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2014年01月16日

2013年の米国の太陽光発電導入量は4.2GW(前年比15%増)、大規模設備が8割以上

Solarbuzzが1月8日に、2013米国における太陽光発電の導入状況を公表していました[1]。

主な数字は下記の通り。

  • 導入量4.2GW(前年比15%増)
    第4四半期単独では1.4GW。(四半期では過去最高を更新)
  • 部門別
    Large-scale:全導入量の80%以上を占めた。
     地上設置型は通年で3GW、4Q単独では1GW超。
    Large rooftop500MW超
     過去数年間とほぼ同水準。
    small-scale(住宅・非住宅の屋根):約700MW(前年比10%増)
     住宅向けが需要の3/4を占めた。
  • 州別
    1位は前年と同じくCalifornia
    2位のNorth Carolinaは、前年から順位を3つ上げているが、これはutility-scaleの動向の活発さによる。
    3位のArizonaと4位のNew Jerseyは、North Carolinaが2位に入ったため、前年より1つ順位を落としている。

全体としては、アジア太平洋地域の合計(2013年は18GW以上の見通し[2])には流石に及ばないものの、かつての最大市場だったドイツ(3.3GW)を超えており、太陽光発電市場がこれまで以上に、地域的な拡大を見せていることが伺えます。

米SEIAによる第3四半期のデータのほうでは、住宅向けの大きな伸びが強調されていましたが、今回のSolarbuzzのデータでは、導入量における産業用大規模発電の寄与の大きさが、改めて感じられます。

米国は一昨年に中国製結晶型モジュールへの制裁関税を実施しており、今回の数字にはそのマイナス影響は感じられませんが、これは大規模設備(恐らく薄膜型メイン)が大部分を占めていることに依るのでは、と推測します。

住宅用については、SEIAのデータでは第3四半期(186MW)は前年同期比49%増である一方、Solarbuzzのデータで「small-scale」の伸びが1割に留まっており、(small-scaleのほうは非住宅も含むとはいえ)伸び率に大きな差があるのが不思議です。
もっとも186MW×4=738MWなので、導入量の数字としては、辻褄が合っているとは感じますが。


※参照・参考サイト:
[1]Record 2013 Solar PV Installations Promotes U.S. to Strongest Market Outside Asia-Pacific, According to NPD Solarbuzz
http://www.solarbuzz.com/news/recent-findings/record-2013-solar-pv-installations-promotes-us-strongest-market-outside-asia-pa
[2]Asia-Pacific Region to Account for Half of Global Solar Photovoltaic Demand in 2014, According to NPD Solarbuzz
http://www.solarbuzz.com/news/recent-findings/asia-pacific-region-account-half-global-solar-photovoltaic-demand-2014-accordin

※関連記事:
posted by 管理人 at 22:01 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米

2013年のイタリア国内での太陽光発電による発電電力量は前年比19.8%増、全発電量に占める割合は7.0%

イタリアの電力事業者「Terna」が1月9日に、2013の同国の電力需給状況を公表していました[1][2]。

このうち、全体の数字と太陽光発電に関わる数字は下記の通り。

  • 電力需要3171億kWh(前年比3.4%減)
  • 国内での発電電力量2774億kWh(同3.6%減)
    太陽光発電:同19.8%増
     国内の発電電力量に占めた割合は7.0%。

国内発電量に占める太陽光発電の割合は同年のドイツ(5%)を上回っているのが意外でしたが、(2013年の新規導入量(3.6GW)は急減したとはいえ)例えば2012年(9.3GW)はドイツ(7.5GW)を上回っており、日照条件(発電条件)が良いことも考慮すると、太陽光発電が電源としてかなりの位置を得ているのも、納得できる気がします。

ドイツでの実績を考えると、イタリアにおいてもピークカットにおける太陽光発電の役割は(ドイツ以上に)大きいものと想像されるので、今後はその点の情報発表も待ちたいところです。


※参照・参考サイト:
[1]Primi dati su domanda di elettricita` 2013: 317 miliardi di kWh il fabbisogno, -3,4% rispetto al 2012(Terna社)
http://www.terna.it/LinkClick.aspx?fileticket=hIxpw2Cgfnc%3d&tabid=166&mid=84 ※Google翻訳の結果
posted by 管理人 at 01:37 | Comment(0) | 電力供給の実績

ドイツの2013年の太陽光発電新規導入量は3.3GW(前年比約55%減)

ドイツの業界団体「BSW-Solar」が1月9日に、同国の2013太陽光発電市場の状況について発表していました[1][2]。

この中で、下記の数字が紹介されています。

  • 新規導入量
    2012年:7.6GWp
    2013年:3.3GWp(前年比約55
  • 設備の価格:過去2年間で約1/4減少
  • 電力買取価格:同半減
  • 発電電力量
    2012年:117億kWh(全電力需要の2%相当)
    2013年:297億kWh(同5%相当)

ドイツについては、最近は電力買取価格が下がった分自家消費用としての導入が増えつつあるとの(連邦環境省による)報告もあっただけに、市場・産業がかなり成熟しているものと思っていたので、新規導入量が一気に半分超も減ったことには非常に驚かされました。

ただ一方で、2013年の新規導入量が前年の半分以下、というのは連邦環境省の予測どおりでもあり、その点では電力買取価格の引き下げによる市場・需要のコントロールが上手くできている、ということかもしれません。(もっとも、買取価格の調整でそのように簡単にコントロールされてしまう、ということでもあるが)

ともかくこの急減度合いだと、例えば施工業者は相当厳しい状況に直面していると思われるだけに、実情がどうなのか非常に気になるところです。

[2]ではEUの反ダンピング措置により設備価格が下げ止まっていることも報じられていますが、その中でFITに頼らない取り組み(例えば東芝が参入する賃貸アパート利用の電力小売事業)が、新しい発電事業の形として確立し、ドイツの太陽光発電市場が(先進市場として)明確に新しい段階に入るところを、見てみたいものです。


※参照・参考サイト:
[1]Solarstrom-Zubau 2013 mehr als halbiert(BSW-Solar)
http://www.solarwirtschaft.de/presse-mediathek/pressemeldungen/pressemeldungen-im-detail/news/solarstrom-zubau-2013-mehr-als-halbiert.html
Google翻訳の結果
[2]ドイツの太陽光発電、新設半減 日米中台頭で首位陥落へ(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1400H_U4A110C1EB1000/

※関連記事:
posted by 管理人 at 01:36 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米