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2018年02月02日

京セラ社が「宇久島メガソーラー事業(仮称)」の検討に関する進捗を発表、事業の権利を新設の合同会社に移転し、計画を再始動

京セラ社が2018年1月24日に、

  • 計画中の「宇久島メガソーラー事業(仮称)」の、検討に関する進捗
を発表していました[1]。

その中から、主な情報を抜き出してみました。


建設予定地 長崎県佐世保市宇久島
(島面積2493万m2、人口約2000人)
発電能力 480MW
発電電力量(予測) 51.5万MWh
参加企業 検討中。下記の8社となる予定。
  • 九電工
  • 京セラ
  • タイ国「SPCG Public Company Limited」
  • 東京センチュリー
  • 古河電気工業
  • 坪井工業
  • みずほ銀行
  • 十八銀行
事業の権利 当初の独「Photovolt Development Partners」社から、「宇久島みらいエネルギーホールディングス合同会社」に移転することで合意した。
(※この合同会社は、事業者が新たに設立した、発電事業のSPC)
これに伴い本プロジェクトは、新たな計画として再始動する。
設備など
  • 太陽電池モジュール
    全て、京セラ製の多結晶シリコン型を使用する。(約165万枚)
  • 海底ケーブル
    宇久島と本土の間に敷設する海底ケーブル(約64km)により、九州電力に売電することを想定している。
  • 営農との両立
    一部の土地では、支柱の上に太陽光発電設備を設置することで、発電所内での営農を可能とする。
事業スキーム等
  • 島内の農地・耕作放棄地などを、土地管理会社が借り受け、この土地を「宇久島みらいエネルギー合同会社」に転貸する。
    (※同社は、先述の「宇久島みらいエネルギーHD」の子会社)
    そして同社が、借りた土地で太陽光発電所の建設・運営を行う。
    営農併設型で環境ビジネスを創出し、宇久島の安定的な営農の継続・拡大を支援し、島の発展に寄与する方針。
  • 今後は、自治体・地元関係者などと協力しつつ
    • 事業スキーム
    • 自然環境に配慮した設置場所、方法など
    の実現に向けた検討も進める。
総投資額 2000億円程度の計画
スケジュール
  • 2018年度内:着工予定


宇久島メガソーラーについては、これまで

とのスケジュール目標が示されていました。

しかし、日本国内でこれまでに類を見ない規模の事業計画であるためか、その後は九州電力から系統連系の承諾は受けたものの、事業の具体的な進展は伝わってきませんでした。

今回は事業者が新体制となったことで、再び実現に向けて動き出したと見受けられます。


事業の権利がPVDP社から移転することになった背景・経緯は不明ですが、運営の主体が海外企業から国内企業メインに変ることは、国民による心情的な受け入れやすさという点からも、プロジェクトの実現にはプラスに働くのでは、と考えます。

本プロジェクトについては発表当初から、地元の自然環境などへの影響に対する懸念[4]が出ていましたが、その懸念を払拭するだけの、豊かな内容で合理性のある事業となることを、強く願うものです。


※参照・参考資料:
[1]長崎県佐世保市宇久島での太陽光発電事業の検討に関する進捗(京セラ、2018/1/24)
http://www.kyocera.co.jp/news/2018/0109_gfyt.html
[2]Solar parks Japan(Photovolt Development Partners社)
https://pvdp.eu/projects/solar-parks-japan/
[3]SPCG Public Company Limited
http://www.spcg.co.th/index.php/en/home
[4]小さな島が「自然エネルギー」で埋め尽くされようとしています。(日本自然保護協会、2013/7/1)
http://www.nacsj.or.jp/diary2/2013/07/post-385.html

※関連記事:

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(2) | 国内のメガソーラー
この記事へのコメント
島の出身者に友人がいますが
2018年度中に着工は難しいのではないかと話をしました。
フォトボルトに関しては
賃借料も一方的に決められていて
交渉の余地もなく、専門知識の無い島民にアドバイスをする人間を介せずに説明会を当時開いていたようです。
普通ならちゃんとした事業規模に見合った額にする筈で、他の地域も交渉した例が殆どですが
その辺りを説明も話し合いも出来ないのですから
相当地権者からは良い印象では無かった様ですね。日本人はこういった場面ではどうしても
軽く見られがちです。
そういった島民との意識の剥離を今回新たに始めるのですから
良い方向に行けばいいのですが。
しかしこの規模なのですから、蓄電池設備を充分に備えたら
昼夜問わず送電可能な発電設備として完成形になると思いますが難しいんでしょうね。
パネルを置くだけでは他の倒産した事業所のようになるかもしれません。




Posted by azm at 2018年03月05日 23:28
情報、ありがとうございます。

やはり海外の事業者だと、地域住民の心情に丁寧に寄り添うような対応は、無理なのかもしれませんね。
その点で京セラは、国内で太陽光発電所建設の実績を多数積み重ねているので、今回の巨大プロジェクトでも、その経験を生かしてほしいものです。

十分な蓄電設備を併設できたら、本当に理想的ですよね。
以前よりは大きく下がったとはいえ、蓄電池のコストがやはり最大のネックになりそうですが・・・
Posted by 管理人 at 2018年03月11日 22:08
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