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2015年05月09日

種子島でGW中に出力制御が実施、晴天のため1事業者・1MWを1日制御

九州電力が2015年5月7日に、

  • 種子島でゴールデンウィーク中に、再エネ発電の出力制御の指示を行った。
と発表していました[1]。

マスコミの報道[2]〜[5]と合わせて、概要は下記の通り。

  • 制御の対象日時5月5日9〜16時
    旧ルール(年間計30日まで無補償)に則って指示が行われた。
    (※FITに基づく出力制限の実施は、今回が全国の電力会社で初とのこと)
  • 制御指示の理由
    種子島は離島であり、電力系統が九州本土と結ばれていない。
    該当日は晴天の予報であり、太陽光発電の発電量が増え、島内の電力供給が需要を上回る可能性があった。
  • 制御対象
    • 事業者:再エネ事業者8社(島内で500kW以上の発電設備を持つ)のうちの1社
    • 出力1MW
    • 設備:太陽光発電と思われる。
      (※[5]では未公表とされているが、[2][3]では晴天による発電量増加に言及されている)

電力系統の規模が限られる離島とはいえ、系統の安定を妨げる可能性が実際に生じるほど、再エネ発電設備が稼動済みである点で、FITによる太陽光発電などの導入促進成果を、端的に表す事例だと考えます。

とはいえ、1MWの設備を丸1日停止したのは事実であり、島内の安定供給を脅かしうるだけの発電能力を、みすみす停止しなければならないのは、やはり非常に勿体無いことだとも感じます。

もっとも、九電はちょうど今月1日に、スマートグリッド実証試験を2年延長する方針を発表しており[6]、電力会社側での早急で有効な対策は望み薄。

それだけに、既に接続上限に到達している(そして日照が豊富な)九電管内で、今夏に出力制御がどれだけ実施されることになるのかは、非常に気になるところです。


※参照資料:
[1]種子島におけるゴールデンウィーク期間中の再エネ出力制御実績について(九州電力)
http://www.kyuden.co.jp/press_h150507-1.html
[2]九電、種子島で再生エネ発電の出力制限実施 5日、全国で初(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS07H24_X00C15A5PP8000/
[3]九電、再生エネ事業者に送電停止要請 種子島で全国初(朝日新聞)
http://www.asahi.com/articles/ASH573T85H57TIPE007.html
[4]九電、種子島の再エネ事業者に出力制御を指示、全国初(日経テクノロジーonline)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20150508/417344/
[5]九州電力、種子島でFITに基づく初の出力制御−計1000kWを実施(日刊工業新聞)
http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820150508agay.html
[6]スマートグリッド実証試験の延長について(九州電力)
http://www.kyuden.co.jp/press_h150501b-1.html

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