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2018年02月24日

Trina Solar社が、6インチのn型単結晶シリコン・裏面電極型セルで変換効率25.04%を達成、従来からの製造プロセスを使用

Trina Solar社が2018年2月14日に、

  • 6インチの単結晶シリコン太陽電池セルで、実効変換効率25.04%を達成した。
と発表していました[1]。

その主な内容をまとめてみました。


セル
  • 種類:n型単結晶シリコン
  • 電極:裏面電極型(IBC、Interdigitated Back Contact)
  • 大きさ:6インチ(243.18cm2)
  • 製造方法:
    従来の大面積のn型Cz基板上に、低コストな量産化に優れたIBCプロセス(従来から用いている、チューブ拡散技術と電極の印刷技術)によって形成した。
実効変換効率 25.04%
※セルの全面積を測定対象とした。
測定・認証 JET(日本電気安全環境技術研究所)が行った。


実用面積と同等のセルとしては、カネカ社が2016年にヘテロ接合型セル(180cm2)での変換効率26.33%を発表していましたが、今回のTrina社の成果により、単接合型セルでもいよいよ、セル変換効率25%台に突入したようです。

また今回のセルは、その製造に目新しい手法は全く用いていない模様であり、その点で、単なる数値の記録の更新だけでなく、早期の量産段階への適用も、期待できるのではないでしょうか。

もう一点、今回の記録の測定・認証は(欧州ではなく)日本の機関が行ったのが、珍しい印象ですが、これは日本市場におけるイメージや信頼性、親しみやすさのアップを図る狙いも有るのでは、と想像するものです。


※参照・参考資料:
[1]トリナ・ソーラー 大面積IBC単結晶シリコン太陽電池セルで 変換効率25.04%の世界新記録(Trina Solar社、2018/2/14)
http://www.trinasolar.com/jp/resources/newsroom/wed-02142018-1800
[2]技術解説 ブラックソーラー(シャープ、2011/12)
http://www.sharp.co.jp/corporate/rd/38/pdf/103_06.pdf
[3]半導体Si基板の高品位化に関する基礎研究(岡山県立大学)
http://www-apl.c.oka-pu.ac.jp/kenkyunaiyolink2.html
[4]チョクラルスキー法(ウィキペディア)

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | セル