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2016年08月01日

2016年度1Qはシャープ・パナソニック・京セラの3社とも、太陽電池の国内販売が減少

シャープ・パナソニック・京セラの各社が7月28〜29日に、2016年度1Q2016/4-6)の業績を発表していました[1]〜[4]。

今回はそれらの中から、太陽電池・太陽光発電に関わる内容を抜き出し、簡単にまとめてみました。


シャープ

  • 「エネルギーソリューション」セグメントの業績
    売上高218億円(前年同期比40.7%
    セグメント利益63億円の赤字
  • 太陽電池関連の状況
    • 国内での太陽電池の販売は、住宅用・産業用ともに減少した。
    • ポリシリコンの追加評価引当金(44億円)を、損失として計上している。

パナソニック

  • 「エコソリューションズ」セグメントの業績
    売上高3502億円(前年同期比4%
    セグメント利益50億円(同49%
  • 太陽電池関連の状況
    • 日本国内で、住宅用太陽光発電システムの販売が大きく落ち込んだ

京セラ

  • 「ファインセラミック応用品関連事業」セグメントの業績
    売上高約456億円(前年同期比13.2%
    セグメント利益約15億円(同57.4%
  • 太陽電池関連の状況
    • ソーラーエネルギー事業の売上は減少した。
      これは、日本国内における太陽電池需要の減少(電力買取価格の下落が影響)が主因。

セグメント業績には他の事業も含むので、太陽電池事業のみの具体的な数字は不明ですが、国内大手である3社ともに「太陽電池販売が減少した」と記述しているところに、国内PV市場の現状が端的に伺えます。

シャープはポリシリコンの追加評価引当金が大きいとは言え、それを除いても18億円の赤字であり、セグメント売上高の4割減と合わせて、太陽電池パネルの販売量の減少が相当に深刻であることを、推測せざるを得ません。

パナソニックは、昨年度(2015年度)には高性能パネルによる、屋根設置需要の獲得に力を注ぐ方針を示していましたが、市場自体が縮小しているのでは、販売を伸ばすことも難しくなっていると思われます。

京セラもセグメント利益の減少が著しく、太陽電池の販売量が落ち込んでいることが伺え、大手3社の業績発表を通じて、日本の太陽光発電市場が(一時の活況から)完全に状況が変わっていることを、改めて強く感じるものです。

加えて現在は、電力会社(電力網)における受入能力の上限到達や、(予定を含めて)政府による新たな導入推進・支援策が全く見当たらないこともあり、国内市場にこれだけ明るい見通しが無いのは、当ブログの運営開始(2007年)以来で初めての状況だとも感じています。


※参照資料:
[1]平成29年3月期 第1四半期 決算短信(シャープ)
http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/library/financial/pdf/2017/4/1703_1q_tanshin.pdf
[2]プレゼンテーション資料(ノート付き)(同上)
http://www.sharp.co.jp/corporate/ir/library/financial/pdf/2017/4/1703_1pre_nt.pdf
[3]2016年度 第1四半期 連結決算概要(パナソニック)
http://news.panasonic.com/jp/press/data/2016/07/jn160729-2/jn160729-2.html
[4]2017年3月期 第1四半期 決算短信(京セラ)
http://www.kyocera.co.jp/ir/news/pdf/rt160728.pdf

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内
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