【現在位置】トップページ > るつぼ・黒鉛・炭素繊維

(このページ内の記事一覧)
(スポンサード リンク)

2014年11月13日

東海カーボンが中国でファインカーボン事業の合弁会社を設立予定、同市場で太陽光発電向けの展開拡大を図る

東海カーボン社が2014年11月11日に、

  • 中国企業「山東偉基炭科技有限公司」との間で、同国内でファインカーボン事業合弁会社を設立する基本方針に合意した。
と発表していました[1][2]。

概要は下記の通り。

背景・目的

  • 山東偉基は、中国におけるファインカーボン製品の大手メーカーであり、特に太陽光発電用炭素材分野で強い販売網を持っている。
    同社と東海カーボンは、10年以上取引実績がある。
  • 中国国内では引き続き、ファインカーボン製品の需要拡大が見込まれる。
    東海カーボンは今回の合弁事業により、中国市場において
    新しい加工拠点の獲得
    販売網の拡充
    を図る。

合弁会社

  • 所在地:山東省済南市
  • 事業内容:ファインカーボン製品の加工・販売
    炭素原料を日本から輸入し、中国で加工する。
    新工場(加工能力は山東偉基の既存設備の2倍以上)も建設する予定。
  • 資本金4300万元の予定
    出資比率は、東海カーボン49%・山東偉基51%。
  • 設立時期2015年春の予定

ここ2年ほどは太陽電池モジュールの供給過剰に伴い、製造用の装置・部材市場も低迷が続いていたので、今回の事業拡大方針はかなり意外に感じましたが、それだけ昨年来の中国国内での太陽光発電需要の急増により、現在は状況が大きく変わりつつある、ということかもしれません。

製品の種類や事業内容は異なりますが、中国では米SunPower社も新たな合弁会社を設立予定であり、外資系が(合弁事業により)同市場に参入する動きは、今後更に活発化していく可能性が考えられます。

ただ今回の東海カーボン社のケースでは、合弁相手と既に長期の取引実績があり、海外企業が参入するには、現地の良いパートナー企業を見つけられるかどうかが、大きな鍵となるようにも思われます。


※参照・参考資料:
[1]中国におけるファインカーボン事業の合弁会社設立について(東海カーボン)
http://v3.eir-parts.net/EIR/View.aspx?template=announcement&sid=20672&code=5301
[2]拓??素?易(上海)有限公司(同上)
http://www.tokaicarbon-cn.com/jp/about02.asp
[3]山??基炭科技有限公司
http://www.sdweiji.com/index.asp
posted by 管理人 at 02:44 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2012年10月14日

東洋炭素の2012年6-8月期は、太陽電池用製品の低迷が継続

東洋炭素」社が2011年10月11日に、20135月期第1四半期20126-8)の決算を発表していました。

(ニュース記事)
・東洋炭素が上場来安値、太陽電池市場の想定以上の低迷に上半期減額(サーチナ)
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=1012&f=business_1012_055.shtml

(東洋炭素のサイト掲載資料)
・平成25年5月期 第1四半期決算短信
 http://www.toyotanso.co.jp/data/pdf/0253-Iri1.pdf?cmsdsessionid=70b635c1edbd3a126add70af7e719fa4
・業績予想の修正に関するお知らせ
 http://www.toyotanso.co.jp/data/pdf/0252-Iri1.pdf?cmsdsessionid=70b635c1edbd3a126add70af7e719fa4

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:75億900万円(前年同期比31.6
・営業利益:7億5,100万円の黒字(同70.9
・経常利益:6億9,000万円の黒字(同72.3
・四半期純利益:4億300万円の黒字(同76.5

と、大幅な減収減益。

そして太陽電池関連製品については、下記の内容が記載されています。

太陽電池市場の状況:
 世界的に、想定以上の低迷が続いている。

事業セグメント別の状況:
 ・日本:太陽電池用は低迷
 ・米国:太陽電池用は急失速した。
 ・欧州:経済の減速を受けて、太陽電池用は低調に推移
 ・アジア
  太陽電池用は全体を牽引してきたが、前第3四半期に大幅減に転じて以降、回復の兆しは見えず、当第1四半期も低迷が続いた。

品目別の状況:
 ・特殊黒鉛製品
  エレクトロニクス分野で、太陽電池用は前第3四半期から低迷が続いており、今期も全体の足を大きく引っ張った
  (※特殊黒鉛製品の販売実績は
   ・全体:36億2,800万円(前年同期は59億7,200万円)
   ・エレクトロニクス分野:15億800万円(同36億4,900万円))
 ・複合材その他製品
  C/Cコンポジット製品において、太陽電池用は低迷した。
  (※複合材その他製品全体の販売実績は、19億6,300万円(前年同期は29億6,100万円))


