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2012年08月30日

横浜ゴムのブチルゴム系シール材「M-155P」がUL認証の「RTI値110℃」を取得、シリコーン系と同等以上の耐熱耐久性が証明

「横浜ゴム」社が2012年8月29日に、

ブチルゴム系ホットメルトタイプの太陽電池モジュール用シール材M-155P」が、米UL認証の「RTI値(耐熱耐久性)110」を、2012年7月に取得した。

と発表したとのこと。

(ニュース記事)
・横浜ゴム 太陽光発電モジュール用シール材が米国のUL認証を取得(横浜ゴム)
 http://www.gomutimes.co.jp/?p=39077

(横浜ゴムのサイト内ページ)
・太陽光発電モジュール用シール材「M-155P」がUL認証のRTI値110℃を取得
 http://www.yrc-pressroom.jp/html/201282915mb001.html

上記URL先ページと資料[1]によると、「M-155P」の概要は

・背景:
 ・モジュール用シール材は、
  ・モジュール基板(セルをガラスや樹脂で保護したもの)
  ・アルミフレーム
  を接着し、湿気の侵入防止するための部材である。
 ・太陽電池モジュールは使用時に高温になるため、シール材には現在、耐熱耐久性に優れるシリコーン系シーリング材が多用されているが、これには他方で
  ・硬化に時間がかかる。
  ・吸湿性が高く、モジュールの長期間使用における出力低下の原因になる。
  との課題・懸念がある。
  一方ブチルゴム系ホットメルトは、耐湿性には優れるものの、熱に弱い難点がある。

・主な特徴:
 ・ブチルゴムの架橋反応を向上させる新技術を採用し、耐熱耐久性を大幅にアップしている。
  今回の「RTI値110℃」取得は、実際の使用環境において、シリコーン系シール材と同等以上の耐熱耐久性を持つことを示す。
  (※「RTI値」は、10万時間使用の想定下で初期性能が半減する温度を評価するもの)
 ・シリコーン系より接着速度が圧倒的に速い。
 ・透湿性が一般的なシリコーンの1/100程度で、モジュールの長期耐久性向上に寄与する。

等というもの。

横浜ゴムでは本製品について、日本国内の他、中国・韓国・台湾などでの販促にも取り組んでいく方針とのことです。


最近は産業用太陽光発電システムで発生するPID現象への関心が高まっていますが、「M-155P」は耐湿性に優れるとのことで、湿度の高さが発生・進行原因の一つという同現象に対する防止効果はどうなのか、という点に興味を引かれます。


※参考サイト:
・[1]太陽光発電モジュール用のシール材「M-155P」発売
 http://yrc.dga.jp/?go=http%3A%2F%2Fwww.yrc-pressroom.jp%2Fpdf%2F20102415mb001.pdf%26f%3Dr&rid=46784&ref=http%3A%2F%2Fwww.yrc-pressroom.jp%2Fhtml%2F201282915mb001.html&PHPSESSID=792686a53cfa8f5e30f7341338d661b4


※関連記事:
横浜ゴムが中期経営計画「グランドデザイン100」で、太陽電池用の高性能シール材開発に取り組む(2009/05/13)
横浜ゴムが、耐熱性・接着性を向上させた太陽電池モジュール用シール材「M-155P」を発売(2010/02/06)

Q-Cellsの多結晶型モジュール「Q.PRO」が、Fraunhofer CSPによる耐PID試験において、最大出力の保証性能を証明(2012/06/23)
京セラ製の産業用モジュールがフラウンホーファー研究機構により、PID現象での出力低下が起きない、と認可されたとのこと(2012/07/11)
posted by 管理人 at 03:42 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2012年06月02日

富士電機の普通電力量計(2008年4月〜2010年7月に製造)の一部に、電力使用量・売電量が少なく軽量される不具合、該当製品全数を無料交換

富士電機」社が2012年6月1日に、普通電力量計の一部における不具合と交換対応について発表したとのこと。

(ニュース記事)
・富士電機、太陽光発電用の電力計をリコール 計量不具合で4万2000台(サンケイビズ)
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/120601/bsb1206011647003-n1.htm

(富士電機のサイト内ページ)
・富士電機製 普通電力量計(逆回転阻止装置付) 不具合のお知らせ
 http://www.fujielectric.co.jp/contact/index_whm.html

上記URL先ページによると、主な内容は

・不具合の状況:
 太陽光発電設備を設置し、電力会社等と余剰購入契約を締結している顧客においては、電力量計に逆回転阻止装置が備えられている。
 しかし一部の電力量計において、製造工程上の問題による不具合から、この逆回転阻止装置に動作不良が発生しており、
 ・電力使用量
 ・電力会社などへの電力販売量
 が、実際よりも過少に計量されてしまう。

