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2016年12月19日

京セラが容量12kWhの住宅用「太陽光発電連係型リチウムイオン蓄電システム」を発表、「フィルム型リチウムイオン蓄電池」で蓄電システムのサイズを抑制

京セラ2016年12月12日に、

  • 容量12kWhの蓄電池システム
  • ハイブリッド型パワコン(太陽光発電システムの電力変換と、蓄電池の直接充電の両方が可能)
を組み合わせた、住宅用の「太陽光発電連係型リチウムイオン蓄電システム」を発表していました[1]。

概要は次の通り。


主な特徴

フィルム型リチウムイオン蓄電池」を採用 蓄電システムには、積水化学工業が開発したフィルム型のリチウムイオン蓄電池を採用。
これにより、12kWhという大容量でも、筐体のサイズを抑えている。
また電池の内部には、同じく同社が開発した「電極塗工型絶縁材料」を用い、安全性も高めている。
加えて「室内設置タイプ」としており、外気の変化による電池の劣化を抑制する。
京セラ製の「ハイブリッド型パワコン」
  • 太陽光発電システムのパワコン
  • 蓄電システムのパワコン
を一体化。
太陽電池の発電電力(直流)を、(交流電力に変換せず)直流のまま蓄電池に充電できる。
これにより、充電効率96%を実現している。

主な仕様

形式EGS-ML1200
製品のタイプ大容量マルチDCリンクタイプ
(※京セラは2015年9月に、
同タイプの蓄電システム(7.2kWh)を発売している)
希望小売価格オープン
発売日2017年1月2日
電池ユニットパワコン
外形寸法(mm)幅760×高495×奥行525幅880×高580×奥行270
質量(kg)175kg55kg

またこのシステムは、セキスイハイムの新しい住宅商品「スマートパワーステーション “100%Edition”」(本システムと同日に発売予定)に採用されるとのことです[2][3]。



積水化学のフィルム型リチウムイオン電池は、2013年に発表されていました[4]が、それから約3年を経過しての商品化実現となったようです。

軽量・フレキシブルであること、また塗工プロセスによる高い生産速度と、非常にユニークな特徴・魅力を備えていますが、その一方で、今回の各種発表の中で製品価格には殆ど触れられておらず、特殊な素材(ゲルタイプ電解質)の採用が生産コストにどう影響しているのか、というのは気になるところです。

12kWhという容量については、1世帯の1ヶ月あたりの消費電力量が271.2kWh(2013年時点)[5]とのことで、これを30日で割ると9.04kWh/日、31日で割ると8.74kWh/日。

もちろん実際には、地域などによってかなり異なると思われますが、それでもこの数値の上では、蓄電システムの容量が1日の消費電力量を十分上回ることになり、これで住宅用蓄電システムが新しい時代に入る可能性もあると考えます。

ただやっぱり最も気になるのは、価格が果たしてどの程度になるのか、ということですが。


※参照資料:
[1]大容量12kWhクラスで業界最小のリチウムイオン蓄電池を搭載したハイブリッド型の国内住宅用蓄電システムを開発(京セラ)
http://www.kyocera.co.jp/news/2016/1203_qtsk.html
[2]大容量フィルム型リチウムイオン電池事業を開始します(積水化学工業)
http://www.sekisui.co.jp/news/2016/1296962_26476.html
[3]『スマートパワーステーション“100% Edition”』を発売(同上)
http://www.sekisuiheim.com/info/press/20161212.html
[4]塗工プロセスによる大容量フィルム型リチウムイオン電池開発(同上)
http://www.sekisui.co.jp/news/2013/1238843_2281.html
[5]一世帯あたり電力消費量の推移(電気事業連合会)
http://www.fepc.or.jp/enterprise/jigyou/japan/sw_index_04/

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | メーカー:京セラ
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