太陽電池用製品の販売低迷が、前第3四半期(2011年12月〜2012年2月)から未だ続いており、この先の見通しも不透明というところに、世界市場の落ち込みの深刻さを強く感じます。

また、全てのセグメントで太陽電池用が低迷していることに驚きましたが、それだけに需要先の状況(地域別など)が分からないのは残念です。


※関連記事:
みずほインベスターズ証券が、等方性黒鉛の需給逼迫が継続中、との見方を示す(2011/09/28)
東洋炭素の2011年6-8月期は、太陽電池製造用の特殊黒鉛製品が、中国・韓国を中心に大幅続伸(2011/10/15)
東洋炭素の太陽電池生産向け高機能黒鉛の販売成長が鈍化、太陽電池メーカーの生産調整が1〜2年続くと予想(2012/01/17)
東洋炭素が2012年5月期第3四半期決算を発表、市場は2011年秋口以降に調整局面(2012/04/14)
東洋炭素の2012年5月期の太陽電池用製品販売は、上半期は好調も後半以降に減少(2012/07/17)
posted by 管理人 at 05:56 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2012年07月17日

東洋炭素の2012年5月期の太陽電池用製品販売は、上半期は好調も後半以降に減少

東洋炭素」社が7月13日に、20125月期の通期業績(連結)を発表していました。

(ニュース記事)
・【材料】東洋炭素、13年5月期は経常11%減益で急反落(株探)
 http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201207170030

(東洋炭素のサイト掲載資料)
・平成24年5月期 決算短信
 http://www.toyotanso.co.jp/data/pdf/0241-Iri1.pdf?cmsdsessionid=a3b1e63c2a96a294843303e80da884a2

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:387億1,400万円(前年同期比3.1%増)
・営業利益:60億5,500万円の黒字(同3.2%増)
・経常利益:60億6,200万円の黒字(同8.0%増)
・四半期純利益:34億6,600万円の黒字(同6.3

そして太陽電池用製品については、

セグメント別
 ・米国回復基調が継続。
 ・欧州失速した。
 ・アジア
  新興国(中国が中心)の成長を背景に、大幅に伸びた
 
・品目別:
 ・特殊黒鉛製品
  第2四半期までは中国を中心に販売が急拡大し、過去最高を更新した。
  しかし、第3四半期以降は一転して大幅な調整局面となり、足元も底這い状態が続いている。
 ・複合材その他製品:
  C/Cコンポジット製品は好調に推移。
  しかし終盤にかけて減少に転じた

等との状況が挙げられています。


太陽電池パネルが供給過剰になっている以上、原材料の製造に関わる製品の販売が減少するのは当然だと思いますが、その中でもアジアセグメントに関しては、減少について特に言及が無いのが意外でした。

後半は減速したものの通期では大幅に増加した、ということかもしれないですが、中国政府が太陽エネルギー事業の整備目標を大幅に引き上げていることもあり、同国内での太陽電池需要の拡大傾向を反映しているものなのか、今後の動きに注目したいところです。


※関連記事:
東洋炭素の2011年6-8月期は、太陽電池製造用の特殊黒鉛製品が、中国・韓国を中心に大幅続伸(2011/10/15)
東洋炭素の太陽電池生産向け高機能黒鉛の販売成長が鈍化、太陽電池メーカーの生産調整が1〜2年続くと予想(2012/01/17)
東洋炭素が2012年5月期第3四半期決算を発表、市場は2011年秋口以降に調整局面(2012/04/14)

みずほインベスターズ証券が、等方性黒鉛の需給逼迫が継続中、との見方を示す(2011/09/28)
「PVタイワン」の参加企業が語った太陽電池市場の見通しを紹介している「NNA.ASIA」の記事(2011/10/07)

中国が、2015年までの太陽エネルギー事業の整備目標を21GW(現行計画の4倍)に引き上げる方針(2012/07/03)
posted by 管理人 at 23:21 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2012年04月14日

東洋炭素が2012年5月期第3四半期決算を発表、市場は2011年秋口以降に調整局面

東洋炭素」社が4月12日に、2012年5月期3四半期の累計決算2011/6-2012/2)を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・東洋炭素(5310) 第3四半期決算発表。見込み通り中国の太陽電池関連向けが大幅減収。(クレディ・スイス証券)(兜町ネット)
 http://www.kabutocho.net/news/livenews/news_detail.php?id=294058
・【材料】東洋炭素、Cスイス証が「弱気」継続で大幅反落(株探)
 http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201204130045