・対象製品:
 ・2008年4月〜2010年7月に「富士電機システムズ」(現「富士電機」)が製造した下記製品。
  納入台数は計42,098台で、電力会社9社(関西電力以外)の管内で設置されている。
  ・F11F-R、F12F-R、F13F-R
  ・F21F-R、F21WF-R、F22F-R、F22WF-R、F23F-R、F24F-R、F25F-R
  ・F31F-R、F31WF-R、F32F-R、F32WF-R、F33F-R、F34F-R、F37WF-R
  ・F42F-R、F43F-R
 ・また上記期間内には、逆回転阻止装置の単体部品
  ・北海道電力
  ・東京電力
  ・中部電力
  ・四国電力
  に納入された実績がある。
  この単体部品が使われている製品については、電力会社から通知する。

・発見の経緯:
 2009年4月に電力会社経由で不具合が発覚し、同年9月に製造を対策品に切り替えた。
 しかし2011年9月には、その対策品でも不具合が報告された。
 そして調査の結果、2012年3月に製品の欠陥が特定された。
 (※現在の製造品は、動作不良の無いタイプになっている)

・対応:
 対象製品は全数交換する。(顧客側の負担は無し)
・交換の対応:
  富士電機または電力会社が行う。
 具体的な対応は、電力会社から案内する。
 ・今回の不具合により、過去の電力料金の精算が必要になった場合は、電力会社が対応する。

等となっています。


過去の電力料金の精算にも対応するとのことですが、既に少なく計量された電力量を正しい数字に修正することは可能なものなのか、というのが非常に気になります。

今回の不具合品はどの程度の計量誤差が生じているのかは分かりませんが、余剰電力の売電量が正確に測られていないとなると、初期投資の回収にも大なり小なり支障をきたすと思われるので、メーカー側には慎重で厳格な対応を願いたいところです。
posted by 管理人 at 11:50 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2012年05月31日

神奈川工科大学の研究者が、モジュール・パワコン間に接続する「Plug-in・ソーラーパーフェクト」を開発、実験では発電電力量が約55%増

神奈川工科大学の研究者の方が、太陽光発電システムの出力を常時最大化できる外付け装置「Plug-in・ソーラーパーフェクト」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・神奈川工科大、出力を常に最大化する太陽光向けユニット開発(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/dennavi/news/nkx0320120530qtke.html

上記URL先ページによると、

・主な機能・特徴:
 独自の制御方式「瞬時スキャン法」を採用。
 太陽電池パネル表面に影(樹木やビル等による)がかかり、出力電力のピークが複数発生する際、それらのピークを瞬時にスキャンして最も高いピークを検出する。
 これにより仮想的に動作点を移動させて、常に最大出力点に導く。

・設置方法:
 ・太陽電池パネル
 ・パワーコンディショナー
 のに接続する。
 稼働中のシステムに後付するだけで使用可能。

・導入効果:
 開発者が行った実験では、
 ・パネルの設置向き:南向きと西向き
 ・発電量の測定時間:午前6時半〜8時半
 との条件で発電量を測定。
 その結果、
 ・従来の制御(「Plug-in・ソーラーパーフェクト」を不使用):28.2Wh
 ・「Plug-in・ソーラーパーフェクト」を導入:43.7Wh
 と、ユニット導入において約55%の増加が確認された。

等となっています。


2010年には、同じ研究者の方(板子一隆氏)による同様の制御法(最大出力電力点の高速検出と制御)が発表されていましたが、そちらでの出力アップは従来方法比44%増とのことだったので、今回開発した装置では導入方法(以前の制御法ではパワーコンディショナーのソフトウエア変更)とともに、より改良が図られている、ということなんでしょうか。

実験が行われた時間帯はかなり限定されていますが、5割以上の発電電力量アップは劇的な効果だと思われるので、今後は更に長時間(1日中)・期間(1年間、季節ごと)の実験が行われ、実用化・商品化が早期に実現することを期待したいです。


※当ブログの関連記事:
神奈川工科大学の研究者が、日陰での太陽電池パネルの出力低下を改善する制御法を開発、出力は従来方法より4割以上アップ(2010/06/05)
posted by 管理人 at 11:29 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2012年04月13日

