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2019年12月09日

JinkoSolar社が高性能モジュール「Tiger」300MW分を、中国の超高電圧実証プラント向けに供給、「タイルリボン技術」でセル間の隙間を解消

JinkoSolar社が2019年11月29日に、

  • 中国国内の超高電圧実証プラント向けに、高性能の太陽電池モジュール「Tiger」を供給した。
と発表していました[1]。

概要は次の通り。


実証プラントの場所 青海省(Qinghai Province)
「Tiger」モジュールの供給量 300MW
※地上設置型の大規模プロジェクトでの設置は、今回が初。
「Tiger」モジュールの特徴
  • モジュール変換効率:20.4%
  • 独自の「タイルリボン技術」を採用し、
    • 現実の環境(例えば部分的な影や、高温状況下)での出力アップ
    • 信頼性と効率の向上(セル間の隙間を解消)
    を実現している。


「Tiger」モジュールは新しい製品のためなのか、製品情報はまだJinkoSolar社のサイト内に見当たりませんが、豪州での展示会への出展レポート[2]で、ある程度の説明がされています。

その主な情報・データは次の通り。

モジュール変換効率 20.78%
ピーク出力 460W
採用技術とその効果
  • タイリングリボンテクノロジー:
    セル間のギャップを解消することで、効率を高める。
  • ハーフカットセル設計:
    セル電流の不一致とリボン電力損失を低減する
  • 9-Busbarテクノロジー:
    メインバスバーとフィンガーグリッドライン間の距離を縮めることで、抵抗損失を減らし、出力と効率を向上させる。

[2]のスマホ版ページでは、モジュールの写真を拡大すると、セル上の配線が細かい格子状になっていることが見て取れます。

ただ変換効率が[1]と異なるので、同じ「Tiger」でも違う形式の製品かもしれませんが、ともかく採用技術のユニークさには目を引かれます。

また出力400W超のモジュールは、SunPower社が今年(2019年)3月に400W・415Wの製品を発表していましたが、[2]のTigerモジュールはそれらを上回っており([1]も恐らく近い水準だろう)、500W到達も遠くないのではと思わせられます。


※参照・参考資料:
[1]JinkoSolar Supplies 300MW of High-Efficiency Tiger Modules for China Ultra-High Voltage Demonstration Plant(JinkoSolar社、2019/11/29)
http://ir.jinkosolar.com/news-releases/news-release-details/jinkosolar-supplies-300mw-high-efficiency-tiger-modules-china
[2]JinkoSolar Unveils New Tiger Module with Tiling Ribbon Technology at All-Energy Australia 2019(同上、2019/10/23)
http://jinkosolar.com.au/2019/10/jinkosolar-unveils-new-tiger-module-with-tiling-ribbon-technology-at-all-energy-australia-2019/

posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 中国メーカー