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2017年06月17日

韓国電力公社などが北海道・千歳市でメガソーラー(28MW)を試運転開始、13MWhの蓄電システムも併設

「朝鮮日報」の記事[1](2017年6月16日付)で、

  • 韓国電力公社」等による、北海道・千歳市での太陽光発電所
について報じられていました[1]。

その中から、発電所に関する主な数字などを抜き出してみました。


設置場所 新千歳国際空港」の付近。
敷地面積 109万m2
発電容量 28MW
※太陽電池モジュールの枚数は12万3480枚。
その他の設備 容量13MWhESS(蓄電システム)も設置している。
総事業費 113億
出資比率
  • 韓国電力公社80%
  • 日本の「エネルギープロダクト」社:20%
韓国企業(LS産電など13社)からの資材の調達額は、計約50億円。
発電電力の用途 北海道電力に売電する。
(※売電の見込み額は、計約317億円)
スケジュール
  • 2016/4:着工
  • 2017/6/15:試運転(20日間実施)の開始を発表。
  • 7/5:商業運転を開始する予定。

また今回の設備は、韓国電力公社が「海外に建設した初の太陽光発電所」とのことです。



4年前(2013年)には、韓国電力公社の子会社[2]である「韓国中部発電」による、兵庫県でのメガソーラー計画(2ヶ所、計68MW)が報じられていました。

しかし当記事の作成時点で、日本のメガソーラー一覧[5]に、その兵庫県のプロジェクトは見当たらず、またネット検索でも「稼動している」という情報を見つけられませんでした。

そのことから、兵庫県の事業はまだ稼動には至っておらず(もしくは中止になった?)、そのために今回の北海道千歳市の事業が、韓国電力公社の「海外初」の太陽光発電所となったものと想像します。


その千歳市のプロジェクトでは、太陽光発電の28MWという規模もさることながら、かなりの規模のESS(蓄電システム)も備えていることには驚きました。

大雑把な計算として、太陽光発電の建設コストが1MWあたり3億円と仮定すると、28MW×3億円/MW=84億円。

総事業費113億円から、この84億円を引くと29億円であり、これがESSのコストと考えると、総事業費の実に約1/4を占めることになります。

ESSの導入によるコスト面での合理性がどうなのかが、非常に気になるところですが、このプロジェクトのFIT認定は2012年度(42円/kWh)と推測されることから、売電価格の条件の良さに助けられている面は、大きいのかもしれません。


とはいえ、日本国内での数十MW規模の太陽光発電所における、蓄電システムの併設は、私はこれまで見聞きした記憶がありません。

このプロジェクトでの資材・機器の調達は、大部分が韓国の企業からと思われますが、蓄電システムのコストが現在どの程度の水準になっているのかは、非常に興味を惹かれるところです。

今回のプロジェクトは、韓国電力公社による海外展開のモデルケースとしての意味合いもあるようですが、もし韓国メーカー製の蓄電システムの価格が、太陽光発電所に導入できる現実的な水準に達しているのであれば、今後も同様のプロジェクト(太陽光発電+蓄電システム)が展開されていくと考えられるので、今後の動向には注意を払っていきたいと思います。


※参照資料:
[1]韓電、北海道で太陽光発電所の試運転開始(朝鮮日報、2017/6/16付)
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2017061600606
[2]韓国電力公社(ウィキペディア)
[3]New Renewable Power - Activities(KEPCO)
http://home.kepco.co.kr/kepco/EN/B/htmlView/ENBBHP00302.do?menuCd=EN02020302
[4]太陽光発電システム(エネルギープロダクト社)
http://www.enepro.jp/solar.html
[5]共同事業(ウィキペディア「日本の太陽光発電所」内)

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 国内のメガソーラー
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