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2017年05月13日

NEDO・奥地建産などが「水平型動風圧試験装置」による架台の耐風圧性能試験を開始、パネルや架台を破壊できる風圧が可能

NEDO奥地建産2017年4月26日に、

  • 大型の「水平型動風圧試験装置」を用いての、地上設置型太陽光発電設備の耐風圧性能の実証試験を開始した。
と発表していました[1][2]。

概要は次の通り。


<背景>

  • 固定価格買取制度の開始により、太陽光発電システムの導入量が増えているが、それに伴い、構造設計の不十分な設備などで、強風による損壊被害が発生するようになった。
    このため現在では、太陽光発電システムの「安全性」と「経済性」を両立させた設計ガイドラインが、必要となっている。
  • NEDO・太陽光発電協会・奥地建産の3者は、
    • 太陽光発電システムの自然災害・経年劣化に対して、安全性・経済性を確保する、評価・設計の手法
    を確立するために、設備の構造安全性の課題に関する、調査・研究・実証試験を進めている。
    (※プロジェクト名は「太陽光発電システム効率向上・維持管理技術開発プロジェクト/太陽光発電システムの安全確保のための実証」、期間は2016〜2018年度)
    そしてこのプロジェクトでは
    • 地上設置型設備設計ガイドライン
    を、20192月末までに策定することを目指している。

<実証試験>

目的 強風(台風など)に対する、架台構造安全性を確認する。
ここで得られる知見を、設計ガイドラインの策定に生かす。
実験設備 「世界最大規模」の「水平型動風圧試験装置」を用いる。
この装置は、下記の特徴を備える。
  • 実際の設備を試験可能
    大空間(幅16m×奥行6m×高さ4m)を有しており、これに実際の太陽電池パネル+架台を設置して、試験を行うことができる。
  • 破壊可能な風圧
    太陽光発電設備のパネルや架台を破壊できるだけの、圧力を加えることができる。
    これにより、実際の台風などを超える条件で、試験することが可能。
実施場所 奥地建産の本社工場(大阪府松原市)
開始日 2017/4/26(※リリース[1][2]の発表当日)


世界的にも類を見ないという規模の試験装置には驚きましたが、当ブログで記録している限りでも、奥地建産はこれまでに

と、非常にユニークな設置環境での実証試験に携わっていました。

そして同社の架台「sun catcher」の開発レポート[4]では、架台に関する(実際の環境に即した)豊富な知見や、きめ細かい性能追求の姿勢が伺えます。

その点で、今回の強力な「水平型動風圧試験装置」の導入も、自然な流れだったのかもしれません。

またガイドラインの完成は、予定通りでも約2年後とまだ先のことですが、日本国内の環境に基づいた明確な基準を確立することで、設計や施工のコストダウンが進むことが、期待できるのではないでしょうか。


※参照資料:
[1]NEDO:地上設置型太陽光発電システムの耐風圧性能試験を開始(NEDO)
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100757.html
[2]地上設置型太陽光発電システムの耐風圧性能試験を開始(奥地建産)
http://www.okuji.co.jp/news/20170426news.pdf
[3]産業用太陽光発電システム架台 sun catcher(同上)
http://www.okuji.co.jp/pv/suncatcher/index.html
[4]研究レポート01 sun catcher(同上)
http://www.okuji.co.jp/pv/randd_report01.html

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 架台
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