【現在位置】トップページ > 独立電源(自作、DIY含む) > 当記事

(スポンサード リンク)

2014年11月11日

太陽光発電で大相撲をテレビ視聴してきたモンゴル遊牧民の若者が、関脇になる時代

モンゴル出身の若手大相撲力士「逸ノ城」を紹介するニュース記事[1]の中で

  • 太陽光発電のテレビで日本の大相撲をよく見ていた。視線の先には横綱朝青龍や、いまも現役で活躍する旭天鵬の姿があった。」
との記述があり、遊牧民出身の逸ノ城(現在21歳)が育ってきた環境において、既にテレビが日常的に太陽光発電電力で稼動していたということには、正直驚きました。

いったいどのような背景があるのか調べたところ、モンゴル政府は「10万戸(ゲル)太陽光発電計画」により、2000年からの12年間で、太陽光発電システム10万146台を遊牧民に供給したとのこと[3][4]。

年代的に逸ノ城の家族も、その供給を受けた世帯の一つだったと思われますが、同計画の明確な成果なのか、伝統的な遊牧民族の住居(ゲル)では、家電や照明の電源として、小型の太陽電池パネル等が日常生活に溶け込んでいる様子が伺えます[5][6][7]。

その具体的な普及率は不明ですが、2001年時点の調査資料[8]には

  • 「遊牧民の約15.7%は既に携帯型のディーゼル、風力、あるいは太陽光発電設備などを保有している」
  • 配電設備により電気を供給されている遊牧民は、その全数の1.6%に限られている」

との記載があり、計画完遂後の小型独立電源の普及率は、当然ながらこれよりも大幅に高まっているものと推測されます。

住居を移動する生活スタイルや、日常生活での電力使用量が(日本などより)格段に少ない、ということは勿論あるとは思いますが、それでもFIT等で先進国での再生エネルギー導入が注目されるよりも遥か以前に、独立電源の普及率が1割以上に達していた、ということにはやはり驚かされます。

そして(売電による収益目的やイメージアップの手段ではなく)庶民の普段の生活の中で、確固とした実用的な電力供給源としての地位を得ている、という意味では、モンゴル遊牧民における太陽光発電利用は、日本より大幅に進んでいるとも感じられるものです。


※参照・参考資料:
[1]厳しい環境「ただのデブじゃない」遊牧生活が育てた巨漢(サンケイビズ)
http://www.sankei.com/sports/news/141106/spo1411060004-n1.html
[2]逸ノ城駿(ウィキペディア)
[3]持続可能な開発へ試み モンゴル遊牧民 太陽発電の渇望(朝日新聞)
http://www.asahi.com/international/aan/hatsu/hatsu030312.html
[4]モンゴル経済トピック(2012年5月)
http://www.mn.emb-japan.go.jp/jp/seikei/keizaitopic201205.pdf
[5]モンゴル遊牧民向け太陽光パネルが登場? ゲルでの暮らしがもっと豊かに(「トジョウエンジン」内)
http://eedu.jp/blog/2013/12/30/mongolias-nomads-solar-panels/
[6]モンゴルの最新ゲル事情をレポート(「くまのて」内)
http://kumanoteblog.com/travel-spot/gell20130808/
[7]ゲル(ウィキペディア)
[8]モンゴル遊牧民向け携帯型太陽光発電システム供給計画 報告(JETRO)
https://www.jetro.go.jp/jetro/activities/contribution/oda/model_study/earth/pdf14/earth_013.pdf

(スポンサード リンク)


posted by 管理人 at 00:06 | Comment(0) | 独立電源(自作、DIY含む)
この記事へのコメント
コメントを書く

※SEO目的のコメントはお断りします。

お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。