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2008年10月24日

ヨーロッパでの大胆な政府補助が、太陽電池市場の状況を一変させた?

下記リンク先記事では、20月22日にNHKで放送されたテレビ番組「クローズアップ現代」の内容が紹介されています。

太陽電池「技術優位」の日本 世界市場で出遅れる訳:私見「クローズアップ現代」:J-CAST テレビウォッチ

この記事では、

・世界の太陽電池メーカートップ5のうち、2005年には日本メーカーが4社入っていたが、2007年には2社になった

・スペイン政府は4年前、「火力発電の6倍」という太陽光発電の建設コストの壁を壊すため、電力会社に補助金を出し、また電力会社が25年間、既定の値段で太陽光発電の電力を買うことを義務づけた

・スペインには資源が無いことから、太陽光発電を戦略的に普及させて、将来のエネルギー問題解決を図る狙いを持っている

・太陽電池市場の規模は、2007年には1.7兆円だったが、2012年には6.5兆円まで成長するとみられる

・太陽電池市場への参入は、中国、インドなどの企業のほか、産油国(ナイジェリア、アラブ首長国連邦など)でも相次いでいる

・日本政策投資銀行調査部の清水誠氏によると、ヨーロッパの太陽光発電普及に対する補助金政策により、従来は研究・試作レベルだった太陽光発電を、一気に大量生産時代に移行させ、太陽電池パネルを安く製造するため、スケールメリットとスピードも必要とされるようになった、とのこと。

・同じく同氏によると、急成長するドイツ、中国、インドの太陽電池メーカーの共通点は、世界規模で投資マネーを集め一気に成長し、技術の不足は他メーカーとの連携により補うなど、日本企業とは異なる戦略をとっている。
 (これが、日本の太陽電池メーカーが遅れをとっている要因だと考えられる)

・インドのモーザーベア社は元DVDメーカーだったが、未経験分野の太陽電池に、3年間で3000億円以上を投資。
 例えば最近稼働予定の新工場では、米メーカーからノウハウを丸ごと購入し、また機械一式(100億円)や100名の技術者を海外から集めるなど、資金力とスピードで他メーカーを圧倒している。
 同社の社長(36歳)によると、同社は2年後にトップ3に入ることを目指しているとのこと。

・日本では昭和シェル石油が、石油が将来的に先細りしていくと予想し、2007年に太陽電池事業への参入を決定している。

・シャープでは、自社で発電所を建設し、電力会社を目指す戦略を打ち出している。

といった内容が記載されていました。


日本の太陽電池メーカーが世界市場で遅れをとっている、ということに関するの記事を、これまでいくつか読んできましたが、これまでは地道な研究・開発対象だった太陽電池分野が、ヨーロッパ諸国の政策がきっかけで、一気に大きな資金が動くビジネスに変貌した、ということのようです。

太陽光発電が大きなビジネスになれば、企業間の競争により、一般消費者が安価で太陽光発電を導入できる可能性が増すと思いますが、一方ではあまりに急激な市場の発展に、私としては「本当に大丈夫なのか?」という気がどうしてもしてしまいます。

(ヨーロッパでの政府補助が縮小されれば、どうなるのか?)

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posted by 管理人 at 07:44 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米
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