(東洋炭素のサイト内ページ)
・平成24年5月期 第3四半期決算短信
 http://www.toyotanso.co.jp/data/pdf/0236-Iri1.pdf?cmsdsessionid=24f85c5057451c72f95a4b475dbff659

上記URL先ページによると、まず全体の数字は

・売上高:300億7,300万円(前年同期比9.0%増)
・営業利益:52億9,000万円の黒字(同21.6%増)
・経常利益:52億8,000万円の黒字(同29.5%増)
・四半期純利益:30億3,500万円の黒字(同5.9%増)

そして主力の太陽電池用製品(特殊黒鉛製品など)に関しては、

太陽電池市場の動向:
 急拡大が続いてきたが、2011年秋口以降に調整局面に入った。

事業セグメント別の動向:
 ・米国
  円高の影響はあったが、太陽電池用などは回復基調継続
 ・欧州
  太陽電池用は失速した。
 ・アジア
  中国を中心に、太陽電池用は大幅に躍進。
  しかし第3四半期に入り、太陽電池用は一転して大幅減となった。

等の状況が挙げられています。


これまでの他の太陽電池関連企業の決算でも同様の状況が見受けられましたが、世界全体としてはやはり2011年秋以降に太陽電池生産の大きな減速が起こった、ということでしょうか。

中国や欧州での生産減速を、日本・米国が今後どの程度カバーできるのか、非常に気になるところです。


※当ブログの関連記事:
東洋炭素の太陽電池生産向け高機能黒鉛の販売成長が鈍化、太陽電池メーカーの生産調整が1〜2年続くと予想(2012/01/17)
太陽電池製造用のルツボの需要も好調?(2007/09/11)
東洋炭素が等方性黒鉛の新工場を設立予定(2008/08/03)
東洋炭素の等方性黒鉛の需要が好調とのこと(2008/10/10)
東洋炭素は、海外向け太陽電池製造用製品が業績をカバー(2009/01/14)
太陽電池用シリコン製造用るつぼの需要は減少中?(2009/01/15)
東洋炭素の製品の中国需要が、減少に転じている(2009/04/15)
東洋炭素の太陽電池製造用坩堝やヒーターの世界シェアは、50%以上とみられる(2009/06/19)
東洋炭素が、太陽電池業界等の不振を受け、減収減益が続く?(2009/07/16)
東洋炭素の受注急回復は、第3四半期以降?(2009/08/14)
東洋炭素が中国・上海に新工場を建設予定、2010年春に稼動開始予定(2009/10/07)
東洋炭素の2009年6〜8月は、中国や欧州向けの太陽電池製造用製品の販売が低迷(2009/10/17)
東洋炭素の太陽電池向け特殊黒鉛製品は、2010年明けから中国・東南アジア等向けで需要が急回復(2010/07/17)
みずほインベスターズ証券が、等方性黒鉛の需給逼迫が継続中、との見方を示す(2011/09/28)
「PVタイワン」の参加企業が語った太陽電池市場の見通しを紹介している「NNA.ASIA」の記事(2011/10/07)
東洋炭素の2011年6-8月期は、太陽電池製造用の特殊黒鉛製品が、中国・韓国を中心に大幅続伸(2011/10/15)
posted by 管理人 at 13:34 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2012年01月17日

東洋炭素の太陽電池生産向け高機能黒鉛の販売成長が鈍化、太陽電池メーカーの生産調整が1〜2年続くと予想

下記URL先ページでは、近畿地方の最近の景気状況について記述されています。

(ニュース記事)
・近畿の景気判断横ばい、春まで膠着見通し 日銀1月経済概況(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/news/local/article/g=96958A9C93819A96E3E4E2E0828DE3E4E2E3E0E2E3E09E9693E2E2E2;n=9694E3E4E3E0E0E2E2EBE0E0E4E5

この中で「東洋炭素」社について、

・太陽電池生産に用いられる高機能黒鉛は、販売の伸びが鈍化している。
 これは、太陽電池需要がこれまでは急増してきたものの、現在は中国市場を中心に供給過剰感が強まっており、各社が生産調整に動いたためである。
 ・「調整局面は1〜2年続きそう」(東洋炭素の社長の方)

