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2015年05月04日

SunPower社の2015年1Qは大幅な減収減益、ただしセル生産量は四半期で最大

SunPower社が4月30日に、2015年第1四半期の業績を発表していました[1]。

概要は下記の通り。(※一部の数字は当ブログ管理人が計算)


業績(GAAP)

  • 売上高:約4億4087万ドル(前四半期(2014年4Q)比62.1%、前年同期(2014年1Q)比36.3%
    セグメント別では、
    • Power Plant:約2億3648万ドル(同73.1%、47.6%
    • Commercial:約4906万ドル(同53.5%、35.9%
    • Residential:約1億5523万ドル(同14.3%、5.7%
  • 粗利益率:約20.6%(前四半期は22.3%、前年同期は23.5%)
    セグメント別では、
    • Power Plant23.7%(同26.9%、26.4%)
    • Commercial4.4%(同−0.4%、15.7%)
    • Residential21.0%(同13%、19.4%)
  • 純利益:960万ドルの赤字(前四半期は1億3470万ドルの黒字、前年同期は6500万ドルの黒字)
  • その他
    • 「Power plant」セグメントが、業績のキーとなった。
    • セル生産量319MW)は、四半期毎で最大。

業績で認定された容量

  • 全体219MW(前四半期比25.5%、前年同期比33%
    セグメント別では、
    • Power Plant115MW(同21.8%、41%
    • Residential78MW(同20%、11.4%
    • Commercial26MW(同48%、40.9%

各セグメントでの主な展開

  • Power Plant」:下記のプロジェクトが進行中。
    • 北米
      ・「Solar Star projects」(579MWac、うち500MW以上が完成済み)
      ・「Quinto solar project」(139MW、第4四半期に完成予定)
      Nellis空軍基地での2つ目のプロジェクト(2015年1Qに建設着工)
    • 南米
      チリでの「Salvador merchant solar power plant project」(70MW、建設中)
    • アフリカ
      南アでの「Prieska project」(86MW)
    • 中国
      四川省でのApple社との共同プロジェクト(計40MW)
  • Commercial」:
    • Stanford Universityとの電力購入契約(68MWを25年間、同大学の電力需要の50%以上を賄える見込み)
  • Residential」:
    • 日本:主要な寄与者のままであった。
    • 米国:認可された容量(MW)は、1年で30%拡大した。
    • 欧州:安定さを保った。

「solid first quarter」とは言うものの、売上高・利益・容量は大きく減少。

主要セグメント「Power Plant」における、案件認可のタイミングもあったとは思いますが、「Residential」や「Commercial」もかなりの下降であり、市場競争の激しさが想像されます。

ただ、セルの生産量は四半期で最大とのことで、モジュール需要自体は旺盛と思われるので、2Q以降の業績の盛り返しには注目したいところです。

「Power Plant」セグメントでは、まだ北米がメインながらも、他の新興市場での展開も進められており、この多角化(広範な市場への進出)の成功如何が、今後の業績のカギを握るのではないでしょうか。

「Residential」セグメントは、「Power Plant」に次ぐ規模を占めており、FITで急成長した日本市場だけでなく、米国内市場の急成長[4]も効いているものと思われます。

ただしその米国では、ネットメータリングの廃止に向けた動きや、中国メーカーの攻勢(例えばVivint Solar社での「Trinasmart」モジュールの取扱い決定)があり、更に日本市場が(最近数年のような)大幅成長は見込めないことも考えると、今後は住宅向けも厳しさを増してくるものと予想します。

いっぽう「Commercial」セグメントは、事業規模・利益率ともに「Power Plant」「Residential」を大幅に下回っているのが意外でした。

市場の規模自体が小さいのか、それともSunPower社における取り組み(コストダウン等)が他セグメントより遅れているのかは不明ですが、中国英国のように、政府が分散型にシフトする方針をはっきり示している市場もあるので、それだけ「Commercial」セグメントも業績改善の余地が大きいのでは、と考えます。


※参照資料:
[1]SunPower Reports First Quarter 2015 Results(SunPower社)
http://newsroom.sunpower.com/2015-04-30-SunPower-Reports-First-Quarter-2015-Results
[2]Q1 2015 Supplementary Earnings Slides(同上)
http://investors.sunpower.com/common/download/download.cfm?companyid=SPWR&fileid=825308&filekey=E25D0BB7-371C-44B2-918B-DD28D3E5B45D&filename=Q1_2015_Supplementary_Slides_Final.pdf
[3]Q1 2015 Supplementary Metric Sheet(同上)
http://investors.sunpower.com/common/download/download.cfm?companyid=SPWR&fileid=825320&filekey=6D85FF6D-CFA5-4048-A2FB-4731F531B6EC&filename=Q1_2015_Supplementary_Metric_Sheet.pdf
[4]電力会社が住宅用太陽光の増加に警戒、ネットメータリング廃止へ(日経テクノロジーonline)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20150417/414923/

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 他の海外メーカー
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