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2014年05月27日

旭硝子が太陽電池パネル「ライトジュール」を発表、強化ガラス「Leoflex」採用で重量を半減

旭硝子2014年5月23日に、

  • 重量を従来製品より半減した太陽電池モジュール「ライトジュール」を発売する。
との予定を発表していました[1]。

製品の概要は下記の通り。

主な特徴

  • 軽量化により設置のハードルを低減
    工場・倉庫・公共施設などの広面積な屋根において、荷重制限により太陽電池パネル設置が難しい場合は、
    ・設置するパネル数の削減
    ・屋根の補強工事
    との対策が必要となる。
    この点について、本製品は自社製の強化ガラスLeoflex」を採用したことで、大幅な軽量化を実現。
    これにより
    補強工事不要化
    ・追加費用無しでの、パネルの設置面積拡大
    設置作業効率の改善、設置コストの削減
    といったメリットが期待できる。

主な仕様

  • セルの種類:単結晶型
  • 公称最大出力225W
  • 外形サイズ:幅1482mm×奥行き985mm×厚さ35mm
    カバーガラスの厚さ(従来品3.2mm)は0.8mm。
  • 重量9.5s(従来品は17.0kg)
  • モジュール変換効率15.41
  • モジュール出力保証期間20
  • 発売時期2014年5月

部材メーカーであるガラスメーカーが太陽電池パネルを販売する、というのが非常に意外でした。
仕様はフジプレアムの先行製品「希」に似ており、同社からのOEM供給である可能性が考えられますが、実際にどうかは確認していません。

産業用施設の屋根へのパネル設置については、神奈川県が自治体での取り組みを打ち出すほど、荷重の削減が大きな課題として浮上していますが、今回の新製品は薄膜型ではないものの、その現状に一定の解決策をもたらしうるのでは、と考えます。

ただ一方でLeoflexは「化学強化特殊ガラス」であるだけに、(通常のパネルと比べて)PID発生の可能性がどう変化するのか、というのは気になるところです。

カバーガラス内のNaイオンは、PID発生の主因の一つ[3][4]とのことですが、「イオン交換法」で製造する強化ガラスでは表面のNaイオンをカリウムイオンに置換する[2]ため、ガラスにカリウムイオンも加わり、それがPID発生に及ぼす影響については、検証が必要になるものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]超軽量ソーラーパネル「ライトジュール」を販売開始 〜化学強化特殊ガラス"Leoflex"でパネルの重量を約半分に〜(旭硝子)
https://www.agc.com/news/2014/0523.pdf
[2]強化ガラス(ウィキペディア)
[3]「PVeye」誌2014年3月号 p34-39「解き明かされたPID発生メカニズム」
[4]同誌2014年4月号 p22-23「50年の研鑽積んだシャープの品質管理」

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posted by 管理人 at 00:39 | Comment(0) | 市場・業界の動向:国内
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