との状況が紹介されています。


東洋炭素の太陽電池製造向け特殊黒鉛製品については、例えば2011年6-8月期決算で、各メーカーの旺盛な設備投資により販売好調である旨が公表されていたので、短期間で状況が急変している印象を受けますが、流石に太陽電池モジュールの供給過剰状況の影響が出てきた、ということでしょうか。
(個人的には、メーカーの生産抑制の開始が意外に遅かった、という感もあるが)


※参考サイト・ページ
・[1]公表資料・統計類(日本銀行大阪支店のサイト内)
 http://www3.boj.or.jp/osaka/c_f.htm
・[2]東洋炭素
 www.toyotanso.co.jp/index.php
posted by 管理人 at 08:59 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2011年11月23日

東海カーボンと韓国POSCO社が、等方性黒鉛素材を生産・販売する合弁会社(年産4,000t規模)を韓国内に設立する方針、2014年の稼動開始を目指す

東海カーボン
・韓国の鉄鋼メーカー「POSCO(ポスコ)」

の2社が11月21日、

等方性黒鉛素材生産・販売を手がける合弁会社を、韓国内に設立する。

との方針で基本合意したとのこと。

(ニュース記事)
・東海カーボン・ポスコ合弁、高機能黒鉛生産 太陽電池材向け(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C93819696E0E3E29B848DE0E3E3E3E0E2E3E38698E3E2E2E2;at=DGXZZO0195165008122009000000

(東海カーボン社のサイト掲載資料)
・ポスコグループとの韓国における等方性黒鉛素材の生産・販売合弁事業会社設立について
 http://v3.eir-parts.net/EIR/View.aspx?template=announcement&sid=8183&code=5301

上記URL先ページによると、今回の事業の概要は、

・背景:
 ・等方性黒鉛素材は、
  ・半導体
  ・太陽電池部材
  の製造工程における必須の素材であり、中長期的需要の伸びが予想されている。
 ・東海カーボン社はこれまで、グループ会社「韓国東海カーボン株式会社」において、黒鉛素材の
  ・加工
  ・高純度処理
  ・炭化珪素コーティング
  等の川下工程の事業を手がけてきた。
  今回の合弁事業により、韓国国内でも川上工程からの一貫体制を整備して、等方性黒鉛素材・製品の安定供給を図る。

・合弁会社:
 ・資本金:700億ウォン
  出資比率は、
  ・ポスコ:60
  ・東海カーボン:40
  の予定。
 ・設立時期:2012年春頃の予定。
 ・生産設備:
  ・建設場所:韓国内
  ・年産能力:4,000t規模
  ・稼動開始時期:2014年内

・事業の体制:
 ・ポスコ社:別の合弁会社(韓国に設立予定)から等方性黒鉛素材向けの原料を供給する。
 ・東海カーボン社:等方性黒鉛素材の生産技術を提供する。

等となっています。


鉄鋼メーカーであるポスコ社が出資する、というのが意外ですが、東海カーボン社の技術を学ぶ狙いもある、ということなんでしょうか。

また、今回は韓国での生産拠点新設ということで、同国内の太陽光発電産業の成長(等方性黒鉛素材の需要)についても、今後に注視したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]東海カーボン
 http://www.tokaicarbon.co.jp/
・[2]POSCO
 http://www.posco.com/homepage/docs/jpn/jsp/s91a0030001i.jsp
posted by 管理人 at 02:08 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2011年10月15日

東洋炭素の2011年6-8月期は、太陽電池製造用の特殊黒鉛製品が、中国・韓国を中心に大幅続伸

東洋炭素」社が10月13日、20125月期1四半期2011年6〜8月)決算を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・東洋炭素の12年5月期、純利益8%増(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1E7E7E4E2E5EBE2E3E1E3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;at=DGXZZO0195577008122009000000
・東洋炭素が急伸、太陽電池向け黒鉛が好調で増額修正(サーチナ)
 http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2011&d=1014&f=business_1014_049.shtml

(東洋炭素のサイト掲載資料)
・平成24年5月期 第1四半期決算短信
 http://www.toyotanso.co.jp/data/pdf/0223-Iri1.pdf
・第70期 四半期報告書(11/06/01〜11/08/31)
 http://www.toyotanso.co.jp/data/pdf/0224-Iri1.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の決算は、

