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2019年03月21日

「Direct Wafer」技術によるウエハー工場がマレーシアで立ち上げ予定、1366 Technologies社とHanwha Q CELLS社の共同

1ヶ月近く前になりますが、1366 Technologies社が2019年2月26日に、

  • Direct Wafer」製造プロセスによる太陽電池用シリコンウエハーの生産施設を、Hanwha Q CELLS社との共同で立ち上げる計画。
と発表していました[1]。

概要は次の通り。


<マレーシアの「Direct Wafer Factory」>

場所 Cyberjaya」内にある、Hanwha Q CELLS社の既存のセル・モジュール製造施設に隣接している。
立ち上げ時期 20193Qよりも後にはならない予定。
※製造プロセス自体は、ほぼ完成している。
年産能力 記述無し。
※初期の生産が主要な性能基準を満たせば、今回の工場が、数GW規模の生産施設の基盤となる可能性がある。

<その他>

1366 Technologies社は今年、

  • ウエハー価格の急激な下落に対応するために、「3D Wafer」の開発を加速する。
との戦略的決定を行った。

(※「3D Wafer」は、従来ウエハーの標準的な厚さ(180μm)より薄いが、縁の部分を厚くして強度を確保している。)

そしてBedfordのデモ施設において、3D Wafer製品の製造を続けている。



溶融シリコンから(インゴット〜切断ではなく)直接ウエハーを作る「Direct Wafer」については、最近続報を見なかったので、どうなったのだろう・・・と思っていましたが、大量生産の実現に向けた取組みは、しっかり進められているようです。

ただ、マレーシア工場の生産能力は明記されておらず、将来に繋がる可能性が仄めかされているのみであり、本格的な商業生産を行うためには、製品の信頼性の検証など、まだ時間がかかるものと思われます。

1枚のウエハー内で異なる厚さを実現できる「3D Wafer」は、「Direct Wafer」技術により初めて可能になったものと思われるので、太陽電池モジュールひいては太陽光発電の更なるコスト低減を進めるためにも、商業化の実現を是非とも期待したいところです。


※参照・参考資料:
[1]1366 Technologies and Hanwha Q CELLS Partner on World’s First Factory to Feature Direct Wafer Manufacturing Process(1366 Technologies社、2019/2/26)
http://1366tech.com/2019/02/26/1366-technologies-and-hanwha-q-cells-partner-on-worlds-first-factory-to-feature-direct-wafer-manufacturing-process/
[2]「3D Wafers」での検索結果(1366 Technologies社)
http://1366tech.com/?s=3D+Wafers
[3]Why the “3D” Wafer Feature Brings Further Cost Reductions(同上)
http://1366tech.com/2017/04/20/3d-wafer-feature-brings-cost-reductions/
[4]Cyberjaya(Wikipedia)

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