【現在位置】トップページ > 2016 年07 月

(スポンサード リンク)

2016年07月25日

ソーラーフロンティア社がボリビア「ウユニ塩湖」の環境保護運動に太陽電池パネル40枚を提供、油化装置の電源向け

ソーラーフロンティア社が2016年7月21日に、

  • 南米ボリビアで「ウユニ塩湖」の環境問題に取り組んでいる環境保全団体「Projecto YOSI」に、太陽電池パネル40提供した。
と発表していました[1]。

今回は、その背景を抜き出してまとめてみました。


  • ゴミ問題の深刻化
    ウユニ塩湖は「天空の鏡」として知られる観光名所だが、ゴミが増えているにも関わらずゴミ処理施設が無いため、
    • 住民・家畜への健康被害の発生
    • 塩湖で採取される塩の質の悪化
    等の問題が起こっており、将来的に塩湖の絶景が見られなくなることが懸念されている。
  • 独立稼動の「油化装置」を導入
    「Projecto YOSI」は、ある日本人ツアーガイドの方が中心となり立ち上がった環境保全プロジェクトであり、プラスチックゴミを石油に変える「小型油化装置」を用いた啓発活動を行っている。
    同プロジェクトでは、まず現地主導によるリサイクル循環の構築を目指しており、太陽光発電で稼動する油化装置を導入した。
    それに用いる太陽電池パネルについては、
    • 特に環境特性が優れており、過酷な環境でも安定発電が実証済み
    との理由で、ソーラーフロンティア社の製品が選ばれた。

ちょっと検索したところ、このプロジェクトで現在導入されている油化装置は、日本のブレスト社[3]の小型機種「Be-h」と見受けられます。


(アカウント「yoshihito homma」さんの動画)

この製品は1時間に約1kWhの電力消費で、1kgのプラスチックごみを約3時間で油化できるとのことであり、日照さえ十分であれば、一定規模の太陽電池パネルの発電電力で十分に独立稼動できる、ということだと思われます。

上記動画で本間賢人氏が言及されている処理能力の大きい装置(ごみ1tを処理可能)が、太陽光発電からの電力だけで稼動できるかどうかは不明ですが、もしそれが可能であるなら、独立稼動の装置でプラスチックを石油に変えられるというある意味「夢の技術」であり、新興国での活用だけでなく、日本国内でももっと目を向ける必要があると考えます。


※参照資料:
[1]世界の絶景「ウユニ塩湖」を守るためソーラーフロンティアのソーラーパネルを提供(ソーラーフロンティア社)
http://www.solar-frontier.com/jpn/news/2016/C057775.html
[2]ウユニ(ウィキペディア)
[3]製品情報(ブレスト社)
http://www.blest.co.jp/service.html

シャープと重光商事がモンゴルでのメガソーラー事業(10MW)に参画、現地の自然環境に対応

シャープ重光商事(本社・石川県)の2社が2016年7月19日に、

  • モンゴル国におけるメガソーラー事業10MW)に参画する。
と発表していました[1][2]。

事業の概要は次の通り。


  • 建設場所:ダルハン市
  • 敷地面積:約29万1000m2
  • モジュール容量10MW
  • 年間予測発電量:約1万4182MWh/年
    25年に渡り売電する。
  • 事業者と担当:下記の3社。
    • シャープ:設計、エンジニアリング、機器・設備の供給
      現地の自然環境(冬期の寒さや積雪など)を考慮し対応する。
    • 重光商事:日本での経験・ノウハウを生かし、発電所の共同経営に携わる。
    • モンゴルの「Solar Power International LLC」
  • スケジュール
    • 2016年7月下旬:着工
    • 同年12月:商業運転を開始予定

モンゴルにおいては遊牧民の移動式住居「ゲル」への太陽光発電普及が進んでいるので、今回のプロジェクトが同国「初のメガソーラー」というのはちょっと意外でした。

今回の建設場所となるダルハン市はモンゴル第2の都市[3]とのことで、定置式の大規模発電設備の設置はまだ本格化していないようですが、太陽光発電の普及において可搬式の小型設備が(生活に密着した実用的なものとして)先行していることは、国・地域によるPV導入・普及の道筋の多様性が伺えて、興味深いです。

また、参画する1社の重光商事は、積雪地域である石川県内で太陽光発電所を複数保有・運営されており[4]、それが今回の事業に携わる主な理由になったものと推測しますが、その実績をモンゴルでどのぐらい生かせるのか(=モンゴルと北陸で、自然環境にどの程度共通性があるのか)、というのも強く興味を引かれるところです。


※参照資料:
[1]モンゴル国初の太陽光発電所(メガソーラー)事業に参画(シャープ社)
http://www.sharp.co.jp/corporate/news/160719-a.html
[2]モンゴル初のメガソーラー発電事業への参画について(重光商事)
http://www.shigemitsu-shoji.co.jp/sub_images/20160715.pdf
[3]ダルハン市(ウィキペディア)
[4]重光商事サイト内の太陽光発電所紹介ページ
http://www.shigemitsu-shoji.co.jp/PV/TOP.html

※関連記事:

posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 海外のメガソーラー