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2013年08月18日

中国の多結晶シリコンメーカーは、2013年前半には8割が生産停止状態

ニュース記事[1]で、主に中国国内の太陽光発電産業に関する、工業情報化部による2013年前半の統計が紹介されていました。

主な数字は下記の通り。

多結晶シリコン

  • 国内の生産能力9万t(世界の20.5%)
  • 国内の生産量3.1万t(同27%)
    8割の企業が生産停止状態
    実際に生産していたのは8社で、「江蘇中能」が71%を占める。
  • 輸入量3.9万t(前年同期と同等)
    主な輸入先は米国・韓国・ドイツ。

モジュール

  • 生産能力40GW(世界の67%)
  • 生産量11.5GW(同67.5%)
  • 輸出量:約7.5GW
    輸出額は50億米ドル(前年同期比37)。
    主要な輸出先はいまだ欧州だが、日本・米国・インド向けが拡大している。
  • 世界全体の需要16GW(前年同期比9%増)
    国別では、
    ドイツ19GW
    日本3GW
    中国2.8GW
    米国1.6GW

多結晶シリコン生産については、2011年12月時点では国内メーカー(約40社)の半分が生産停止でしたが、今回の数字では更に大きく減っていることに驚かされます。

中国は米・韓国製の多結晶シリコンに対する反ダンピング課税を仮決定していますが、それにより輸入量が減った場合、長く生産を休止してきた国内メーカーが需要に対応できるものなのか、ちょっと気になるところです。

モジュールについては、今回も生産能力と生産量のギャップが著しいですが、(中国に限らず)世界全体でも同じ傾向と見受けられるのは、正直意外でした。

輸出の割合が約7割と今だ大きいですが、中国国内では大規模発電事業の計画が相次いでいるとのことなので、この比率も今後大きく変化する(国内向けが拡大する)可能性が高いのでは、と考えます。


※参照・参考サイト:
[1]太陽光発電市場、年末にかけて回復へ−中国工業情報化部(新華経済)
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economy/356994/

※関連記事:
  • 上海税関区の2013年1-4月の太陽電池輸出額は17億6,000万ドル(前年同期比28.8%減)、欧州向け6割減も日本向けは600%増(2013/06/05)
  • 中国の2013年上半期の太陽電池輸出額は前年同期比31%減、EU向けは同58%減(2013/08/10)

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  • posted by 管理人 at 14:37 | Comment(2) | 市場・業界の動向:アジア
    この記事へのコメント
    シリコンも、モジュールも7−8割方、設備が遊んでしまっているんですね。
    シリコンは、輸入が半分以上を占めるんですね。
    価格では中国が強いと思うのですが、これについては品質が優先されているのでしょうかね。
    Posted by kyouisan at 2013年08月20日 22:11
    米国のシリコン生産では、大規模水力発電の安価な電力を使うことができ、かつ品質も高いので、中国企業の輸入量が多いと聞いたことがあります。
    Posted by 管理人 at 2013年08月20日 23:22
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