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2013年12月14日

チリの大規模太陽光発電事業「Project Salvador」(70MW)は、スポット市場で電力を販売

Sunpower社が2013年12月11日に、南米チリでの大規模太陽光発電事業「Project Salvador」について発表していました[1]。

事業の概要は下記の通り。

  • 敷地面積133ha
    用地はチリ政府から借り受ける。
  • 発電容量70MW
    SunPower Oasis Power Block」技術を用いる。
  • 発電電力量:年200GWhの見込み
    運営初期はスポット市場で売却し、「Sistema Interconectado Central」の電力ネットワークに供給する。
  • 開発資金:約2億ドル
    うち70%は、海外民間投資公社(OPIC)と米国政府の開発金融機関から融資を受ける。
    残りの30%は、Etrionが7割、Totalが2割、Solventus(プロジェクトの初期開発企業)が1割を出資する。
  • スケジュール
    ・着工:2014年1月
    ・完成:2015年の早期
     ※設備の大部分は、2014年内に発電を開始する予定。

またこの事業は、スポット市場での収益に基づく太陽光発電事業では世界最大規模になる見通しとのことで、発表ではSunPowerのHoward Wenger社長による

  • このプロジェクトは、太陽光発電が(従来の発電技術に対して)競争力のある価格で卸電力を供給できることを証明し、エネルギー産業のための重要なマイルストーンを表す。
とのコメントが紹介されています。


当ブログでこれまでチェックしてきた大規模発電事業は、発電電力については、特定企業との間で一定期間(例えば20年間)の販売契約が結ばれている場合が全てだったので、(固定価格買取ではなく)入札が行われるスポット市場への参加は、現状では確かに珍しいケースだと思います。

この場合、常に他の発電事業との価格競争に晒されることと思いますが、SunPower社社長のコメントからは強い自信が感じられます。

その裏づけとなるのは「Oasis Power Plant」だと思いますが、その紹介ページ[3]を見ると、1.5MWごとのブロック化や、追尾システムなど、商業用発電向けのソリューションとして洗練されていることが伺えます。

その効率の良さによるものなのか、今回の事業の初期コストは1MWあたり300万ドルを下回っており、また発電電力量の見込みも、日本の通常の見込み(発電容量×1000)の約3倍であり、これなら確かに、優れた価格競争力が期待できるかもしれません。

70MWという規模の太陽光発電事業が、市場競争の中で実際に安定して収益をあげ続けることができれば、太陽光発電の可能性・有効性を示すうえで非常に重要な実例になるだけに、今回のプロジェクトは確かに、大きな意味を持っているものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]Etrion and Total Secure Financing with OPIC for 70 MWp Salvador Solar Project in Chile(Sunpower社)
http://newsroom.sunpower.com/index.php?s=20295&item=122941
[2]電力スポット市場とは(Tech-On!)
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/WORD/20121126/252831/
[3]SunPower Oasis Power Plant(Sunpower社)
http://us.sunpowercorp.com/power-plant/products-services/oasis-power-plant/components/

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posted by 管理人 at 02:30 | Comment(0) | 海外のメガソーラー
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