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2010年08月11日

帝人が米「ナノグラム・コーポレーション」を買収する方針、プリンタブルエレクトロニクス技術の強化を図る

帝人」社が、米「ナノグラム・コーポレーション」を買収する方針を決定したとのこと。

(ニュース記事)
・帝人、ナノ粒子関連の研究開発加速に向け米ナノグラム社を買収(日本経済新聞)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=258431&lindID=1
・米ベンチャーを20億円で買収 帝人 半導体素子開発を加速 - SankeiBiz(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/100810/bsg1008100502002-n1.htm

(帝人の発表資料)
・ナノ粒子関連の研究開発の加速に向けて 米国ナノグラム・コーポレーションの買収について(TEIJIN | ニュース | プレスリリース)
 http://www.teijin.co.jp/news/2010/jbd100809.html

上記URL先ページによると、ナノグラム社はナノ粒子材料の製造について、優れた技術を保有する企業。

今回の買収の詳細は、

・背景:
 帝人は、自社で電子ペーパーに適する透明導電性フィルムを開発し、これまで市場展開を図ってきた。
 特に最近は、プリンタブルエレクトロニクス用のインク材料に対する関心の向上に対応するため、半導体用インク材料の開発に積極的に取組んでいる。
 またナノグラム社も、やはりプリンタブルエレクトロニクスへの関心の高まりを受け、シリコンナノ粒子の開発活動の拡大展開の可能性を模索していた。
 この状況の中で、帝人とナノグラム社は、2009年2月に共同開発契約を締結し、
 ・シリコンナノ粒子とインクの最適化
 ・シリコンナノ粒子膜を低温(200度以下)で焼成するプロセス技術の開発
 を推進。
 そして、帝人グループのポリカーボネート樹脂上において、優れたトランジスタ特性を示す半導体デバイスの製作に成功した。
 (この技術については、
  ・ポリカーボネート樹脂の他、各種基材上での幅広い展開
  ・液晶ディスプレイや太陽電池の大幅な軽量化(50%以上)、輸送時のCO2排出量削減への寄与
  が期待される)

・買収による展開の方針:
 ・ナノグラム社を米国での研究開発拠点として、日本国内の帝人の融合技術研究所との共同開発体制を強化。
  ・半導体用シリコンインク
  ・最適な製造プロセス
  の開発スピードを向上させる。
 ・サンプルを、
  ・液晶ディスプレイ
  ・太陽電池
  の関連メーカーに積極的に供給して、プリンタブルエレクトロニクス用材料の早期量産化を図る。
 ・太陽電池・液晶ディスプレイ向け薄膜トランジスタ用シリコン市場(2018年の予想規模は約7,000億円〜1兆円)に参入するために、5年以内に半導体用シリコンインクを事業化。
  そして将来的には、半導体用シリコンインク市場でのシェア約80%の獲得を目指す。
 ・帝人グループが保有する、
  ・ポリカーボネート樹脂
  ・ポリエステル樹脂
  ・バイオプラスチック
  等の素材を用いて、シリコンオンプラスチック技術との融合を図り、フレキシブルデバイス分野への市場参入も視野に入れる。

等となっています。


プリント技術により製造する太陽電池の実用化につながる可能性があると考えると、今後が楽しみになる提携内容です。

それはともかく、NanoGram社は、2008年に東京エレクトロンと共同開発契約を締結しているとのことですが、今回の帝人による買収で、そちらの方の契約にも変化が生じるんでしょうか?


※参考
・[1]NanoGram
 http://www.nanogram.com/home/index.php

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posted by 管理人 at 13:01 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品
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