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2013年09月07日

パナソニックが全量買取対応の「ワイヤレスエネルギーモニタ」を受注開始、全量買取モードは発電・売電のみのシンプル表示

パナソニック2013年9月5日に、全量買取制度に対応した太陽光発電システム用「ワイヤレスエネルギーモニタ」の受注を開始したとのことです[1][2]。

製品の概要は下記の通り。

主な特徴

  • 「余剰買取」「全量買取」の2モードを搭載
    「余剰買取モード」では
    ・「つくる(太陽光発電)」
    ・「買う(買電力)」
    ・「使う(使用電力)」
    ・「貯める(蓄電池)」
    ・「売る(売電)」
    を表示。
    一方「全量買取モード」は
    ・「つくる(太陽光発電)」
    ・「売る(売電)」
    の2情報のみをシンプルに表示する。
    (モードの選択は、施工設定画面で行う)
  • 10〜20kWの太陽光発電システムに対応
    住宅の他に
    ・店舗併用住宅
    ・小規模アパート
    等の全量買取での利用を想定している。
  • 全量買取専用の電力検出ユニットを用意。

主な仕様

  • ワイヤレスエネルギーモニタ(7型)
    ・品番:VBPM370CK
    ・画面:7.0型のカラーTFT液晶
    ・外形サイズ:
     ・壁掛時:幅208mm×高さ125mm×奥行き28mm
     ・卓上置き時:幅208mm×高さ112.8mm×奥行き100mm
     (※アンテナ高さ除く)
    ・質量:
     ・本体:約460g(卓上ベース含む)
     ・専用ACアダプター:約170g
    ・使用環境:屋内用0〜40
    ・希望小売価格:9万1,350円(税込・工事費別)
  • ワイヤレスエネルギーモニタ用電力検出ユニット
    全量買取専用
     ・品番:VBPW371
     ・最大計測容量:20kW
     ・使用環境:-10〜+40度(凍結なきこと)、85%RH以下(結露なきこと)
     ・外形サイズ:幅150mm×高さ325mm×奥行き124mm(半埋込み時の露出部分は奥行94mm)
     ・質量:1,360g
     ・希望小売価格:3万6,750円(税込・工事費別)
    余剰買取方式
     ・品番:VBPW370
     ・希望小売価格:3万9,900円(税込・工事費別)

また販売目標は、年間3万セットとのことです。


系列会社のパナホームが今年4月に10kW以上を搭載できる住宅「カサート エコ・コルディス」を発売したこともあり、今回のモニター新機種の発表には、全量買取制度の適用が(産業用だけでなく)一般住宅でも少しづつ広がっている、ということが想像されます。(もっとも今回の製品の想定販売先は、一般住宅のみではありませんが)

2012年度の住宅用補助金の申請件数が約33万件だったことを考えると、年間3万セットという販売目標はかなり大きいと思われますが、全量買取対応の今回の機種が、太陽光発電用モニターの新たな需要を獲得することができるのか、興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
[1]全量買取対応「ワイヤレスエネルギーモニタ(7型)」「エネルギーモニタ用電力検出ユニット」受注開始(パナソニック)
http://panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/2013/09/jn130905-1/jn130905-1.html

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:14 | Comment(0) | メーカー:パナソニック

ネミーエネルギーソリューションズが遠隔管理システム「エネライン」を提供開始、全メーカーのパワコンに対応

管理システム「エネライン」の提供を開始したとのことです[1][2]。

製品の概要は下記の通り。

主な特徴

  • 多様なパワコンに対応
    100kW以下の全メーカーのパワーコンディショナーに対応できる。(最大でパワコン5台を接続可能)
  • 3G回線に対応(オプション):
    インターネット通信は有線・無線LANの他に、3G回線がオプションで利用可能。
    これにより、通信環境が整備されていないエリアでも設置・利用ができる。
  • 運用状態の監視が容易
    ネット通信ができる環境であれば何処でも、PC・スマートフォン・タブレット端末により、
    ・発電量・発電状態の監視、シミュレーションとの比較
    ・故障の通知(電子メール)
    ・ソフトウェアの自動アップデート
    を利用できる。
  • 新たな電力契約が不要:
    系統連系から「エネライン」の内部電源に電力を供給する。
  • 全量買取・余剰電力買取の両制度に対応可能。
  • 想定ユーザー:発電事業の事業主
  • 価格
    10〜50kW未満:税抜き59万8,000
    50〜500kW未満:同79万8,000
    (※通信回線費用は別)