・売上高:109億7,600万円(前年同期比21.2%増)
・営業利益:25億8,300万円(同56.0%増)
・経常利益:24億9,300万円(同74.8%増)
・純利益:17億1,200万円(同59.5%増)
セグメント別の実績:
 (販売
  ・日本:約53億円(前年同期比約6%増)
  ・米国:約7億4,000万円(同約1
  ・欧州:約8億円(同約17%増)
  ・アジア:約41億円(同約58%増)
 (受注金額
  ・日本:約45億円(前年同期比約7
  ・米国:約5億円(同約42
  ・欧州:約9億2,000万円(同約12%増)
  ・アジア:約42億円(同約61%増)
品目別の実績:
 (販売
  ・特殊黒鉛製品:約60億円(前年同期比約31%増)
  ・一般カーボン製品:
   ・機械用カーボン分野:約7億9,000万円(同約27%増)
   ・電気用カーボン分野:約10億円(同約10
  ・複合材その他製品:約30億円(同約22%増)
  ・商品:約2億4,000万円(同約28
 (受注金額
  ・特殊黒鉛製品:約62億円(前年同期比約26%増)
  ・一般カーボン製品:
   ・機械用カーボン分野:約8億6,000万円(同約37%増)
   ・電気用カーボン分野:約11億円(同約9
  ・複合材その他製品:約21億円(同約14

等という状況。

そして太陽電池関連事業については、

地域別
 ・米国:回復基調が継続した。
 ・欧州:経済の持ち直しを受けて健闘。
 ・アジア:新興国(中国など)の活況を背景に、大幅に躍進した。

製品別
 ・特殊黒鉛製品
  太陽電池製造用は、
  ・中国
  ・韓国
  を中心に大幅に続伸した。
 ・複合材・その他:
  ・C/Cコンポジット製品
   太陽電池製造用は、海外を中心に伸張。
  ・黒鉛シート製品
   太陽電池用は堅調に推移。

との状況が紹介されています。


太陽電池向け製品のみの業績が分からないのは残念ですが、セグメント別業績でアジアの伸びが図抜けているのは、太陽電池向け製品の伸びが大きく影響しているんでしょうか。

ただ、太陽電池については供給過剰が再三指摘されており、その中で製造用の特殊黒鉛製品の需要がどう変化するのか・・・というのが、やはり非常に気になるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]東洋炭素
 www.toyotanso.co.jp/index.php
posted by 管理人 at 05:44 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2011年09月03日

イビデンが韓国に特殊炭素製品(等方性黒鉛)の生産拠点を新設する方針、太陽電池の需要増を背景に全体の生産能力を倍増

イビデン」社が9月1日、半導体・太陽電池向けシリコン製造装置用の特殊炭素製品等方性黒鉛)の生産拠点を、韓国新設する方針を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・イビデン、韓国に炭素製品工場 太陽光発電需要増で(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819696E2E3E297E58DE2E3E2EBE0E2E3E38698E3E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2
・イビデン、韓国に生産拠点 特殊炭素製品の新工場(岐阜新聞)
 http://www.gifu-np.co.jp/news/kennai/20110901/201109020001_14817.shtml

(イビデン社のサイト掲載資料)
・韓国に特殊炭素製品の生産拠点の建設を決定しました。
 http://www.ibiden.co.jp/news/2011/pdf/110901.pdf

上記URL先ページによると、今回の事業の概要は、

・背景・目的:
 ・イビデンでは、シリコン製造装置用の特殊炭素製品については、岐阜県内の
  ・青柳事業場
  ・神戸事業場
  の2工場で年間約5,000tを生産。
  現在は太陽電池の世界市場拡大する中で、フル生産状態となっている。
 ・今回は、韓国が
  ・国内需要が大きい
  ・急成長しているアジア向け輸出にも適する
  と判断し、生産拠点の新設場所に選定した。

・新工場:
 ・場所:韓国・浦項市の「迎日湾産工業団地」内
  (全額出資の生産子会社を設立した)
 ・敷地面積:約10万m2
 ・延べ床面積:3万5,200m2の予定(鉄骨平屋一部2階建)
 ・投資額:150億
 ・従業員数:100名の予定
 ・生産品目:特殊炭素製品(等方性黒鉛)
 ・生産能力:年産6,600t
  (イビデン社全体の生産能力は、2倍強まで拡大される)
 ・生産品の供給先:
  韓国内での販売の他に、輸出も計画している。
 ・スケジュール:
  ・着工:2012年春
  ・稼動・生産開始:2013年後半
  ・フル生産:2014

・運営会社:
 ・会社名:「イビデン グラファイト コリア」
 ・設立日:2011年8月29日
 ・資本金:13億ウォン(約9,400万円)

