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2014年08月15日

JinkoSolarが、南ア・ケープタウンで太陽電池モジュール工場(年産能力120MW)を完成

JinkoSolar社が2014年8月11日に、南アフリカ太陽電池モジュール工場を完成したことを発表していました[1]。

同国における海外メーカーのモジュール工場は、今回が初とのことで、その概要は下記の通り。

  • 場所:ケープタウン内の「Epping Industrial 1」
  • 敷地面積5000m2
  • 生産能力:年120MW
    中国での最先端の生産設備をモデルにしている。
  • 投資額:約750万米ドル
  • 雇用人数250人の見込み

またJinkoSolar社では2012年以来、南アフリカ市場でのモジュール供給実績が300MWに達しているとのことです。


Jinko Solarは約1年前にも大規模発電所向けの供給契約(94MW分)を発表しており、南アフリカ市場での展開で先行している印象ですが、今回の現地工場新設についても、それだけ同市場でのモジュール需要に手応えを掴んでいる、ということだと推測します。

中国の太陽電池メーカーとしては、(FITでの認定分・稼動分の差が莫大な)日本市場はともかく、かつての最大需要先である欧州市場が急速に縮小し、更に最近は米国向け輸出も急減速しているだけに、他市場開拓の必要性がより増していると思われますが、その中で南アフリカが(Jinko Solarに限らず)新しい有力市場の一つになるのか、強く注目したいところです。

また新工場の立地場所であるEppingは、海に近い工業地域であり[2]、南ア国内向けだけでなく、他地域への輸出用としても、Jinko Solar社の重要拠点になる可能性があるものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]JinkoSolar Opens Solar Module Factory in Cape Town, South Africa(JinkoSolar社)
http://www.jinkosolar.com/press_detail_969.html
[2]Epping, Cape Town(Wikipedia)

※関連記事:
posted by 管理人 at 23:01 | Comment(0) | 中国メーカー

小名浜ソーラー発電所では、アルミ合金製ロックボルトや工場成形基礎、パネルの梱包材削減により施工期間を短縮

福島県いわき市2014年8月4日に、「小名浜ソーラー発電所」(12.2MW)が竣工したとのことです[1]〜[3]。

この発電所は三菱電機が一括受注したものとのことで、施工に関しては下記の取り組みが紹介されています。

  • パネル固定での耐塩害性をアップ
    架台への太陽電池パネル取り付けに、アルミ合金製ロックボルトを採用。
    このボルトは
    • 鉄・ステンレスと同等の強度
    • 高い耐食性・耐久性
    を備えており、塩害地域での長期信頼性を高めている。
  • パネル接地の簡易化
    上記ボルトの採用により、架台と太陽電池パネル(設置数4万6690枚)間の接地を、接地線を別途用いずに行うことができ、施工期間の短縮につながった。
  • 基礎を予め成形
    工場成形のコンクリート基礎を採用したことで、
    • 施工品質の均一化
    • 天候不良による工程遅延リスクの低減
    を実現した。
  • パネルの梱包を簡易化
    設置する太陽電池パネルの梱包材使用量を、1/3に削減。
    これにより、
    • 開梱作業時間の大幅短縮
    • 梱包廃材量の削減
    を実現した。

具体的な施工期間は示されていませんが、プロジェクトの発表(昨年1月末)から今回の完成発表(今年8月)まで約1年半。

1MWの設備でも数ヶ月かかる場合が多いことを考えると、10MW超の規模としては、確かにかなりの短期間という印象です。

パネルを4万枚以上も設置するとなると、反復される作業一つ一つの省力化がどれだけ重要であるかは、容易に想像されますが、その点で今回公表されている各種の取り組みは、メガソーラーの初期コスト低減や、施工の信頼性アップのための重要な視点を示しているようにも感じられます。

もっとも国内では例えば、他社による「大分ソーラーパワー」(82MW、建設期間1年)の事例もあり、案件によって条件が大きく異なるとは思いますが、ともかく大規模太陽光発電設備の建設では、まだまだ合理化を進める余地がある、ということかもしれません。


※参照・参考サイト:
[1]三菱商事の「小名浜太陽光プロジェクト」向け太陽光発電設備を竣工(三菱電機)
http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2014/0804-a.html
[2]いわき市の小名浜太陽光プロジェクトの12MW分が竣工、三菱電機製パネルを導入(Tech-On!)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20140805/369164/
[3]発電所の実力を決めるEPCとO&M、福島の12MW太陽光(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1408/13/news033.html

※関連記事:
posted by 管理人 at 22:58 | Comment(0) | 国内のメガソーラー