【現在位置】トップページ > 封止材・接着剤 > 当記事

(スポンサード リンク)

2014年10月07日

住友化学が封止材向けEVA「スミテート」の新規グレードを開発、透明度とPID耐性を両立

住友化学2014年10月3日に、

  • PIDによる出力低下抑制と透明度の確保を両立する、太陽電池モジュールの封止材向けEVAスミテート」の新規グレードを開発した。
と発表していました[1]。

概要は下記の通り。

背景

  • 封止材用のEVAでは、酢酸ビニル(VA)濃度を下げること等により、PID現象を抑制することができる。
    しかしその場合、封止材の透明度も下がってしまい、モジュールの発電性能が低下してしまう課題があった。

特徴

  • イオン移動を抑制
    独自技術により、PID現象の原因となる、封止材中のイオン移動の抑制を実現。
    外部評価機関によるテスト(モジュールのガラス表面に水を張り、1000V・セ氏60度・湿度85%で96時間)では、発電量の低下率
    ・自社の現行EVA:94
    ・「スミテート」の新規グレード:2
    と、大幅な改善が確認された。
  • 封止材の透明度も確保
    今回の技術を高VA濃度のEVAに適用することで、PID現象の抑制と高い透明性を両立可能。
    (これにより、メガソーラー用モジュールに向くと考えられる)

EVA製封止材においては、PID現象への注目が高まったFIT開始以降に、メーカー側でのPID耐性向上の取り組みが進められ、比較試験による明確な成果も報告されています[2]。

今回の住友化学の新グレードも、その流れの中の一つだと思いますが、発電出力低下率の改善幅は劇的であり、EVAにおける技術革新が急スピードで進んでいることが伺えるものです。

この状況は、太陽光発電設備の長期の性能維持に間違いなく寄与すると思われ、大規模発電事業者、またひいては電力供給を受ける需要家・消費者側にとっても、非常に好ましいことだと考えます。


※参照・参考資料:
[1]太陽電池パネル向け新規封止シート用材料を開発 〜PID 抑制技術の確立と高透明化を達成〜(住友化学)
http://www.sumitomo-chem.co.jp/newsreleases/docs/20141003.pdf
[2]Solvisto誌 2014年2月号 p20〜21「第三者試験機関ケミトックス 封止材による耐PID比較試験第二弾、EVA軒並み性能アップ」

(スポンサード リンク)


posted by 管理人 at 00:34 | Comment(0) | 封止材・接着剤
この記事へのコメント
コメントを書く

※SEO目的のコメントはお断りします。

お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。