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2013年05月22日

EUが検討中の反ダンピング関税などに関する、JinkoSolar社のコメント

EUが検討している中国製太陽電池パネルへの反ダンピング関税などについて、JinkoSolar社(敬称略)によるコメントの資料を頂いたので、許可を得て全文を掲載します。

このコメントは、同社のグローバルブランドディレクターのセン・ショウ氏が、4つの質問に答える形式となっています。
(※以下では見やすくするため、管理人が原文に改行を加えています)

(1)欧州委員会の2人の当局者が、欧州連合が不当廉売関税の税率を47%とする案を審議していると発表しているが、最終的に、この税率が採用された場合、ジンコ・ソーラーのヨーロッパでの営業政策は変わっていくのか?
“懲罰”という言葉は正しくありません。我々が何をしたというのですか?我々がどんな失敗を犯したのですか?
この10年間における太陽光発電中国メーカーの努力は、大規模な投資、技術向上、コスト削減、低価格帯の太陽エネルギー網の促進、従来エネルギーとの競争力アップ、光電子製品のマーチャンダイジングと商業化の促進、新エネルギー開発のための政府の財務補助金を使用しないことによる財源貯蓄、さらにヨーロッパやアメリカ合衆国での多大な雇用産出と様々です。
一体我々がどんな過ちを犯したのか、なぜ我々を罰するのか問いたいです。
話を戻しますが、47%の関税を享受できたり望むPV企業は1社もありません。
我々ができることは、ヨーロッパの消費者とヨーロッパ政府にすべてを委任すること、つまり“時間の経過に沿って、してきたことのツケは回ってくる”ということです。
最終的に、この“懲罰”関税はヨーロッパ自身を苦しめるものです。
(2)この関税はジンコ・ソーラーにどのような影響を与えるか?
これにより日本市場における営業戦略は変わるのか?
今後、日本市場がジンコ・ソーラーにとってより重要な市場になるのではないか?
我々にそれほどの影響を与えるものではなく、また日本市場における営業戦略を変える予定もありません。
日本市場は、ジンコ・ソーラーにとってより重要で安定したマーケットであり続ける諸外国の一つです。
(3)欧州委員会当局者の一人が、47%の関税は平均値であり、実際の関税は37〜68%の間になると発言しています。
一方、欧州連合は、協力的な中国企業には低い関税を与える一方、非協力的な企業には高い関税を負荷するとも話しています。
この政策についてジンコ・ソーラーはどのような見解を持っているか?
この関税についての我々の意見は一言“遺憾”という言葉のみです。
(4)サンテック倒産、中国の太陽光発電メーカーへの欧州連合の関税など、中国の太陽光発電市場において、いくつかの厳しい出来事が起こりました。
ジンコ・ソーラーの考えとして、このような変化の激しい市場において生き残ることができるのはどういった企業だと思われるか?
またこのような厳しい状況下におけるジンコの利点はなにか?
いかなる政治的ゲームに対し、幻想や夢を抱いてはいけません。
“ダブルアンチ”(反補助金と反ダンピング)の話題が出たとき、我々すでに最悪の状況を想定した準備をしていました。
今年の積荷予定を昨年比の50%から20%に調整している一方、今後の動きについては、すでに新たな市場開発を試みており、現在、プラスの結果が出始めています。
テクノロジー、品質、そしてブランド力は、企業存続を図る魔法の武器でなければなりません。
メイン業務が生産という企業にとって重要なことは大企業になることではなく、力のある企業となることです。
やみくもにスケールメリットやコストメリットを求めると、労働不和が起きた時にとても危険です。
他社が超えることの出来ない企業競争力を確立しなければなりません。
ビジネス・パターンとは、どんな産業メーカーであれ、機が熟した時に、粗利は比例に反し減少します。
だからこそ、サービスや商品の付加価値を上げなければならない。中身である“ソフトウェア”が真の利益となるのです。

中国製太陽電池に対する米国・欧州のペナルティー関税が妥当なものなのか、私には判断がつきませんが、欧州のパネルメーカー以外の太陽光発電関連企業は懸念を表明しているとのことで、課税を実行した場合、パネル価格の値上がりによる欧州太陽光発電市場への影響(市場の縮小)は避けられないように思われます。

他方で4つ目のコメントからは、価格の安さによるシェア拡大から脱却しようという中国メーカーの姿勢が伺え、その点でも今後の太陽光発電市場・産業が大きく変化していく可能性があるのでは、とも考えます。


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posted by 管理人 at 23:28 | Comment(0) | 中国メーカー
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