加Spark Systems社が、太陽電池パネルの発電能力を高める小型機器「スパーク」を開発

カナダのベンチャー企業「Spark Systems」が、太陽電池パネルの発電能力をアップさせる小型機器スパーク」を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・今週のグリーンフロント・フラッシュ・ニュース(usfl.com)
 http://www.usfl.com/Daily/News/12/04/0411_026.asp?id=94909

上記URL先ページによると、製品の概要は

・機能:
 専用ソフトウェアを搭載。
 送電網と接続しパネル毎の最大出力を検知して、全てのパネルにおいて最大の出力が常時得られるように調整を行う。
・メリット:
 ・ユーザーは
  ・LCDディスプレイ
  ・スマートフォン
  により、リアルタイムで稼動状況確認できる。
 ・日照が弱い場合でも、太陽電池パネルによる発電を従来よりも長く行うことが可能になる。

等というもの。

また記事では、Spark SystemsのCOOのランドール・ノース氏の

・「スティーブ・ジョブズがアイパッドでやったことを太陽電池でやりたい」

とのコメントが紹介されています。


検索してみたところ、同じくオンタリオ州を拠点とする「Spark Solar」社のサイト[1]を見つけましたが、今回の記事の「Spark Systems」社と同じ企業であるかは確認できませんでした。
(今回の機器に関する情報は掲載されていない)

ニュース記事で紹介されているCOOのコメントからは、(iPadを引き合いに出すあたり)利便性や機能の面でかなり革新的な機器であることが期待されるので、より詳しい機能・特徴が気になるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]Spark Solar
 http://www.sparksolar.ca/
posted by 管理人 at 09:51 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2012年03月15日

旭化成が、太陽電池の表面ガラスの反射光・砂埃の付着を抑えるコーティング剤を開発、1MWの太陽光発電施設で約200万円/年の売電収入増加が見込まれるとのこと

旭化成」社が、太陽電池の表面ガラスに塗布することで発電出力アップに寄与するコーティング剤を開発したとのこと。

(ニュース記事)
・旭化成、太陽電池表面ガラス向けコート剤−表面塗装で発電出力向上(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120315cbac.html

上記URL先ページによると、製品の概要は

・主な特徴・機能:
 ・太陽電池パネルのガラスに塗ることで、
  ・反射光
  ・砂埃の付着
  を抑制する。(設置済みのパネルにも適用可能)
  これにより、1MWの太陽光発電施設に用いた場合、約200万円/年の売電収入増加が期待される。
 ・住宅の外壁などの汚れを抑える光触媒塗装デュラ光」の技術を応用。
  ・柔軟性のある有機物
  ・親水性の高い無機物
  を独自技術で配合した複合材料を用いており、性能を約30年維持できる。
  (2010年から、国内外の太陽電池メーカー等へのサンプル出荷を行い改良を継続してきた)
・想定販売先:
 国内外の
 ・太陽電池メーカー
 ・大規模太陽光発電の事業者
・発売時期:2012年度下期の予定
・販売目標:
 2015年度に
 ・売上:数十億
 ・シェア:30〜40
 を目指す。
 
等となっています。


コーティング材の価格は書かれていませんが、1MWのメガソーラーで年間200万円の収入増加が見込まれ、加えて長期の性能維持が可能ということであれば、採用メリットは大きく、相当に高いニーズが期待できるのでは、と考えます。

特に国内では、今年の固定価格買取制度の導入予定により、日本国内でのメガソーラー事業計画も急増しているので、本製品の販売動向がどうなるのか、非常に興味を引かれるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]幹線道路沿いなど都市部の苛酷な環境でも長期にわたり建物の美観を維持 高耐久・高性能光触媒塗装「デュラ光」の開発と仕様化について(旭化成)
 http://www.asahi-kasei.co.jp/asahi/jp/news/2009/ho090616.html
posted by 管理人 at 09:42 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2012年02月10日

東洋インキSCホールディングスの2011年4-12月期は、太陽電池向け高機能製品の売上が予想を大幅に下回ったとのこと

東洋インキSCホールディングス」が2月9日、20123月期第3四半期(20114-12月)連結決算を発表したとのこと。

(ニュース記事)
・洋インキHDの12年3月期、純利益37%減 原材料高響く(日本経済新聞)
 http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C889DE1EAE4EBE0EAE4E2E2EBE2E0E0E2E3E09686E1E2E2E2;at=ALL

(東洋インキSCHDのサイト掲載資料)
・平成24年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
 http://schd.toyoinkgroup.com/pdflib/fy2011_t174/cfs_fy2011_q3_ja.pdf

上記URL先ページによると、まず全体の業績は

・売上高:1,855億9,600万円(前年同期比0.2%増)
・営業利益:109億4,100万円の黒字(同28.2
・経常利益:108億800万円の黒字(同28.7
・四半期純利益:58億3,300万円の黒字(同35.9

