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2015年09月01日

2015年夏の国内電力需要ピーク時の電源構成(電力8社)で、太陽光は6.5%

東京新聞の8月30日の記事[1]で、

  • 日本国内での2015年夏電力需要ピーク時における、各電力会社の電源構成
が報じられていました。

ここではその中から太陽光発電を中心に、主な内容を抜き出してみました。


調査の要綱

調査者東京新聞
問合せ相手四国電力・沖縄電力以外の全て
対象データ 上記各社が
  • 2015年7-8月の、電力需要のピーク時(※電力会社により異なる)
において、需要を見越して準備した供給力

データ


※供給力はおおよその値、カッコ内は全体に占める割合。
  • 8社合計
    供給力の合計種類別
    火力揚水水力太陽光
    1億6600万kW1億2600万kW
    (75.4%)
    1800万kW
    (10.9%)
    1200万kW
    (6.9%)
    1100万kW弱
    (6.5%)

    ※太陽光は、2013年は約200万kW(約1%)、2014年は600万kW弱(割合不明)。
  • 各社における太陽光発電の割合
    ※スマホ版ページに掲載の画像から抜き出しました。
    ※ピーク日は全て8月
    北海道東北東京中部
    ピーク時間帯 5日11時6日14時7日13時3日14時
    供給力 40万kW(7.2%)76万kW(4.8%)400万kW(7.4%)205万kW(7.6%)

    北陸関西中国九州
    ピーク時間帯 7日11時4日16時6日14時6日16時
    供給力 31万kW(5.2%)60万kW(2.1%)100万kW(8.4%)164万kW(9.5%)

日照量が多い夏季であること、また電力需要と太陽光発電出力はピーク時間帯が近いことから、今回の結果については、あくまで太陽光発電に有利な条件でのものとは思われます。

しかしそれでも、全体では6%超、電力会社別に至っては7%を超え、10%が目前のところさえ幾つかあり、日本国内で太陽光発電がここまで供給力を高めている、ということに非常に驚かされました。

ましてや今年4月末時点では、FITにおける「非住宅(10kW以上)」の稼動済み分は認定分(約78.6GW)2割(約16GW)でしかなく、今後も認定分の完成・稼動が順調に進めば、供給力は更に跳ね上がると考えられます。

率直に申して個人的にはこれまで、太陽光発電については将来の主力電源の一つとして期待する一方で、まだまだ「奇麗事」「お情けの補助を受けないと成り立たない」というイメージも少なからず持っていましたが、今回の調査結果を見ると、もはやそのような段階はとうに過ぎており、電源として重要な地位を獲得しつつあることを、強く感じさせられます。

またその意味で、制度の不備などで批判も多いFITが、国内の電力供給能力の強化に明確に貢献していることは、間違いないのではないでしょうか。

ただし今回のデータは、いち地方新聞社が調査して初めて明らかになったものであり、政府や電力会社が率先して公開しなかったあたりには、まだまだ日本が再エネの導入に「本気」ではない、ということも感じざるを得ませんが、経済性(特に初期コストの低減)や出力の安定性(蓄電池の普及など)の改善が続いていくことで、将来的にある時点で一気に風向きが変わる可能性があると考えます。


※参照資料:
[1]太陽光発電 今夏シェア6%台に ピーク時に原発12基分(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015083090071134.html

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 電力供給の実績
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