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2012年12月09日

経産省が北海道へのメガソーラー集中を指摘、受け入れ限界が間近?

経済産業省2012年12月7日に、北海道内での再生可能エネルギー導入について、

メガソーラー建設の集中により、北海道電力の受け入れ容量を超える可能性がある。

と発表したとのことです。

(ニュース記事)
・太陽光電力受け入れ 北電に拡大指示 経産省 道内計画集中受け(北海道新聞)
 http://www.hokkaido-np.co.jp/news/economic/425412.html
・北海道、メガソーラー上限超えか 経産省が九州などへの進出呼び掛け(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/macro/news/121208/mca1212080751010-n1.htm
・経産省、北海道電に送電網の容量拡大を要請(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS0700W_X01C12A2PP8000/
・メガソーラー:北海道に新設殺到 申請制限を検討(毎日新聞)
 http://mainichi.jp/select/news/20121208ddm008020055000c.html
・北海道電力に対策指示=メガソーラー集中で経産省(時事ドットコム)
 http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2012120700413

上記URL先ページによると、今回の措置の概要は下記の通り。

・背景:
 2012年4〜10月末に経産省が認定したメガソーラーは340件・100万8,400kW。
 都道府県別の上位は
 ・1位:北海道(74件・34万1,000kW)
 ・2位:鹿児島県(9万1,000kW)
 ・3位:福岡県(5万4,000kW)
 で、北海道が出力で3割以上を占め突出している。
 ・「北海道はまとまった土地を確保しやすく、地価も安いため」(経産省)
 しかし、
 ・送電網の容量の小ささ
 ・泊原発稼動の見込み
 を考慮すると、北海道電力の受け入れ上限は約40万〜60万kWとみられており、いずれ限界に達する見込みとなっている。
 (※10月末時点では、7月末時点(18件・6万2,000kW)から件数は4倍、設備容量は5.5倍に急拡大している)

・対応:
 経産省は、北海道での固定価格買取制度の利用手続きを厳格化する方針。
 また北海道電力に対しては、受け入れ容量拡大に向けた対策(蓄電池の導入など)をとるよう指示した。


風力や太陽光発電の導入における既存の電力網の限界は、以前から指摘はされていましたが、固定価格買取制度の開始初年度で、早々に受け入れ上限に達する可能性が出てきたことには驚きます。

経産省による3月発表の試算では、計約270万kWの風力発電とメガソーラーの新規導入に必要な、北海道内の送電網強化(計730kmを追加)の費用は約2,000億円とされており、直ちにそこまでの規模の増強を行う必要は無いとはいえ、原発への依存度を減らし再生可能エネルギーの割合を高めるには、インフラ増強の負担も(どのような形式になるのかは分からないが)必要になるということは、消費者側としても意識しておく必要があるのでは、と考えます。


※関連記事:
北海道・東北電力が、風力発電・太陽光発電の大規模導入で必要となる電力系統の増強費用を、計約1兆1,700億円と試算(2012/03/28)

2012年7月25日時点で固定価格買取制度に認定されている発電計画は計40万8,000kW・2万4,764件、殆どが太陽光発電とのこと(2012/08/11)
固定価格買取制度の開始後1ヶ月での認定件数は3万3,695件・発電出力は約56万4,000kW、太陽光発電は3万3,686件で住宅用の余剰電力買取が3万2,659件(2012/08/25)
固定価格買取制度の2012年8月末時点での認定件数は7万2,660件・認定出力は約130万kW(2012/09/24)

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posted by 管理人 at 05:05 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内
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