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2016年11月21日

関西電力がモルディブ共和国「ディフシ・ソーラーアイス・プロジェクト」の設備を完工、太陽光発電+製氷機で出力安定化を狙う

関西電力2016年11月15日に、

  • モルディブ共和国で進めてきた「ディフシ・ソーラーアイス・プロジェクト」で、太陽光発電設備などの工事が完了した。
と発表していました[1]。

設備の概要は次の通り。


設置場所ディフシ島(人口約1200人、最大電力は300kW程度)
太陽光発電設備 出力40kW(10kW×4ユニット)
※既設のディーゼル発電機系統に連系している。
出力変動への対策 製氷機を併せて設置しており、太陽光発電の発電電力が増えた際には、その電力を製氷に用いる。
(※氷は、島の主要産業である漁業で必要とされる)
工事の期間2015年11月〜2016年11月6日
11月14日に譲渡式を行った。
保守・運用などモルディブ国が行う。
ただし当初5年間は、関西電力が運転状況のモニタリングを行う。
(設備の健全性、電力系統の安定化などを確認するため)

製氷そのものではありませんが、再エネ発電の出力安定化対策として、余剰電力を冷凍用倉庫に回して「エネルギーを蓄える」という試みは、私が知る限りでは

との事例がありました。

特にクックスハーフェン市での取り組みは、太陽光発電やコジェネとも組み合わせて継続されているようで[3][4]、電力需給の安定化に一定の成果を挙げていることが伺えます。

今回のモルディブにおける設備も、地域の主要産業(漁業)と密接な関わりを持っていくようなので、単なる発電設備に留まらず、地域密着型のインフラとして有効に機能し受け入れられていくことを、強く期待したいところです。


※参照資料:
[1]モルディブ共和国における太陽光発電プロジェクト「ディフシ・ソーラーアイス・プロジェクト」に伴う同国への設備の譲渡について(関西電力)
http://www.kepco.co.jp/corporate/pr/2016/1115_1j.html
[2]独クックスハーフェン市で、風力発電の出力均衡に、魚の冷凍倉庫を活用する実験が実施中(「風力発電のニュース記事を読む」2010年04月11日の記事)
http://windpower-info.sblo.jp/article/54752683.html
[3]風力発電と冷蔵倉庫を組み合わせた仮想発電所(日経ビジネスonline)
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130909/253159/
[4]VPP(Virtual Power Plant)で実現する電力の需給管理(日本ユニシス、p14・15)
http://www.unisys.co.jp/tec_info/tr123/12302.pdf

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 発展途上国での導入
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