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2014年12月17日

Trina Solarの2014年第3四半期はモジュール出荷量1GW超、下流事業も好調で増収増益

既に1ヶ月ほど経っていますが、Trina Solar社が11月18日に、2014年第3四半期の業績を発表していました[1]。

その中から、主な数字・状況を抜き出してみました。(※一部数字は当ブログ管理人が計算)

業績

  • 太陽電池モジュールの出荷量1063.8MW(前四半期比12.8%増、前年同期比37.3%増)
    ※うち127MWは、自社の下流事業向けの出荷だった。
  • 売上高6億1680万ドル(前四半期比18.8%増、前年同期比12.5%増)
  • 粗利益率16.7%(前四半期は15.4%、前年同期は15.2%)
  • 営業利益率5.8%(前四半期は3.0%、前年同期は1.1%)
  • 純利益1060万ドルの黒字(前四半期比2.7%増、前年同期比7%増)

背景

  • モジュール・下流ともに好調
    ・為替の変動
    ・欧州での需要減少
    といったマイナス要因はあったものの、
    ・モジュール事業
    ・下流事業
    の両事業とも好調だった。
    太陽電池モジュールについては、主に日本中国で需要が増加し、営業利益の大幅増加(前四半期比127%増)につながった。
    また、モジュール総出荷量のうち新興市場向けは約15%を占めており、近年取り組んできた地域的な展開拡大が功を奏しつつある。
    下流事業では、中国国内で100MW規模のプロジェクト(分散型発電も含む)が複数進行中。
    また、欧州・中東でもプロジェクト開発を進めている。
  • 粗利益率の向上
    粗利益率は予想より大きく向上しており、これは
    売上品構成の変化(日本向け出荷の増加と、米国向け出荷の減少による)
    ・社内での製造コスト削減(スケールメリットの拡大と、業務効率の向上による)
    等、複数の要因による。
    英国での発電プロジェクト(10.6MW)の売却における利益率が、モジュール販売のそれより比較的高かったことも影響した。

モジュール出荷量は四半期単独で1GWを超えており、Yingli Green Energyの同期(903.4MW)とともに、現在の中国トップメーカーの勢いに驚かされます。

利益のほうも、TrinaのほうはYingliより先に黒字化を果たしているようですが、両社とも前年同期から大幅に改善している点は同じであり、かつての製品価格急落の中での「売れば売るほど赤字」という状態からは、完全に脱していることが伺えます。

そして両社は、技術力の向上(製造コスト削減、発電性能アップ)に注力している点も共通しており、この調子で行くと、日本や欧米のモジュールメーカーにとって、市場競争は更に厳しい状況になっていくと考えざるを得ません。

下流事業については、Trina・Yingliとも世界各地で展開しているとはいえ、現状では中国国内の割合がかなり高いようですが、政府が太陽光発電の積極的な導入推進策をとっていることも丁度、地場メーカーにとって強力な追い風になっているものと思われます。


※参照・参考資料:
[1]トリナ・ソーラー、2014年第3四半期の業績を発表(Trina Solar社)
http://www.trinasolar.com/jp/about-us/newinfo_732.html

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posted by 管理人 at 00:00 | Comment(0) | 中国メーカー
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