームの距離を拡大。
    これにより、光の透過量も増加する。

主な仕様

  • 品番:VBHN225DJ05
  • 公称最大出力225W
  • モジュール変換効率16.0%(※表面のみ)
  • 公称開放電圧52.4V
  • 公称短絡電流5.54A
  • サイズ:幅1,630mm×高さ862mm×厚さ35mm
  • 質量24kg
  • 希望小売価格19万8,000円(税込)
  • 受注開始日2013年10月1日の予定
  • 販売目標:年間5,000

両面発電が最大の特徴だけに、変換効率がモジュール表面での受光のみの値、というのは不思議な気がします。

裏面での発電について、現状では性能を示す明確な規格が定められていない、ということだと思いますが、同様の両面タイプモジュールの普及が進めば、何らかの基準が策定されることになるのかもしれません。(反射光によるとなると、発電条件が表面のように単純では無いので、難しいとは思われますが)

強度や耐久性は不明ですが、個人的には、冬の反射光が期待できる降雪地域での設置で、どの程度のメリットを発揮できるものなのか、という点に興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
[1]両面発電型太陽電池モジュール 「新・HITダブル」受注開始(パナソニック)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/09/jn130924-2/jn130924-2.html
posted by 管理人 at 02:30 | Comment(0) | メーカー:パナソニック

矢野経済研究所が「国内太陽光発電システム市場に関する調査結果 2013」を発表、2012年度の市場規模は初の1兆円突破

矢野経済研究所が2013年9月24日に、レポート「国内太陽光発電システム市場に関する調査結果 2013」を発表したとのことです[1]。

これは2012年度の市場規模を「エンドユーザー販売金額」(部材+設置工事費)で算出したもので、サマリーで紹介されている主な数字は下記の通り。

  • 市場規模1兆3,198億円(前年度比80.9%増)
    1兆円超は今回が初。
    住宅用(10kW未満):7,046億円(同14.2%増)
    公共・産業用(10kW以上):6,152億円(同445.9%増)
    (※2011年度までは、住宅用が80%前後を占めていた)
  • 海外メーカーブランド製モジュールのシェア17
    ・住宅用:16
    ・公共・産業用:17
  • 新築戸建住宅でのシステム搭載率
    2008年度:4.6
    2011年度:22.6
    2012年度:26.2

市場規模が初の1兆円突破とのことですが、公共・産業用の急激な増加(前年度の5倍以上)から、あくまでFIT開始に大きく依存した結果であり、市場が成長したと単純には喜べないように思われます。

ただ、産業用は認定分と稼動分のギャップがまだ大きく、今後設備の着工・建設が順調に進めば、少なくとも来年度は、更に市場規模は伸びるのではないでしょうか。


需要が急増した中で、海外メーカーブランドのシェアがまだ2割に満たないのが意外でしたが、フル生産状態が続く国内メーカーと比べて、まだまだ海外メーカーに対する信頼度が不足している、ということかもしれません。

太陽光発電協会による2012年度のモジュール出荷統計では、海外企業からの輸入分は約869MW(国内出荷量の22.8%)であり、今回のレポートでのシェア(17%)との差は、出荷量と販売額の違い(海外メーカー製品の価格の安さ)によるものでは、と考えます。


新築住宅での搭載率は既に1/4に達していますが、2008〜2011年度の1年あたりの伸び(平均6%)と比べると、2011から2012年度の伸び(3.6%)は小さくなっており、2013年度はどうなるのかがちょっと気になるところです。


※参照・参考サイト:
[1]国内太陽光発電システム市場に関する調査結果 2013(矢野経済研究所)
http://www.yano.co.jp/press/press.php/001151

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:29 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内

2013年09月22日

北海道「江別ノーザンフロンティア発電所」のパネルは設置高さ1.5m・45度、「伯東滝川ほほえみソーラーパーク」は2m・35度

ニュース記事[1][2]で、北海道で稼動している2つのメガソーラーについて、太陽電池パネルの設置高さ角度が記載されていました。

具体的な数字は下記の通り。

  • 江別ノーザンフロンティア発電所」(江別市、約1.5MW、パネル1万65枚):
    ・設置高さ:1.5m
    ・設置角度:45
  • 伯東滝川ほほえみソーラーパーク」(空知管内滝川市、1.75MW、パネル約7,000枚)
    ・設置高さ:約2m
    ・設置角度:35

施設の写真は[1][2]の他、[3][4]に見やすいものが掲載されており、パネルの高い設置位置と急な角度から、冬の積雪の備えが良く伺えます。
特に江別は、私の住んでいるところに比較的近いので、[3]の冬の写真は(太陽電池パネル以外は)見慣れた雰囲気です。

私がこれまで見ている限りでは、北海道での建物屋根へのパネル設置は住宅・企業施設の双方とも、45度に近い急角度が殆どですが、野立て設置でもこのあたりの角度が合理性が高い、ということかもしれません。

ただ設置高さについては、写真を見る限りでも、数千枚以上のパネルを高さ1.5〜2mに据えるのは、相当な大掛かりという印象で、雪国での野立て設置のハードルも感じられます。