そして太陽電池関連では、具体的な数字は示されていませんが

・液晶ディスプレイ・太陽電池・エレクトロニクス関連市場の需要の回復遅れ想定以上
 これらの市場向けの高機能製品の売上は、予想を大幅に下回っている。

との状況が紹介されています。


太陽電池向け高機能製品についても例外なく、欧州市場の低迷が大きく影響している、ということが伺えます。

ただ今年は、日本国内で固定価格買取制度が施行されるので、それによる国内での太陽光発電事業の盛り上がりがどう影響してくるのか、注目したいところです。


※参考サイト・ページ
・[1]東洋インキSCホールディングス
 http://schd.toyoinkgroup.com/ja/index.html
posted by 管理人 at 13:44 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2012年01月26日

三菱マテリアルの薄膜シリコン太陽電池向け電極用インクは、塗布装置とセットでメーカーに提案される方針

下記URL先ページでは、「三菱マテリアル」社が開発した、薄膜シリコン太陽電池向けの電極用インクについて書かれています。

(ニュース記事)
・三菱マテ、太陽電池電極用インク開発−シリコン使用量1/100に(日刊工業新聞)
 http://www.nikkan.co.jp/news/nkx0820120126cbai.html

具体的には、

・主な特徴:
 ・太陽電池のシリコン層に塗布することで、裏面電極(厚さ0.1μm台)の薄膜が形成できる。
  (塗布成膜は、従来方式(真空成膜装置を使用)よりも設備投資コストが低く抑えられるため、
   ・初期投資
   ・製造コスト
   を低減できる)
 ・ナノサイズ粒子を分散しており、従来方式(真空成膜)と同等の変換効率が得られる。

・種類:下記の3種類。
 ・銀ナノインク
 ・ITO(インジウム、スズ酸化物)ナノインク
 ・シリカインク

・展開方針:
 太陽電池メーカーには、
 ・インク
 ・塗布装置
 をセットで提案する方針。
 (※三菱マテリアルは大日本スクリーン製造と共同で、今回のインクを用いる成膜法を開発した)

等の内容が記述されています。


昨年11月に発表されていた技術と同じと見受けられますが、今回のニュース記事では、塗布装置とのセットでメーカーに提供する方針、とされている点が興味深いです。

新しい方式ですが、装置と一緒での提供であれば、メーカー側の採用・導入もしやすくなるのでは、と想像します。


※参考サイト・ページ
・[1]三菱マテリアル
 http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/index.html
・[2]Ag電極形成用ナノインク
 http://www.mmc.co.jp/corporate/ja/02/02/10-03.html
・[3]大日本スクリーン印刷
 http://www.screen.co.jp/
posted by 管理人 at 11:10 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

三菱樹脂がフレキシブル太陽電池向けフロントシートを開発、水蒸気バリア性能は10-4

三菱樹脂」社が、10-4[g/m2・日]レベルの水蒸気バリア性能を持つ、フレキシブル太陽電池向けのフロントシートを開発したとのこと。

(ニュース記事)
・三菱樹脂、優れた水蒸気バリア性能を持つフレキシブル太陽電池向けフロントシートを開発(日経プレスリリース)
 http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm?relID=301349&lindID=4
・三菱樹脂、薄膜太陽電池向けに水分の浸入を防ぐ表面シートを開発(MSN産経ニュース)
 http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120125/biz12012512550012-n1.htm
・三菱樹脂、薄膜太陽電池向けフロントシートを開発(エクール)
 http://www.ecool.jp/news/2012/01/mpi12-pv1445.html

(三菱樹脂のサイト内ページ)
・フレキシブル太陽電池向けフロントシートを開発
 http://www.mpi.co.jp/news/201201250327.html

上記URL先ページによると、今回の製品の概要は、

・背景・経緯:
 ・太陽電池市場の規模は2015年までに40〜50GWまで拡大すると予想され、その中でフレキシブル太陽電池の市場は、全体の5%まで拡大すると見込まれる。
  特に、化合物半導体系(CIGS系など)のフレキシブル太陽電池は
  ・材料コストが比較的安価
  ・変換効率(現在約13%)の更なる向上が見込まれる
  とのメリットから、中心的役割を担うことが期待されているが、他方で発電効率維持するために、世界最高水準の水蒸気バリア性能(10-4レベル)を持つフロントシートが不可欠となっている。
 ・三菱樹脂では、結晶シリコン型太陽電池のバックシート向けのガスバリアフィルム生産技術を応用し、2008年に10-4レベルの水蒸気バリア性能を持つ超ハイガスバリアフィルムの技術を確立。
  そして商業レベルでの量産実現のため、2011年に筑波工場に製造設備(投資額約20億円)を設置した。
  また同時に、10-4レベルのフロントシートの開発も進め、今回製品化を実現した。

