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2013年04月11日

欧州の太陽光発電関連1,024社が欧州委員会に、中国製太陽電池の反ダンピング・反補助金調査に対する懸念を表明

欧州の「The Alliance for Affordable Solar Energy(AFASE)」が2013年4月8日に、

・太陽光発電関連の1,024が先週、欧州委員会に、中国製太陽電池を対象とする反ダンピング・反補助金調査についての懸念を示す書簡を送った。

と発表していました。

同団体のサイト[1]やニュース記事[2][3]によると、この書簡では制裁措置が実施された場合に予想される、

EUでの太陽エネルギーの成長
欧州の雇用創出

への負の影響を強調しているもので、[1]ではベルギー「Cleantec Trade」社CEOのWouter Vermeersch氏による、

・欧州の太陽光発電産業全体において、勝者は誰もおらず、敗者だけが存在することになるだろう。
・上流・下流のサプライヤー(欧州の太陽光発電サプライチェーンの価値の70%を占める)に及ぼす害は、EUのPV生産者が受ける利益を上回るだろう。

等の指摘が紹介されています。

また[3]では、AFASEの広報担当者による

・欧州20ヶ国以上の太陽光エネルギー企業(約700社)が、制裁停止を求めている。

等の内容のコメントが紹介されています。


昨年11月には、EU圏内でも中国製太陽電池へのペナルティーに対する姿勢は割れていると報じられていましたが、今回はその実情の一端が具体的に表面化した、ということでしょうか。

単純に(制裁措置により)太陽電池パネルの価格が上がる可能性が高いのであれば、パネルメーカー以外の企業(販売事業者や施工業者など)が強い反対姿勢を示すのは、当然という気はします。(※書簡を送った企業の内訳は全く分かりませんが)

個人的には、損得勘定を重視するのではなく、あくまで公正な状況か否かによって制裁の実施を判断してほしいと考えますが、果たしてどうなるのか、引き続き注目していきたいところです。


※参照・参考サイト:
・[1]Over 1000 representatives of EU companies sent letter to European Trade Commissioner rejecting potential duties on Chinese manufactured solar modules(AFASE)
 http://afase.org/en/media/over-1000-representatives-eu-companies-sent-letter-european-trade-commissioner-rejecting
・[2]欧州の太陽光発電製品メーカー、欧州委に対中国製品への制裁回避を要求(朝日新聞)
 http://www.asahi.com/business/xinhuajapan/AUT201304100080.html
・[3]欧州太陽光発電企業700社中国企業制裁に反対(CRI online)
 http://japanese.cri.cn/881/2013/04/10/201s206929.htm
・[4]Cleantec Trade
 http://www.cleantectrade.com/


※関連記事:
独メルケル首相が、中国の太陽電池メーカーのダンピング疑惑に意見を表明(2012/09/05)
EUの欧州委員会が、中国製太陽電池のダンピング調査を開始(2012/09/08)
EUによる中国製太陽電池の反ダンピング調査の対象企業は、輸入額の80%を占める134社(2012/10/14)
EU圏内で、中国製太陽電池パネルへの反ダンピングに対する姿勢が割れているとのこと(2012/10/31)
EUの欧州委員会が、中国パネルメーカーへの政府補助金による市場のアンバランス化の問題について調査を開始(2012/11/09)

中国商務省が、EU製の太陽電池向け多結晶シリコンが不当な補助金を受けている、としてWTOに提訴(2012/11/07)

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posted by 管理人 at 19:28 | Comment(0) | 市場・業界の動向:欧米
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