個人的に心配なのは、冬の強風・吹雪(数m先も見えなくなることが結構ある)の際に、この急角度のパネル(と架台)が十分持つのか、という点ですが、次の一冬を越えてどうなるのか、注目したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]なるほど!メガソーラー 江別で見学会「心臓部」も見学(北海道新聞)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/sapporo/492963.html
[2]滝川でメガソーラー稼働 市内誘致1号、出力1750キロワット 豪雪に対応(同上)
http://www.hokkaido-np.co.jp/news/chiiki/493172.html
[3]江別ノーザンフロンティア発電所が本稼動しました。(ソーラーとかち)
http://tokachibare.net/new/609/
[4]滝川ほほえみソーラー竣工式(FM G'Sky放送局長 山口清悦のBLOG)
http://talk.sblo.jp/article/76160741.html

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:32 | Comment(0) | 国内のメガソーラー

2013年09月21日

バイタルフォース社が49kW台で648万円の野立て用システムを発売、架台は別売り

バイタルフォース」社が2013年9月20日に、49kW台648万という野立て用太陽光発電システムを発売したことを、発表していました[1]。

これは「アマテラス・ソーラー」ブランドで販売されるもので、概要は下記の通り。

  • 特徴
    仕入れ先への発注量増加により、低価格を実現した。
  • 機器
    太陽電池モジュール
     ・メーカー・機種:Canadian Solarの「CS6P-255P」
     ・枚数:200
    パワーコンディショナー
     ・メーカー・機種:田淵電機の三相9.9kW機
     ・台数:3台
    集電箱1
    架台は、設計の自由度を高めるため別売りとしている。

イー・コモンズ社の「980セット」を3割以上下回る価格はインパクトが大きいですが、こちらは架台が別売りなので、単純な比較はできないと思われます。

架台を別途用意する必要があるのは、導入のハードルは高くなる一方、自力で設計・調達ができる事業者にとっては融通が利き、50kW未満のセット商品において、ユーザーニーズへの対応を一つ広げるのではないでしょうか。


※参照・参考サイト:
[1]648万円で49kw太陽光発電システムをバイタルフォースが販売開始(バリュープレス)
http://www.value-press.com/pressrelease/116025
[2]アマテラス・ソーラー
http://amateras-solar.com/

東レが有機薄膜太陽電池の新技術を開発、塗布型で変換効率10%超を実現

東レ2013年9月20日に、

  • 有機薄膜太陽電池において新技術を開発し、変換効率10%超を達成した。
と発表していました[1]。

概要は下記の通り。

背景

  • 有機薄膜太陽電池の実用化においては、変換効率の低さが課題となっている。
  • 有機薄膜型の短絡電流アップには、ドナー材料(芳香族ポリマー)の高性能化が必須である。
    また発電層(バルクへテロ構造をもつ)は、「ナノレベル相分離」していることが望ましいとされている。

成果

  • 高性能なポリマー系ドナー材料の開発:
    主鎖平面が基板と平行(=入射光・電荷移動の方向と直角)に配向しやすい化学構造を、ドナー材料の主鎖・側鎖構造に導入。
    (※ドナー材料の主鎖平面は、光吸収・電荷移動の方向と直角の関係にある)
    これにより、光吸収特性導電性を高めたドナー材料の開発に成功した。
  • 発電層の製膜条件の最適化:
    発電層の製膜溶媒などを最適化し、理想的なバルクヘテロ構造を形成することで、配向制御された厚膜化(従来比約3倍)を実現した。
    この材料を用いた太陽電池(非加熱塗布法で製造)で、変換効率10%超を達成。
    (外部量子効率は、全吸収波長領域でほぼ9割超)
    また、
    ・「リーク破壊」(陽極・陰極の接触・通電により起こる破壊)が起き難い
    構造のシンプル化(発電層(従来は複数)が一層のみ)
    との特徴から、高い耐久性と低い製造コストが期待できる。

今後の方針

  • 材料技術の早期確立を図り、実用化に向けた検討を進める。

4年前の変換効率(5.5%)から大幅なアップであり、東レの有機薄膜型の技術が大きな進歩を達成した、と感じさせられます。

寿命についても(東レの発表では数字は示されていませんが)ニュース記事[2]では10年とされており、それが本当であれば、製造しやすい塗布型に適用できる点も合わせて、有機薄膜型の実用化が一気に近づいたのでは、と考えます。

もっとも実用化にはまだ時間がかかると思いますが、東レではモバイル機器用電源としての用途を想定しているとのことで、果たしてどのような製品が登場することになるのか、今から期待が高まります。


※参照・参考サイト:
[1]ポリマー有機薄膜太陽電池で世界最高レベルの変換効率を達成(東レ)
http://www.toray.co.jp/news/rd/nr130920.html
[2]東レ、薄く曲がる太陽電池を実用化へ 15年メド(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGG1902O_Q3A920C1MM0000/

※関連記事:
posted by 管理人 at 01:42 | Comment(0) | 有機太陽電池