・構造:
 バリアフィルムを中心として、3〜4層で構成される。

・主な特徴:
 高い水蒸気バリア性能を持つ。
 (理論上は、10年間の継続使用での水の透過量が約0.36g/m2で済み、電極などが腐食しにくくなる)
 また他に
 ・耐候性
 ・紫外線吸収性
 ・難燃性
 ・接着性
 等、フロントシートに要求される各種機能を備える。

・生産体制:
 最大1,300mm幅で、年1,800万m2の生産が可能な製造設備を持つ。

・メーカーでの採用:
 既に、米「Global Solar Energy」社の太陽電池「PowerFLEX」のフロントシートに採用されている。
 本格供給は2012年に開始予定。

・販売目標:2015年度に100億円以上

等となっています。


Global Solar Energy社のサイト[1][2]では、ロール状に丸められた「PowerFLEX」を建物屋根上で広げながら設置している様子などの写真が掲載されており、通常の太陽電池パネルとは大きく異なる柔軟性の高さに驚きました。

今回発表されたフロントシートは、強い日照を浴び続ける屋根への設置にも十分対応できる耐久性を持つと思われますが、日本国内での採用製品の発売があるのかどうか、フレキシブル太陽電池による太陽光発電設備の設置容易化を進めるという意味でも、非常に興味を引かれるところです。


※参考サイト・ページ
・[1]Global Solar Energy
 http://www.globalsolar.com/
・[2]PowerFLEX BIPV Flexible Modules
 http://www.globalsolar.com/products/flexible-modules/
posted by 管理人 at 11:09 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2011年09月17日

三菱電機が、公共・産業用太陽光発電システムの発電量を可視化できる小型計測装置「DT-Lite」を、2011年10月に発売予定

三菱電機が、公共・産業用の太陽光発電システムの発電量を可視化できる小型計測装置DT-Lite」を開発・製品化したとのこと。

(ニュース記事)
・大幅小型化の太陽光計測装置 三菱電機10月発売(電気新聞)
 http://www.shimbun.denki.or.jp/news/industry/20110916_01.html

上記URL先ページによると、この計測装置の概要は、

・主な特徴・機能:
 ・太陽光発電システムのパワーコンディショナーのデータを、ディスプレーに表示する。
  (発電量の他に、CO2削減量なども表示可能)
 ・従来製品よりも大幅に簡素化・小型化した。
・価格:15万円前後
・発売時期:2011年10月の予定
・想定販売先:
 当初は
 ・病院
 ・工場
 等を中心に販売する。
・販売目標:年間200

等となっています。


産業用のモニターシステムの従来製品がどのようなものなのか(サイズ等)、私は残念ながら知りませんが、今回の製品のように、産業用設備向けの機器でも小型化などが進みつつある、ということでしょうか。


※参考サイト・ページ
・[1]三菱電機
 http://www.mitsubishielectric.co.jp/
posted by 管理人 at 10:20 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品

2011年07月04日

PVG Solutions社の愛媛県・西条工場が太陽電池セルの生産を開始、フル操業は2011年秋の予定

PVG Solutions」社の愛媛県・西条工場が完成し、7月1日から太陽電池セルの生産を開始しているとのこと。

(ニュース記事)
・太陽電池セル製造工場完成 西条 愛媛のニュース
 http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20110702/news20110702018.html

上記URL先ページによると、新工場の概要は、

・建物:
 ・鉄骨一部2階建て
 ・延べ床面積3,400m2
・生産品:太陽電池セル
 表・裏の両面で発電が行えるタイプ。
・投資額:約20億
・生産能力:年間約300MW
 フル操業開始は、2011年秋の予定。

等となっています。


両面で発電できるセルとのことで、供給先のモジュールメーカーが何処なのか、というのがかなり気になるところです。

また私が知る限りでは、両面受光型の太陽電池セルについては「ハイナジー」社の生産計画がありましたが、今回PVG Solutions社が生産開始したセルは、これとは全くの別物なんでしょうか?


※参考サイト・ページ
・[1]太陽光発電のプロフェッショナル | PVG Solutions
 http://www.pvgs.jp/
posted by 管理人 at 13:26 | Comment(0) | その他の素材・材料・部品