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2014年01月25日

岩手県雫石町で約25MWのメガソーラーが建設予定、スイスのIPP「Etrion」社が関わる

岩手県の雫石町2014年1月22日に、市内での大規模太陽光発電事業(約25MW)の立地に関して、町と事業者間での協定が結ばれたとのことです[1]。

事業の概要は下記の通り。

  • 事業者:特別目的会社「雫石太陽光発電合同会社
    出資比率は、スイスのIPP「Etrion」社が85%、日立ハイテクノロジーズが15%。
  • 場所:沼返地内(小岩井農場隣接地)の民有地(約51ha)
  • 発電出力2万4740kW
    一般家庭約7000世帯分に相当し、雫石町の全世帯分(2013年12月末時点で約6200世帯)を上回る。
  • 発電電力の用途:全量を東北電力に売電する。
  • 事業費用:約76億7000万円(発電開始まで)
  • 完成時期2015年10月の予定
  • 事業期間:発電開始から20年間
  • その他の取り組み予定
    地域への貢献
     事業担当の合同会社は、雫石町内に設置。
     ・建設工事での地元企業の利用、雇用
     ・発電開始後の地元雇用
     ・環境教育(町内児童の施設見学など)
     を行う。
    環境への配慮
     架台基礎には鋼鉄製杭を採用し、事業終了後は撤去する。

海外事業者による太陽光発電事業に関する最近の報道・発表では、事業者や建設場所などの重要な情報が公開されていない場合がしばしばあるので、今回の事業でそのあたりが明確に公表されている点は安心感がありますが、地域・自然への配慮を含めて、Etrion社の豊富な経験が伺える気がします。

また発電容量が、自治体内の一般世帯の電力需要を十分カバーできる規模であることには驚かされます。

約25MWという規模は、Etrion社のチリでのプロジェクト(70MW、100MW)に次ぐものであり、同社としても今回の事業の重要性は大きいものと思われますが、建設はもちろん、完成後の運営でも経験・ノウハウが十分に発揮されることを、期待したいところです。


※参照・参考サイト:
[1]大規模太陽光発電事業立地に関する記者発表を行いました。(雫石町)
http://www.town.shizukuishi.iwate.jp/modules/etc/index.php/content2398.html
[2]Japan(Etrion社)
http://www.etrion.com/japan.php

※関連記事:
posted by 管理人 at 21:19 | Comment(0) | 国内のメガソーラー

中国Sungrow社が日本市場に太陽光発電用インバーター計3MWを納入、今後の本格開拓も準備中

中国のインバーターメーカー「Sungrow Power Supply」が1月24日に、日本市場への太陽光発電用インバーターの出荷状況などを発表していました[1][2]。

主な内容は下記の通り。

背景

  • 1997年設立のSungrow社は、太陽光・風力発電用のインバーター等を手がけており、中国国内でのシェアは30%超。
    また世界全体での設置実績は、2013年第4四半期までで7GWを超えており、PV用の出荷量は2012年に世界第3位だった。

日本市場への出荷状況

  • Sungrow製インバーターは、2005年には既に日本国内に設置されている。
  • 2014年1月初旬には、太陽光発電用インバーター計3MWを納入した。(用途は商業用屋上発電設備)

日本市場での今後の方針

  • 現在は、日本に特化した製品のテストも実施中。
    太陽光発電システム・ソリューションにおいて、同市場の更なる開拓に向けた準備を整えている。

海外パワコンメーカーでは、欧州のABBやSMAが既に日本市場に参入していますが、今回は更に中国の大手メーカーの本格参入ということで、パワコン分野でも(パネルに続いて)多国籍化が少しづつ進んでいることが感じられます。

中国政府による2014年の太陽光発電設備導入方針では、特に分散型設備の比重が高いですが、今回の日本向け出荷も類似の(中小規模の屋上設置)設備向けと思われるので、中国国内で高シェアを持つSungrow社が、その分野(分散型設備向け)でどのような優位性を持っているのか、というのは興味を引かれるところです。


※参照・参考サイト:
[1]Sungrowが年初時点で日本に3MWのインバーターを供給(紀伊民報)
http://www.agara.co.jp/prw/?m=1&i=201401247755
[2]Sungrow Delivered 3MW Inverters to Japan at the Beginning of 2014(Sungrow Power Supply社)
http://www.sungrowpower.com/sungrow-english/news.php?page=5&item=310
posted by 管理人 at 21:14 | Comment(0) | パワーコンディショナー

