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2018年06月05日

昭和シェル石油の2018年1-3月の太陽電池事業は、ルーフトップ市場への集中とコスト削減を推進、「エネルギーソリューション事業」は減収も損失は改善

1ヶ月近く前になりますが、昭和シェル石油が2018年5月9日に、2018年度1Q2018/1-3)の業績を発表していました[1]。

今回はその中から、太陽電池事業に関する内容をまとめてみました。


<太陽電池事業での取り組み>

新事業戦略(2016年末〜)
に基づく取組み
  • 国内住宅向けを中心としたルーフトップ市場へのフォーカス
  • 早期黒字化達成のための、更なるコスト削減
    (原材料コストの削減、国富工場への生産集約など)
国内住宅向け 高出力品(1枚180Wまたは185W)に「SmaCISコンセプト」(高搭載・簡易施工・高意匠)を適用した「SmaCIS(Sタイ プ)」を、2018年1月に販売開始した。
生産体制

  • 2017年9月:東北工場の生産を休止
  • 同12月:宮崎工場の生産を停止
し、国富工場へ生産を集約した。


<「エネルギーソリューション事業」セグメントの業績>

※含まれるのは「太陽電池事業」と「発電事業」。

売上高 212億円(前年同期比4.6%)
営業利益 24億円の損失(同6億円の増益)


太陽電池事業単体での売上高や利益は不明ですが、発電事業が(上には書き出しませんでしたが)堅調だったとみられるにも関わらず、「エネルギーソリューション事業」セグメント全体では減収となっていることから、太陽電池事業の売上も少なからず下がったものと推測されます。


ソーラーフロンティア社は昨年11月に、国内市場への経営資源の集中を表明していました。

しかし、例えば太陽光発電協会による「太陽電池モジュールの月次出荷速報」では、モジュール出荷量の減少が2018年1-3月も全く変らず続いています。

国内市場じたいが縮小し続けている状況下では、やはり売上を伸ばすのは難しいものとみられますが、ただし一方でセグメントの損失は改善しており、この点は市場の選択とコスト削減の成果なのかもしれません。


国富以外の2工場(東北、宮崎)での生産休止・停止については、昨年(2017年)の4-6月期業績で記述されていました。

しかし東北工場については当時は、次世代モジュールの商業生産に向けて準備する、とされていましたが、今回(2018/1-3)の発表ではそのような記述は全く無く、国内需要の縮小の深刻さが、表れている気がします。

東北工場では元々、生産における先進的な取組みが進められる筈だっただけに、同工場の位置づけがどうなるのかは、気になるところです。


※参照・参考資料:
[1]2018年度 第1四半期決算について(昭和シェル石油、2018/5/9)
http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2018/050902.html

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