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2016年07月04日

シャープが「ソーラー充電スタンド<LN-CA2A>」の発売予定を発表、太陽電池+蓄電池で独立稼動

シャープ社が2016年6月27日に、スマートフォン等の充電が行える独立型設備ソーラー充電スタンド<LN-CA2A>」を発表していました[1]。

概要は次の通り。


  • 特徴
    • 商用電源が不要
      太陽光発電による電力を蓄電池に充電し、
      モバイル機器の充電
      LED照明(夜間用)の点灯
      に用いる。
      これにより、
      日照量が少ない日
      夜間
      の利用も可能になっている。
    • 高効率な太陽電池パネル「BLACKSOLAR」を採用。
  • 想定する設置場所
    • 観光地(観光客の利便性アップ、環境への取組みのシンボル等)
    • 商業施設・商店街(買い物中の充電が可能)
    • 地域の防災拠点(停電時の充電ニーズに対応)
    (※東京都「シティチャージ」事業において、2015年10月に都内3ヶ所(東京タワー等)に先行設置されている。)
  • 設置できない場所
    • 建物の屋上
    • 山稜
    • 橋梁
    • 沿岸部および塩害が発生する地域
    等への設置は不可。
  • 太陽電池パネル:「BLACKSOLAR」2枚
    公称最大出力184W以上。
  • 充電機能
    • 搭載端子
      ・Android端末
      ・iPhone
      ・フィーチャーフォン
      など。
    • 充電口数4口(同時使用が可能)
    • 充電できる台数:60台分(蓄電池の満充電状態から、1台あたり15分とする)
  • 全高:約4m(※ベースプレートの埋込深さで変動。設置には基礎工事が必要)
  • 耐風速60m/秒
  • 動作温度-15〜+40
    ※蓄電池充電時に周囲温度が0度を下回った場合、携帯充電機能と照明が動作しないことがある
  • 希望小売価格:税別250万
  • 発売日2016年8月25日の予定
    受注生産

元々はシャープが東京都の事業で選定され設置している設備でしたが、今回は正式な製品化の発表であり、都の事業で相応の手応え(評価、利用率など)を得たものと想像されます。

商用電源が要らない点は非常に大きな魅力ですが、その一方で、設置できる場所・条件が意外に限られているのは、ちょっと気になります。

例えば、都市部で日当たりが良いはずの建物屋上、また商用電源に乏しそうな山の山頂付近や、人が多く集まる海水浴場に設置できないのは、大きな制限だと考えます。

また、動作温度はいちおうマイナス15度からとなっていますが、太陽光発電による蓄電池充電時に0度を下回る環境で、動作しない可能性があるとなれば、国内の寒冷な地域・積雪のある地域にも向かないのではないでしょうか。

加えて希望小売価格も高額ですが、発売後の実際のニーズや反響次第で、これらの課題には今後対応していくのかもしれません。

ともかく、日本国内で太陽光発電(+蓄電池)の新たな用途を開拓する製品であることは確かだと思うので、その最初の一歩として、広く設置が進むことを期待したいです。


※参照資料:
[1]ソーラー充電スタンド<LN-CA2A>を発売(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/160627-a.html

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