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2015年01月22日

エクソルが重ね式折板屋根向けの「ダブル接着工法ナイックス」を発表、高機能両面テープの採用で工期を大幅短縮

EXOL(エクソル)社が2015年1月13日に、折板屋根(重ね式)向けの太陽電池パネルの設置工法「ダブル接着工法NAI-Xナイックス)」を発表していました[1]。

概要は下記の通り。


特徴

  • 屋根への穴開けが不要
    • 建材用の高機能両面テープ
    • 専用接着剤(セメダイン社との共同開発)
    の2つを用いて、屋根にパネル設置用金具を固定する。
    これにより、ネジによる屋根への穴開けが不要になり、雨漏り発生の懸念が無くなる。
  • 工期を短縮
    従来の「XSOL 接着剤工法」(接着剤2種(初期固定と長期持続性)を使用)から、専用金具の接着面を改良している。
    具体的には、初期固定接着剤の代わりに高機能両面テープを用いたことで、設置した瞬間から接着強度を発揮。
    これにより、従来の同様の接着工法と比べて、養生期間(長期持続性接着剤の強度発揮まで)が大幅に短縮される。
  • 両面テープは「JIS Z 1541(超強力両面粘着テープ)1種1号」に相当
    アクリルフォーム基材を用いており、
    • 接着面の凹凸の伸縮追従
    • 強い接着力
    • 高い耐久性・耐熱性
    といった利点を持ち、屋外での接着に向く。
  • 屋根から突き出た剣先ボルトにも対応可能
    専用金具は、60mmまでの剣先ボルトであれば、ボルト先端の切断などをせずに太陽電池パネルを設置できる。
    (パネルのバックシートの損傷を回避可能)

設置条件

  • 屋根の種類:重ね式折板屋根(※設置面が幅35mm以上)
  • 地上高:11m以下(※風速38m/s以下の場合は11mまで可)
  • 海岸線からの距離(塩害対策):500m以上(※海岸線から遮蔽物がない場合は、現場確認が必要)
  • 屋根勾配:水勾配〜3寸勾配
  • 設置用基準風速:38m/s以下の地域
  • 積雪量:150cm以下(多雪施工)

また発売時期は、2015年2月中旬の予定とのことです。


ニュース記事[2]によると、工期の短縮期間は(従来の接着工法比で)最大約34日とのことで、施工の負担を軽減する効果も、かなり高いと思われます。

施工費用は不明ですが、約3年前には従来の接着剤工法+アモルファス型パネル「SOLAFUL」で29万円/kW

接着剤と両面テープの価格差にもよりますが、旧工法の発表から数年が経っていること、また新工法では工期を大幅短縮できることから、更にコストダウンが進んでいる可能性が考えられます。

系統連系の制限やFITの制度変更(予定)により、太陽光発電導入を巡る環境は以前より厳しくなっていますが、一方で50kW未満の産業用設備の導入量は、メガソーラーの100倍以上にも達しており([3]の22ページ)、中小規模設備の需要が高まる中で、このように施工の省力化に寄与する新工法が持つ価値は、小さくないものと考えます。


※参照・参考資料:
[1]【プレスリリース】ダブル接着工法NAI-X(ナイックス)販売開始のご案内(エクソル社)
http://www.xsol.co.jp/news/?p=4488
[2]屋根に太陽電池を取り付け、両面テープで工期を1カ月短縮(スマートジャパン)
http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1501/15/news152.html
[3]資料1 最近の再生可能エネルギー市場の動向について(経済産業省)
http://www.meti.go.jp/committee/chotatsu_kakaku/pdf/016_01_00.pdf

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 架台
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