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2013年11月21日

NEDOが「太陽光発電多用途化実証プロジェクト」の研究テーマ等を発表、ビル壁面・農地・傾斜地・水上・鉄道路線・河川敷・集合住宅ベランダへの導入技術を研究

NEDO2013年11月18日に、「太陽光発電多用途化実証プロジェクト」の研究テーマと共同研究先(14法人)を発表していました[1]。

このプロジェクトは、太陽光発電の導入ポテンシャルが大きいものの実際の導入が進んでいない分野について、阻害要因の解消を目指すもので、具体的な分野と研究内容(事業者)は下記の通り。

  • ビルの壁面:低反射防眩型太陽電池モジュールと設置技術(カネカ社)
  • 農地・ビニールハウス:空気圧駆動式で強風を自動で受け流せる、低コストな太陽光追尾装置(ダイキン工業)
  • 畜舎の屋根:強度が弱い屋根に加工無しで取付できる架台と、軽量な太陽電池モジュール(オルテナジー社、旭硝子)
  • ビニールハウス:ビニールの撤去・被覆作業時に移設が不要で、風雨に強く高効率な太陽電池の設置方法(ユニバーサリー電工)
  • 営農型発電設備:発電量アップと低コスト化を実現できる、2軸追尾方式のシステム(伊藤電工)
  • 多様な形状の傾斜地
    ・軽作業(重機不要)で設置できる基礎架台技術や、太陽電池を自動取り付けできる施工装置(NTTファシリティーズ、アドテック富士)
    ・ユニット化した架台(半完成品状態で工場出荷)を用いる施工技術(奥地建産)
  • 水上淡水):
    ・耐候性の高い浮体一体型太陽電池モジュール化技術
    ・メンテナンス性(運搬・設置・撤去など)を考慮した構造設計技術
    など。(コアテック社)
  • 水上海水):
    ・耐塩水に優れる太陽電池モジュール技術
    ・電力安定化のためのシステム設計技術
    など。(シリコンプラス社)
  • 鉄道路線:鉄道線路内に太陽電池パネルを配置する発電システムの検討(フルーク社)
  • 河川敷:足場の悪い湿地での施工技術の検討・課題抽出など(A-スタイル社)
  • 集合住宅のベランダ:集合住宅の住民向けのシステム検討(発電電力の利用形態、系統連系時の課題などの調査)(みんな電力)

また研究期間2013〜2015年度、総事業費は約22.5億円(NEDOの負担率は2/3)とのことです。


一つ一つの分野自体は、従来から研究や実践がなされているとは思いますが、一括して提示されると、バリエーション(設置可能性)の豊かさ・多様さが改めて感じられます。

今後は中小規模の発電設備の増加が見込まれることを考えると、今回のプロジェクトで扱われるテーマ・技術はいずれも重要になると思われるだけに、2年間の研究でどのような成果が得られるのか非常に楽しみです。

ただ現時点では、各事業者のウェブサイトでも関連技術の情報は著しく少ないので、研究の開始・進展に伴う今後の情報公開(PR)も、十分に行ってほしいものです。


※参照・参考サイト:
[1]未導入分野における太陽光発電システムの実証プロジェクトを開始(NEDO)
http://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_100235.html

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posted by 管理人 at 01:46 | Comment(0) | 研究・開発の動向
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