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2017年04月03日

伊Enel社がメキシコで「Villanueva太陽光発電所」(754MW)を建設開始、建設費用は1MWあたり約86万米ドル

イタリアのEnel社が2017年3月29日に、

  • メキシコで、754MWDCの「Villanueva太陽光発電所」を着工した。
と発表していました[1]。

概要は下記の通り。


<背景>

  • Enel社はメキシコでは現在、子会社EGPMを通じて
    • 風力:675MW
    • 水力:53MW
    の再エネ発電事業(計728MW)を運営している。
    また現在は他に、計530MWの再エネ発電プロジェクト(今回の件除く)が進行中。
  • 2016年3月には同国で、計約1GWの太陽光発電プロジェクト(今回の件含む)について
    • 15の電力供給契約
    等を獲得している。

<「Villanueva太陽光発電所」の概要>

建設場所 Coahuilaコアウイラ)州のViesca
発電容量 754MWDC
※2つのパークの合計。(建設は同時に開始)
※米州の太陽光発電所、またEnel社が世界で手がけるPVプロジェクトの中で、最大規模とのこと。
建設費用 6億5000万米ドルの見込み
発電電力量 年間1700GWhの見込み
スケジュール
  • 2017/3/29:建設開始
  • 2018年の後半:稼動開始の予定

ちょうど最近には

と、1GW超の太陽光発電プロジェクトが相次いで明らかになっています。

(規模はそれらに及びませんが)今回のメキシコのプロジェクトと合わせて、新興国においては太陽光発電所の大規模化が、一つのトレンドになりつつあると感じられます。

建設コストを見ると、1MWあたりでは単純計算で約86万ドル(1ドル=111円とすると約9600万円)であり、1億円を切っていることに驚きます。

また発電電力量(1700GWh/年)は、発電容量(0.754GW)×約2255と、日本での目安(発電容量×1000)の倍以上であり、メキシコが日本よりも段違いに、太陽光発電に有利な環境(日照時間など)であることが伺えます。

売電の契約額は記載されていませんが、上記の条件を考えると、新興国での昨年の最安値(チリで29.10ドル/MWh)を更に下回るものと想像します。

モジュール価格の急落と日照の豊富さによる、コスト面でのメリットを背景に、新興国での太陽光発電導入がこれからどうスピードアップしていくのかは、引き続き注目していきたいと思います。


※参照資料:
[1]ENEL BEGINS CONSTRUCTION OF THE AMERICAS’ LARGEST SOLAR PHOTOVOLTAIC PLANT(Enel社)
https://www.enelgreenpower.com/en/media/press/d201703-enel-begins-construction-of-the-americas-largest-solar-photovoltaic-plant.html
[2]伊電力エネル、メキシコの米州最大太陽光発電に720億円投資(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK30H05_Q7A330C1000000/
[3]地方行政区(ウィキペディア「メキシコ」内)
[4]コアウイラ州(ウィキペディア)

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