【現在位置】トップページ > 中国メーカー

(スポンサード リンク)

2014年10月21日

Trina Solarの単結晶型60セル「ハニーモジュール」が、ピーク出力335.2Wを達成

Trina Solar社が2014年10月14日に、

  • 自社の「ハニーモジュール」が、P型単結晶シリコン太陽電池モジュールのピーク出力における世界記録を達成した。
と発表していました[1]。

モジュールに関わる数値などは下記の通り。

  • 太陽電池セル
    Trina Solar社の太陽光発電技術国家重点実験室で開発されたもの。
    ・種類:単結晶シリコン型
    ・1枚のサイズ:156mm×156mm
    ・モジュール1枚の使用枚数:60枚
  • モジュールのピーク出力の記録335.2W
    ※従来の記録は、同じくTrina Solar製ハニーモジュールが今年4月に記録した326.3W。

現在の同社の市販製品(単結晶型)の出力は約270W[2]であり、今回の記録を達成した技術が市販モジュールに反映されるには、まだ時間を要するとは思いますが、中国メーカーの武器が価格競争力だけではなくなりつつある(技術力の向上も著しい)ことを、強く感じさせる発表であることは確かです。

ただTrina Solar社は設立(1997年)からまだ20年経っておらず、例えばバスバーを細くすることが、(試験ではなく)複雑な条件が重なり合う実際の設置環境での長期設置(10年以上)で、モジュールの性能維持にどう影響するかというのは、慎重に判断する必要があるとも考えます。


※参照・参考資料:
[1]トリナ・ソーラー 高効率単結晶ハニーモジュール 出力335.2Wの世界記録更新(Trina Solar)
http://www.trinasolar.com/jp/about-us/newinfo_689.html
[2]DC05A Honey M モジュール(同上)
http://www.trinasolar.com/jp/product/Mo_Honey.html
[3]PVeye誌 2014年4月号p14-24「太陽電池の出力保証を疑え」
posted by 管理人 at 02:43 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年10月17日

Jinko Solarの2014年第2四半期のモジュール出荷量は約570MW、前年同期比で24.1%増、前四半期では25.4%増

既に2ヶ月前になりますが、Jinko Solar社が8月18日に、2014年第2四半期の業績を発表していました。

主な数字は下記の通り。(※一部は当ブログ管理人が計算)

出荷量など

  • 全製品の合計出荷量659.5MW(前年同期(489.2MW)比34.8%増、前四半期(2014年1Q、581.2MW)比13.5%増)
    米国向けは前四半期比61.3%増。
    製品別では、
    • 太陽電池モジュール570.8MW(前年同期(460.0MW)比24.1%増、前四半期(455.1MW)比25.4%増)
    • ウエハー54.1MW(前年同期(11.1MW)比387%増、前四半期(92.1MW)比41.3
    • セル34.6MW(前年同期(18.1MW)比91.2%増、前四半期(34.0MW)比1.8%増)
  • 太陽光発電事業(系統接続済み)の規模
    2014年6月末時点で累計252MWに到達した。
    ※第3四半期には、更に100MWが追加の予定。

業績

  • 売上高:約3.9億ドル(前年同期比37.8%増、前四半期比20.8%増)
    • 製品販売:約3.8億ドル(前年同期78.9%増、前四半期比20.7%増)
    • 太陽光発電事業の売電:約980万ドル(前年同期比1150%増、前四半期比26%増)
  • 売上総利益率22.6%(前年同期は17.7%、前四半期は24.0%)
  • 営業利益:約4056万ドル(前年同期比61.5%増、前四半期比23.6%増)

生産能力(2014年6月末時点)

  • 太陽電池モジュール2.1GW
  • インゴット、ウエハー、セルの合計2.0GW

モジュールの需給が逼迫しつつあることは8月に報じられていましたが、Jinko Solarのモジュール出荷量は今年上半期だけで既に1GWを超えており、2.1GWという年産能力と合わせて、確かに需給バランスがかつての供給過剰から一変していることが伺えるものです。

