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2013年09月14日

2013年4-6月のモジュール出荷量は約1.66GW、海外輸出は前年同期比9割以上の減

span>四半期(4-6)のセル・モジュール出荷統計を発表していました[1]。

主な数字は下記の通り。(※記載項目は管理人が選定、数値も管理人が四捨五入)

セル

  • 総出荷量:約579MW(前年同期比49.4%増)
    ・国内出荷量:約554MW(同72.4%増)
     ・国内生産:約346MW(同11.9%増)
     ・海外生産:約208MW(同1616.7%増)
    ・海外出荷量:約25MW(同61.9

種類別では、

  • シリコン単結晶:約304MW(前年同期比48.4%増)
    ・国内出荷量:約280MW(同74.9%増)
     ・国内生産:約157MW(同4.7%増)
     ・海外生産:約123MW(同1103.8%増)
    ・海外出荷量:約25MW(同45.4
  • シリコン多結晶:約275MW(前年同期比50.6%増)
    ・国内出荷量:約274MW(同70.0%増)
     ・国内生産:約189MW(同18.8%増)
     ・海外生産:約85MW(同4384.4%増)
    ・海外出荷量:約0.6MW(同97.1

モジュール

  • 総出荷量:約1,664MW(前年同期比204.1%増)
    ・国内出荷量:約1,654MW(同271.4%増)
     ・国内生産:約729MW(同124.0%増)
     ・海外生産:約925MW(同671.8%増)
    ・海外出荷量:約10MW(同90.2

種類別では、

  • シリコン単結晶:約592MW(前年同期比144.9%増)
    ・国内出荷量:約588MW(同150.0%増)
     ・国内生産:約275MW(同79.5%増)
     ・海外生産:約313MW(同281.7%増)
    ・海外出荷量:約4.5MW(同32.2
  • シリコン多結晶:約886MW(前年同期比344.5%増)
    ・国内出荷量:約884MW(同406.6%増)
     ・国内生産:約272MW(同99.3%増)
     ・海外生産:約611MW(同1513.7%増)
    ・海外出荷量:約2.2MW(同91.2
  • シリコン薄膜・その他:約186MW(前年同期比75.1%増)
    ・国内出荷量:約182.3MW(同411.5%増)
     ・国内生産:約181.6MW(同409.5%増)
     ・海外生産:約0.75MW(同9287.5%増)
    ・海外出荷量:約3.3MW(同95.4

セル・モジュールの仕向け先別輸出量

  • 北米向け
    ・セル:0MW(前年同期比0%)
    ・モジュール:約4.5MW(同87.7
  • 欧州向け
    ・セル:約23MW(同49.8
    ・モジュール:約2.8MW(同92.2
  • その他向け
    ・セル:約1.8MW(同85.5
    ・モジュール:約2.7MW(同91.0

用途別(一部)

  • 住宅用:約572MW(前年同期比49.3%増)
  • 非住宅用:約1,081MW(同1666.8%増)
    ・「非公的施設用」の「産業・事業用」(事務所、工場、照明、学校、病院など):
     ・連係あり:約399MW(同1380.6%増)
     ・連係なし:約1MW(同689.8%増)
    発電事業用:約452MW(同1415.9%増)

日本メーカー製品の生産場所別の出荷量(※委託生産含む)

セル

  • 国内生産品:約360MW
     ・国内出荷:約335MW
     ・海外出荷:約25MW
  • 海外生産品:約674MW
     ・日本向け出荷:約165MW
     ・海外出荷:約509MW

モジュール

  • 国内生産品:約737MW
     ・国内出荷:約27MW
     ・海外出荷:約10MW
  • 海外生産品:約554MW
     ・日本向け出荷:約450MW
     ・海外出荷:約104MW

※日本メーカー製品の日本向け出荷量(計約1,178MW)は、国内出荷量全体(約1,653MW)の71.2を占める。


まずセル・モジュールともに、単結晶・多結晶を問わず、輸出(海外向け)の著しい減少と、海外生産の拡大幅の大きさに驚かされました。

セルの海外生産は全体で十数倍に伸びている一方、モジュールの輸出量は数MWに留まっており、国内でのモジュール需要急増に対応するために、海外拠点からのセル調達を急激に伸ばしていることが想像されます。

輸出の地域別では、市場が縮小している欧州向けはともかく、米国向けも大きく減っているのが意外ですが、それだけ(少なくとも今回調査対象の企業38社については)日本市場への供給に軸足を移している、ということかもしれません。


太陽電池の種類別では、国内向けの「シリコン薄膜・その他」が、出荷量は結晶型よりまだまだ少ないものの、前年同期比の伸び幅では上回っています。

薄膜系については倉庫・工場などの屋根設置のために軽量化が期待されており、今後製品開発が進めば、更に出荷量の割合を拡大する可能性が高いと考えます。


用途別では、「非公的施設用」の「産業・事業用」で系統連係していない設備が、まだ1MW程度とはいえ出てきているのが興味深いです。 (前年同期は128kW、前四半期は674kWだった)

電力の(売電ではなく)自家消費向けの太陽光発電設備も、初期コストダウンの進み具合によっては、これから更に伸びていく可能性があるのではないでしょうか。


海外メーカーの出荷量シェアは明記されていませんが、日本メーカーのシェア(71.2%)からすると、約3割弱に達しているものと思われます。

2012年度通期(22.8%)と比べて、やはりシェア拡大が進んでいることが伺えますが、国内メーカーの生産が追いつかない[2]以上は、今後もこの傾向は進むと思われます。

ただ、現在は需要が急激に伸びているとはいえ、来年以降の電力買取価格の不透明さから、この需要ペースが長く続くとは考えがたいので、メーカー側としては安易に設備投資を行うわけにはいかず、判断が難しいところかもしれません。


※参照・参考サイト:
[1]太陽電池セル・モジュール出荷統計 平成25年度第1四半期(太陽光発電協会)
http://www.jpea.gr.jp/pdf/statistics/h251q.pdf
[2]太陽電池出荷、外国企業29%に 中韓勢が拡大(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD120SL_S3A910C1TJ0000/

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posted by 管理人 at 02:32 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内
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