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2020年01月03日

JA Solar社がヨルダンの太陽光発電所2ヶ所に、PERC両面ガラスモジュールを計134MW供給、砂漠の過酷な環境に耐え得る製品

もう1ヶ月半ほど前になりますが、JA Solar社が2019年11月19日に、

  • ヨルダンの太陽光発電所向けに、134MWPERC両面ガラス太陽電池モジュールを供給した。
と発表していました[1]。

主な内容は次の通り。


<発電所に関する情報>

対象の発電所 Mafraq I」と「Empire」の2つ。
※これらは中東地域における、両面ガラスモジュールを用いた最初のプロジェクトセットに含まれる。
  • 太陽電池モジュール容量:いずれも67MWDC
  • 発電電力量の見込み:計2.6億kWh/年
  • 稼動状況:既に系統連系ずみ。
開発事業者 Fotowatio Renewable Ventures」(FRV)
※JA Solar社は2016年から、FRVと良好な関係を結んでおり、GW規模の太陽光発電所の建設で協力している。
発電所がおかれている環境
  • 砂嵐
  • 高温
  • 乾燥
  • 昼夜の温度差が大きい
という極端な環境条件。
このため、太陽電池モジュールに求められるパフォーマンス要件は高くなる。
供給された太陽電池モジュールの特徴
  • 優れた
    • 温度係数
    • 機械的負荷抵抗
    を備える。
  • 他に
    • 摩耗
    • 風と砂
    • 耐候性
    等の属性においても、優れたパフォーマンスを発揮する。

<中東地域におけるJA Solar社の現状>

  • ヨルダンでは、ソーラー市場の30%を占めている。
  • 出荷量は、最近の数年
    • アラブ首長国連邦
    • エジプト
    • サウジアラビア
    等で成長している。


「Mafraq I」の写真[2]を見て、まず使われている太陽電池モジュールの薄さに驚きました。

セル枚数やモジュール縁の状態から、「JAM72D09/BP」[3]が該当する製品かと思われますが、スペックを見るとその厚さは6mm(プラマイ1mm)とのことで、両面ガラス化によりフレーム無しでも十分な機械的強度を保てる、ということなのかもしれません。


またモジュールの架台も、日本でよく見るものと違い、部材が一見して非常に少ないことに驚きました。

「Mafraq I」は一軸追尾型とのことで、支柱が少ないぶん、横に渡した梁?を、強固な部材としているようです。

ただ、それにしても架台の部材が少ないですが、これは(砂漠地域なので)上からの積雪荷重が無いことも、影響しているものと考えます。


JA Solar社については、北海道・標津海岸のメガソーラーに、ヨルダンなど中東地域へのモジュール供給と、設置環境が過酷な地域・市場に、積極的に進出している印象を受けます。

実際の設置環境で、製品が期待通りの性能を維持・発揮し続けられるのか、非常に興味を引かれるところです。


※参照・参考資料:
[1]JA Solar Supplies 134MW of High-efficiency PERC Double-glass Modules for Solar Plants in Jordan(JA Solar社、2019/11/21)
http://www.jasolar.com/index.php?m=content&c=index&a=show&catid=55&id=57
[2]Mafraq I(Fotowatio Renewable Ventures)
https://frv.com/en/projects/jordan-i/
[3]JAM72D09/BP(JA Solar社)
http://www.jasolar.com/uploadfile/2019/0812/20190812040309404.pdf
(※「http://www.jasolar.com/html/en/2018/en_bmpd/2.html」内)
[4]FRV inaugurates two 50 MW photovoltaic solar plants in Jordan(FRV、2019/10/31)
https://frv.com/en/frv-inaugurates-two-50-mw-photovoltaic-solar-plants-in-jordan/

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 海外のメガソーラー