等となっています。


顕著な成長を示しているメーカーが多い中国現地ではなく、韓国での拠点設立というのがちょっと意外に感じましたが、それだけ韓国内の太陽光発電関連産業の成長も著しく、工場を新設するメリットが大きい、ということなんでしょうか。


※参考サイト・ページ
・[1]イビデン
 http://www.ibiden.co.jp/
・[2]グラファイト(特殊炭素)製品
 http://www.ibiden.co.jp/product/ceramics/graphite.html
・[3]浦項市(ウィキペディア)
posted by 管理人 at 14:02 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2011年06月30日

日本カーボン社が滋賀工場の炭素繊維製造ラインを増強予定、太陽電池向け等の需要増に対応

日本カーボン」社が6月10日、滋賀工場に構えている炭素繊維製造ラインの生産能力増強する方針を決定したとのこと。

(ニュース記事)
・日本カーボン 滋賀工場で能力増強 断熱材などの炭素繊維製品(ゴムタイムスWEB)
 http://www.gomutimes.co.jp/kiji/1106/3188/110620nihonkabon.html

(日本カーボン社のサイト掲載資料)
・炭素繊維製品の生産能力増強について
 http://www.carbon.co.jp/topics/topic_11_06_10.pdf

上記URL先ページによると、今回の生産能力増強の概要は、

・背景:
 日本カーボン社の炭素繊維製品群(炭素繊維系断熱材・機能材、C/Cコンポジット)は、
 ・結晶系太陽電池の市場拡大
 ・薄膜系太陽電池用途の伸張
 ・LED基板製造用途
 を背景に、需要の増加が続いている。
 同社はこれに対応するため、
 ・滋賀工場での生産対応
 ・白河工場での断熱材専用ライン新設(2009年)
 との取り組みにより、生産能力を約2倍までアップした。
 しかし、現状ではフル操業状態が継続していることから、更なる生産能力の増強を図る。
・設備投資額:約6億
・稼動開始時期:2011年10月の予定。
・増強後の見込み:
 ・炭素繊維製品の売上高30%増を見込んでいる。
 ・既存ユーザーに加え、新たなニーズに対する迅速な対応も図る。

等となっています。


生産能力を倍増しても、なおフル操業が続いており更なる増強が必要、という点に、太陽電池の生産が近年急激に活発化していることが伺えます。


※参考サイト・ページ
・[1]Nippon Carbon Co., Ltd.
 http://www.carbon.co.jp/
posted by 管理人 at 17:56 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維

2011年02月11日

東海カーボンの2010年12月期は、ファインカーボンの売上高が前期比35%増、アジアでの太陽電池・半導体向け需要が増加

東海カーボン」社が2月10日、2010年12月期連結決算を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・東海カの10年12月期、純利益2.1倍 タイヤ原料伸びる  :日本経済新聞
 http://www.nikkei.com/tech/news/article/g=96958A9C93819596E3E2E2E0858DE3E2E2E0E0E2E3E39686E3E2E2E2;da=96958A88889DE2E0E2E5EAE5E5E2E3E7E3E0E0E2E2EBE2E2E2E2E2E2

(東海カーボンのサイト掲載資料)
・平成22年12月期 決算短信
 http://eir.eol.co.jp/EIR/View.aspx?cat=tdnet&sid=862392

上記URL先ページによると、まず全体の業績は、

・売上高:1,076億7,900万円(前期比29.3%増)
・営業利益:105億7,500万円の黒字(同99.6%増)
・経常利益:98億5,400万円(同97.4%増)
・純利益:56億3,000万円の黒字(同110.5%増)

そして太陽電池関連では、「炭素製品事業部門」の中の「ファインカーボン」について、

・売上高:155億3,7000万円(前期比35.1%増)
・背景:
 第1四半期までは、対面業界全般で大きな需要の回復は見られなかった。
 しかし第2四半期以降は、成長分野である
 ・太陽電池
 ・半導体
 の各業界で、アジア(中国、韓国など)を中心に需要が急伸した。
 また、第3四半期からは販売価格の改定に取り組んだ。
 これらにより、円高による売上高目減りの影響はあったものの増収となった。

との状況が紹介されています。


特に2010年春以降に、中国・韓国などアジアの太陽電池メーカーで、生産能力増強のペースが速まってきた、ということなんでしょうか?


※参考
・[1]ファインカーボン - 東海カーボン
 http://www.tokaicarbon.co.jp/products/fine_carbon/index.html
posted by 管理人 at 10:11 | Comment(0) | るつぼ・黒鉛・炭素繊維