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2014年02月02日

2013年の台湾メーカーの太陽電池セル出荷量は計8.3GW(前年比42%増)、下半期からフル生産

台湾の調査会社「TrendForce」が2014年1月29日に、2013台湾メーカー太陽電池セル出荷状況を発表していました[1]。

概要は下記の通り。

  • 総出荷量8.3GW(前年比42%増)
    2013年下半期から、セルメーカーではフル生産状態になった。
  • 上位メーカー
    ・1位:Motech(全体の20%)
    ・2位:Neo Solar Power(NSP)(同19%)
    ・3位:Gintech(同17%)
    出荷量は各々1GW超で、この上位3社だけで台湾メーカーの総出荷量の55%を占めた。
    NSPは2013年6月に「DelSolar」社を買収している。

また台湾セルメーカーの今後について、下記の予想も示されています。

  • 米国への中国製太陽電池パネル輸出に関わる影響
    SolarWorld社による貿易紛争は、2014年1-2月は、台湾セルメーカーに影響する可能性は無い。
    ただし判決が最終段階に到達した際は、同年3月以降の出荷分に遡り適用される可能性がある。
    このため、第1四半期末と第2四半期初めに台湾企業が中国企業から受けたOEM受注は、一定の影響(ダメージ)を受ける可能性がある。
    (この場合中国メーカーは、
     ・米国への輸出量削減
     ・自社でのセル生産量増加
     といった措置をとると考えられる)
  • 日本市場の変化の影響
    補助金削減と価格競争の激化を受けて、日本のパネルメーカーは2014年に、多結晶セルの受注の一部を、中国メーカーにOEM発注する可能性がある。
    そのため台湾セルメーカーは、高出力モジュールの生産とニッチ市場への集中を可能にするべく、単結晶型セルの変換効率と発電容量の向上に取り組む必要がある。

SolarWorld社が現在提起している貿易紛争の内容はまだ調べていませんが、現状の反ダンピング課税では中国以外で生産したセルを用いて、中国国内で生産したモジュール対象外とのことだったので、その抜け道を塞ぐべく紛争を起こしている、ということだと推測します。

日本市場については、太陽光発電協会による2013年7-9月の出荷統計で、国内出荷向けの海外製シリコン多結晶セルの出荷量が激増(前年同期比約3.4倍)していましたが、これは日本企業によるOEM発注の増加が既に始まっている、ということかもしれません。

ともかく、台湾でのセル生産・出荷は急激に伸びているとはいえ、主要市場の動向(政策などの変化)に大きく左右される状況には変わりない、ということを感じます。(もっともこれは、台湾メーカーに限らず、他国の企業も全く同じだとは思いますが)


※参照・参考サイト:
[1]Taiwan’s PV Cell Shipment Reached 8.3GW in 2013 and Will Surpass 10GW in 2014(TrendForce社)
http://press.trendforce.com/node/view/1138.html

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posted by 管理人 at 15:47 | Comment(0) | セル
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