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2014年06月24日

シャープが欧州での太陽電池生産・太陽光発電所建設事業から撤退する方針、との報道

ニュース記事[1]で、シャープ欧州での太陽電池合弁事業から撤退する方針と報じられていました。

概要は下記の通り。

  • 太陽光発電所建設会社の株式売却
    Enelグループとの共同出資会社(※管理人注:「Enel Green Power & Sharp Solar Energy S.r.l.(ESSE)」と思われる)について、シャープの保有株式を同グループに売却する交渉に入っている。
    売却額は数十億円の見込み。
  • 太陽電池生産会社の株式売却
    ・Enel社
    ・スイスの半導体メーカー(※管理人注:STマイクロエレクトロニクスと思われる)
    と共同設立した生産会社について、将来的に、保有株式の売却・太陽電池の引取停止をする方針。

ただし現時点では、シャープのウェブサイトでこの件に関する公式発表は掲載されていません。


Enel社・STマイクロ社との合弁による薄膜太陽電池生産会社の設立は約4年前のことで、その後一時は米国への輸出計画も浮上していましたが、欧州での電力買取価格引下げによるメガソーラー計画の急減、また薄膜型のトップ企業である米First Solar社との競合が、欧州生産事業からの撤退方針に転換した背景にあるものと推測します。

太陽光発電所建設からの撤退についても、欧州市場の縮小が続いていることから、遠からずこうなる気はしていましたが、世界トップクラスの太陽電池メーカーの一つであるシャープが本格的な撤退に着手していることは、欧州が既に最大市場では無くなっていることを改めて示す、象徴的な出来事であるように思われます。

ただし、海外事業からの撤退は欧州だけでなく米国(Recurrent Energyの売却)も同様であり、OEM調達へのシフトと合わせて、シャープが太陽電池事業自体の大幅な変革を進めていることも伺えます。

2013年度決算では、収益回復のためにエネルギーソリューション事業への転換を急速に進める方針が示されており、シャープの太陽電池事業は今後も(数十年蓄積してきた生産・品質管理の技術は別として)大きく姿を変えていくのかもしれません。


※参照・参考サイト:
[1]伊エネルに保有株売却へ シャープの太陽光発電会社(47NEWS)
http://www.47news.jp/CN/201406/CN2014062301002530.html

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posted by 管理人 at 02:16 | Comment(0) | メーカー:シャープ
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