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2020年05月25日

Amazon.com社が中国・豪州・米国で5件(計605MW)の太陽光発電プロジェクトを発表、また導入済みの風力・太陽光は計2.9GW超

Amazon.com社が2020年5月22日に、

  • 中国・豪州・米国における、5件(計615MW)の新しい太陽光発電プロジェクト
を発表していました[1]。

各プロジェクトの概要は次の通り。


設置場所発電容量発電電力量(年間)
の見込み
国・地域内での件数
中国山東省100MW12万8000MWhamazonでは中国初。
豪州ニューサウスウェールズ州105MW25万MWh同2件目。
米国オハイオ州200MW平均世帯6万9000戸相当
80MW
バージニア州130MWamazonでは12件目。

これらが完成した場合、Amazon.com社のフルフィルメント(物流)ネットワークとAWSデータセンターへの再エネ供給に、年間約120万MWhが追加されるとのことです。


また同社の再エネ導入実績と目標として、下記の数字が示されています。


導入実績 下記の合計で2900MW超。(発電電力量は年間760万MWh以上)
  • 発電所規模の風力・太陽光発電プロジェクト:31
  • 世界のフルフィルメントセンター・ソートセンターでの屋上太陽光発電システム:60
目標
  • 自社における再エネの比率
    • 2024年まで:80%
    • 2030年まで:100%
      (※5年早い2025年までに達成できる可能性あり)
  • ネットゼロ・カーボン:2040年までに達成


蓄電設備については記述が無いので、自社施設への電力供給と言っても、文字通りに直接供給するのではなく、電力網との間での需給の差し引きの話だとは思われます。

とは言え、コストに対する要求が厳しいはずのAmazon社が、100MW規模のプロジェクト予定をこれだけ一挙に発表したことに驚きましたが、それだけ太陽光発電が、今ではコスト面においても魅力の極めて高いものとなっている、ということが推測されます。

ところで8年前(2012年)には、そのAmazon.comのデータセンター設計の責任者が、電力供給能力の小ささの点から、データセンターへの太陽光発電の導入効果に対する疑問を示していました。

しかし、当時と比べて太陽光発電の導入コストが劇的に下がり、大規模設置のハードルが下がった現在では、コスト面においても電力供給能力においても、事情が全く変わっている、ということかもしれません。


また今回発表の5プロジェクトの数字からは、日照の点で、豪州・米国が太陽光発電に非常に有利な環境であることが、改めて伺えます。

具体的には年間の日照時間の見込みが、中国は12万8000[MWh]/100[MW]=1280時間と、日本の一般的な数字(1000時間)に近いですが、他は

  • 豪州:25万/105=約2381時間
  • 米国:
    {120万−(25万+12万8000)}/(200+80+130)=82万2000/410=約2005時間

であり、段違いと言う他ありません。


※参照・参考資料:
[1]アマゾン、5件の新しい発電所規模の太陽光発電プロジェクトで、中国、オーストラリア、米国の国際業務拠点に電力供給(BusinessWire、2020/5/22)
https://www.businesswire.com/news/home/20200521005839/ja
[2]Fulfillment By Amazon(Amazon.co.jp)
https://services.amazon.co.jp/services/fulfillment-by-amazon.html

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posted by 管理人 at 06:00 | Comment(0) | 海外のメガソーラー
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