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2015年08月29日

JinkoSolar社の2015年2Qは、売上高5億1620万ドル(前年同期比31.6%増)・モジュール出荷量823MW

JinkoSolar社が8月20日に、20152Q2015/4-6)の業績を発表していました。[1]。

今回は、(当ブログでチェックしていた分に限りますが)過去の四半期業績の数字と合わせることで、業績の推移も確認してみました。


業績と背景

※カッコ内は前年同月比。(以下同じ)

売上高粗利益率R&Dの費用営業利益
20134-62億8760万ドル
(52.6%増)
17.7%212万7000ドル2540万ドル
20144-63億9000万ドル
(37.8%増)
22.6%378万9000ドル4056万ドル
(61.5%増)
10-124億7888万ドル
(35.8%増)
22.8%606万3000ドル3810万ドル
(9.8%減)
20151-34億4350万ドル
(36.5%増)
20.3%402万1000ドル3710万ドル
(13%増)
4-65億1620万ドル
(31.6%増)
20.7%642万5000ドル3820万ドル
  • 売上高の増加
    • モジュール出荷量の増加
    • 保有する発電所からの売電収入の増加
    が主因だった。
  • 下流事業の売上増
    自社の保有プロジェクトが、数・容量共に増加したことが主因。
  • 地域別
    • 米国
      製品出荷量は、前四半期比115%まで伸びた。
    • アジア太平洋
      タイでは市場シェアを拡大した。
    • 日本、英国
      駆け込み需要があった前四半期に比べると、出荷量は通常の水準に戻った。
      しかし今だ活発な市場であり、成長の兆候がある。

2013年2Qとその後を比べると、売上高・粗利益率・営業利益ともに差が歴然であり、先日調べたJA SolarCanadian Solarと同じく、着実に成長を重ねていることが見て取れます。

ただし20%台という粗利益率は、上記の2社を明らかに上回る水準です。

その要因を推測すると、まずモジュール等の生産コスト削減にも強く関わると思われる「R&D(研究開発)」の費用は、2013年から概ね売上高の1%前後で推移。

対して、例えばCanadian Solar社は1%未満であり、この研究開発への投資の差が、利益率の差につながっていることが考えられます。

また、Jinko社は下流事業において自社保有のプロジェクトが多く、そこでの利益率の高さ(後述)も大きく影響しているものと思われます。

自社保有の発電所事業

系統連系済み(累計)発電電力量売電収入粗利益率
20134-655MW
(※中国国内分)
20144-6252MW980万ドル
(1150%増)
10-12502.6MW1300万ドル
20151-3617MW115.27GWh
(149.1%増)
※下流事業全体
の売上高は
1650万ドル(111.1%増)
42.8%
4-6725MW203GWh
(201.9%増)
2860万ドル
※下流事業全体
の売上高は
2870万ドル
(191.6%増)
62.7%

各期の業績発表で記載の仕方が若干異なっているので、上記表では明記されていたものについて、カッコで付記しています。

名言されているわけではありませんが、自社保有のプロジェクトについては、各発表での記述内容から、殆どが中国国内でのものと思われます。

稼動済みプロジェクトは、2014年以降に右肩上がりで拡大しており、それに伴って売電収入も急速に増加。

利益面でも、粗利益率が今回(2015/2Q)は6割超まで高まっていることに驚かされます。

中国国内での電力買取価格は不明ですが、2015/2Qについて、売電収入(2860万ドル)を発電電力量(203GWh)で割ると約0.14ドル/kWh。

これは2015年1Q(※1650万ドルが全て売電収入と仮定して計算)もほぼ同じ数字になり、日本と比べると相当に安いだけに、高い利益率がもたらされる背景として他にどのような要因があるのかは、非常に気になるところです。

また2015年1Qと2Qの発電電力量については、発電容量の伸びよりも差が劇的に大きい(2Qは1Qの2倍弱)ですが、これは季節による日射量の変化(冬は少なく、春以降に増えていく)に依るものと思われます。

その意味では、今後更に自社保有の発電所が増えていった際、季節による発電量の変動が業績に及ぼす影響も、拡大していくことが予想されます。


モジュール出荷量

総量自社の下流事業向け
20134-6460.0MW
20144-6570.8MW
(24.1%増)
10-121078.3MW339.1MW
20151-3703.5MW
(35.8%増)
50.3MW
4-6823.0MW90.4MW

最後に太陽電池モジュールの出荷量ですが、基本的にはやはり、期が進むごとにどんどん伸びており、既に生産量で、Jinko社が世界のトップグループに入っていることが伺えます。

ただし自社下流事業向けの出荷量は、かなり変動が大きいようで、この点はやはり、大規模案件を扱う事業ならではの不安定さと思われます。


※参照資料:
[1]JinkoSolar Announces Second Quarter 2015 Financial Results(JinkoSolar社)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=234421&p=irol-newsArticle_print&ID=2080885

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 中国メーカー
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