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2018年07月02日

Sunpower社が「Mission SolarStratos」に参加、「Maxeon」太陽電池セル搭載の飛行機で、高度8万フィート以上の成層圏を目指す

Sunpower社が2018年6月20日に、

  • 太陽光発電飛行機成層圏到達を目指す「Mission SolarStratos」に参加した。
と発表していました[1]。

今回はその概要をまとめてみました。


目標 高度8万フィート以上の成層圏に到達する。
(※商業旅客機の典型的な巡航高度の、2倍の高度)
背景
  • SolarStratos社の社長(兼パイロット)の方は、冒険家であり、2012年には太陽光発電ボートPlanetSolar」で、世界中の海を航海した。
  • Sunpower社はこれまで、
    • 1993年に豪州「World Solar Challenge」に参加した、ホンダのソーラーカー(同大会で1位)
    • 太陽光発電ボート「PlanetSolar」
    • NASAの無人飛行機Helios solar plane」(高度9万6863フィートに到達)
    • 太陽光発電飛行機「Solar Impulse 2」(燃料ゼロで世界中を飛行)
    といったプロジェクトに関わってきた。
「SolarStratos」の主な仕様
  • 機体のサイズ:
    • 全長:8.5m
    • 全幅:24.8m
  • 重量:450kg
  • 乗員:2人
    ※機体軽量化のため、キャビンは加圧されない。
    このため乗員は、宇宙服(太陽光発電の電力で加圧される)を着る必要が有る。
  • エンジン:32kWの電気エンジン
    (電気自動車の約1/3のサイズ)
  • 太陽電池:SunPower社の「Maxeon」セル(変換効率22〜24%)を、22m2搭載する。
    (※同社の住宅用・商業用モジュールと同じセル)
  • バッテリー:20kWhのリチウムイオン電池1個
  • 自律性:12時間以上の電力供給を、太陽光発電によって自ら行える。
今後の予定
  • 2018年9月:「SolarStratos」の試作機で、高度3万3000フィート到達を目指す。
  • 2020年まで:目標達成が予想される。


1フィートが約0.3m[2]なので、8万フィートは約2万4000m(約24km)。

いっぽう成層圏は高度11〜50km[3]なので、今回の「SolarStratos」では、成層圏の厚みの真ん中より、少し下あたりが目標高度と見受けられます。

世界一周を達成した「Solar Impulse 2」(最大高度12km[4])よりも、遥かに高い高度を飛ぶことになるので、飛行機の機器が正常に動作し続けられるかが、気になるところです。

ただ、NASAの無人機が既に9万フィート以上を達成済みであることから、「SolarStratos」でもSunPower社が持つ技術と経験・知見が生かされることで、成功の確率は大幅に上がるのではないでしょうか。

再エネの可能性・実用性を図り示す、という意味でも、本プロジェクトの成功を期待するものです。


※参照・参考資料:
[1]SolarStratos Aims to Reach Stratosphere More Than 80,000 Feet Above Earth Using SunPower Solar Technology(SunPower社、2018/6/20)
http://newsroom.sunpower.com/2018-06-20-SolarStratos-Aims-to-Reach-Stratosphere-More-Than-80-000-Feet-Above-Earth-Using-SunPower-R-Solar-Technology
[2]フィート(ウィキペディア)
[3]https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%90%E5%B1%A4%E5%9C%8F(同上)
[4]ソーラー・インパルス(同上)

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 飛行機
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