全メーカーへのパワコン対応を謳っているのは、3G回線が利用できる点と合わせて、対応力の広さが大きな魅力であり、どのパワコンでも正確で安定した動作が可能なのであれば、今後の監視・管理システムの標準仕様になる可能性があるのでは、と考えます。

ただ3G回線を使う場合は、発電設備の長期間の運営において、月額の通信料金の蓄積が小さくない負担になると思われるので、その点は注意する必要がありそうです。


※参照・参考サイト:
[1]新商品 エネライン発売開始(ネミーエネルギーソリューションズ)
http://www.nemy-es.co.jp/archives/664
[2]太陽光発電事業のリスクを解決する 太陽光発電遠隔管理システム『エネライン』を発売(ゆかしメディア)
http://media.yucasee.jp/r/detail/216032

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:11 | Comment(0) | 監視・メンテナンス

神奈川県が「かながわスマートエネルギー計画」の骨子案を発表、工場・倉庫屋根への太陽電池パネル設置は重さがハードル

神奈川県2013年9月5日に、「かながわスマートエネルギー計画」の骨子案を発表していました[1][2][3]。

この中で、太陽光発電導入量の目標(とこれまでの実績)は下記の通り。

  • 2010年度(実績):13万1,100kW
  • 2012年度(実績):35万6,300kW
  • 2014年度:125万kW
  • 2017年度:230万kW
  • 2020年度:365万kW
  • 2030年度:815万kW

またニュース記事では、太陽光発電の導入について、黒岩知事による

  • 「工場や倉庫等への導入などは遅れている」
  • 「誤算があった。
    太陽光パネルを工場の屋根に付ければ一気に加速すると高い目標を掲げたが、実際にやると『重い』といわれた」
  • 今後の普及は、軽量な薄膜太陽電池の生産体制が整備される2015年度以降の伸びが見込まれる。
とのコメント・見通しが紹介されています。


今回の骨子案では、太陽光発電以外に「分散型電源」(燃料電池、コージェネ等)の普及も取り入れられており、現知事の就任以降のわずか2年ちょっとで、有望で実用性のあるエネルギー技術が増えているのは、非常に喜ばしいことだと思います。

太陽光発電については、知事選の公約から導入目標が引き下げられてきたとはいえ、実際に普及に取り組むことで課題が判明・明確化してきた点で、神奈川県の取り組みに大きな意味があることには変わりない、と考えます。

得に今回は、企業施設(工場・倉庫など)の屋根への太陽電池パネル設置において、重量の面で抜き難い制約が存在していることが明言・明記されているのは、非常に興味深く、(単純に発電能力の高さの追求だけでなく)軽量で設置が容易なタイプのパネルの需要も、今後大きく拡大する可能性があるのかもしれません。


※参照・参考サイト:
[1]かながわスマートエネルギー計画の策定について〜太陽光発電で暮らすエネルギー自立住宅の実現に向けて〜(神奈川県)
http://www.pref.kanagawa.jp/prs/p693500.html
[2]黒岩知事の看板「スマートエネルギー構想」見直し 「分散型電源」拡大、太陽光は下方修正(MSN産経ニュース)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/130905/kng13090522340011-n1.htm
[3]県、太陽光の導入目標を再び下方修正/神奈川(カナロコ)
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1309060003/

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:07 | Comment(0) | 地方自治体の取り組み