Yingli社の2013年のモジュール出荷は3GW超、世界シェアは8.3%

米IHS社が1月21日に、Yingli Green Energy社の2013年の太陽電池モジュール出荷についての調査結果を発表していました[1]。

主な数字は下記の通り。

全体の数字

  • 出荷量:3GW超
    2年連続で世界トップ。
  • 世界市場でのシェア:8.3%(前年より0.9ポイント増)

主要4市場(世界需要の2/3を占める)での出荷量

  • 中国:第1-3四半期に4625.3MW(シェア1位)
  • 米国:通年で479.8MW(シェア2位)
    首位のFirst Solarより70MW少ない。
  • 日本:シェア9
  • ドイツ:通年で589.3MW(シェア1位)
    最も近い競争相手であるTrinaの2倍以上。

2008年にはモジュール生産能力1GW超のメーカーは1社(Suntech)のみであり、またYingli社の2011年の供給契約が約1GWだったことを思い返すと、今回出荷量が3GWを超えていることには、その間の世界市場(需要)の拡大・再編と合わせて、僅か5年のうちに隔世の感さえあります。

地元である中国市場でのシェアトップはともかく、ペナルティー措置が実施されたEU内のドイツで1位、また同じく米国でも2位に入ったのは、Yingliの製品が既に、価格以外の競争力も十分に備えていることを、表しているようにも思われます。

日本市場ではまだ苦戦しているようですが、昨年10月には楽天ソーラーが住宅用システムの取扱予定を表明しており、今後のシェア拡大の可能性はまだまだあるものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]Strong Footprint in World’s Leading Solar Markets Forms Backbone to Continued Success of Chinese Producer Yingli(IHS)
http://press.ihs.com/press-release/strong-footprint-worlds-leading-solar-markets-forms-backbone-continued-success-chinese

※関連記事:
posted by 管理人 at 21:13 | Comment(0) | 中国メーカー

印Moser Baer製太陽電池モジュールの日本輸出額は、2013年4-12月に10億ルピー超と急増

インドのMoser Baer社が2014年1月20日に、日本市場での最近の太陽電池モジュール販売状況を公表していました[1]。

主な数字・状況は下記の通り。

  • 販売額2013年4-12月10億ルピー以上
    (※管理人注:現時点(1/25)では1ルピー=約1.63円[4]。)
  • 出荷量の変化
    Moser Baer製モジュールの日本出荷は過去4年間に渡っているが、最近の9ヶ月で出荷量が急増した。

同社は過去数年で太陽光発電関連事業への投資を急速に進めていましたが、日本市場に一定規模の出荷を行うまでになっていることには、ちょっと驚きました。

FIT実施を受けての発電事業急増を背景に、日本の大手太陽電池メーカーによるパネルの生産・供給は、(需要に対して)遅れが続いている[5]とのことで、その中で海外メーカー製モジュールの販売余地も拡大し、Moser Baer社の製品もその恩恵を受けているものと思われます。

一方モジュールではなくセルでは、2013年度の日本国内出荷統計で、海外生産された多結晶セルの国内出荷量が4-6月7-9月ともに前年同期比約4.4倍と驚異的な伸びでしたが、Moser Baer社の多結晶型セル[3]もその中に含まれていないのかが気になるところです。(今回発表されていないということは、さほどの量ではない・または輸出していないのか)


※参照・参考サイト:
[1]Promoting bi-lateral trade with Japan, Moser Baer Solar first to achieve Rs 100 crore business in its segment within 9 months(Moser Baer社)
http://www.moserbaer.com/mediaroom.asp
[2]Multicrystalline Modules(Moser Baer Solar社)
http://www.moserbaersolar.com/products-multi-crystalline-modules.asp?links=pr3
[3]156mmx156mm Multicrystalline Solar PV Cells(同上)
http://www.moserbaersolar.com/products-multi-crystalline-cells.asp?links=pr2
[4]為替レート計算結果(Yahoo!ファイナンス)
http://info.finance.yahoo.co.jp/fx/convert/?a=1&s=INR&t=JPY
[5]<第11回>「2013年度の太陽光発電所のEPC受注額は約600億円に」、九電工・本松氏(上)(page 2)(Tech-On!)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/FEATURE/20140116/327704/?ST=pv&P=2

※関連記事:
posted by 管理人 at 21:11 | Comment(0) | 他の海外メーカー