また出荷量だけでなく、売上高・利益のほうも大きく伸びており、赤字が続いていた2012年頃までと比べて、製品の生産コスト低減が格段に進んでいることも推測されます。

発電事業の売電収益は(売上高全体からみると)まだ微々たるものの、前年比では劇的に増加しており、(Jinko Solarでの主な展開地域と見受けられる)中国で、政府の導入支援方針に変更がなければ、今後も急速に伸びていくものと思われます。

もうひとつ気になる点として、今回の発表では、CEOによる「南アフリカ・南米で地位を固めている」とのコメントも紹介されています。

それらの地域における具体的な業績は、今回は明記されていませんが、これまで急成長市場の一つだった日本が、系統申請への回答保留により大きな不安材料を抱えただけに、特定地域の市場に頼り過ぎない体制づくりを進めることは、合理的な判断だと思われます。

他方で日本のモジュールメーカーは、現状で出荷量が国内向けに大きく偏っているので、今後も業績を維持することができるかは、かなり懸念されるところではあります。


※参照・参考資料:
[1]JinkoSolar Announces Second Quarter 2014 Financial Results(Jinko Solar社)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=234421&p=irol-newsArticle&ID=1958988
[2]ジンコソーラー2014年第2四半期財務報告(同上、日本語サイト)
http://www.jinkosolar.com/press_detail_978.html?lan=jp

※関連記事:
posted by 管理人 at 01:52 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年08月15日

JinkoSolarが、南ア・ケープタウンで太陽電池モジュール工場(年産能力120MW)を完成

JinkoSolar社が2014年8月11日に、南アフリカ太陽電池モジュール工場を完成したことを発表していました[1]。

同国における海外メーカーのモジュール工場は、今回が初とのことで、その概要は下記の通り。

  • 場所:ケープタウン内の「Epping Industrial 1」
  • 敷地面積5000m2
  • 生産能力:年120MW
    中国での最先端の生産設備をモデルにしている。
  • 投資額:約750万米ドル
  • 雇用人数250人の見込み

またJinkoSolar社では2012年以来、南アフリカ市場でのモジュール供給実績が300MWに達しているとのことです。


Jinko Solarは約1年前にも大規模発電所向けの供給契約(94MW分)を発表しており、南アフリカ市場での展開で先行している印象ですが、今回の現地工場新設についても、それだけ同市場でのモジュール需要に手応えを掴んでいる、ということだと推測します。

中国の太陽電池メーカーとしては、(FITでの認定分・稼動分の差が莫大な)日本市場はともかく、かつての最大需要先である欧州市場が急速に縮小し、更に最近は米国向け輸出も急減速しているだけに、他市場開拓の必要性がより増していると思われますが、その中で南アフリカが(Jinko Solarに限らず)新しい有力市場の一つになるのか、強く注目したいところです。

また新工場の立地場所であるEppingは、海に近い工業地域であり[2]、南ア国内向けだけでなく、他地域への輸出用としても、Jinko Solar社の重要拠点になる可能性があるものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]JinkoSolar Opens Solar Module Factory in Cape Town, South Africa(JinkoSolar社)
http://www.jinkosolar.com/press_detail_969.html
[2]Epping, Cape Town(Wikipedia)

※関連記事:
posted by 管理人 at 23:01 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年06月28日

上海超日太陽能科技(Chaorisolar)の破産が決定、裁判所が債務返済不可と判断

中国の太陽電池メーカー「上海超日太陽能科技Chaorisolar)」が2014年6月27日に、破産手続きに入ることが決定したとのことです[1]〜[3]。

主な状況は下記の通り。

経緯

  • 超日太陽は近年赤字が続いており、2014年3月にはデフォルト(債務不履行)状態になっていた。
  • 同社の取引相手(サプライヤー)の「上海毅華金属材料」は2014年4月に、上海市第一中級人民法院に同社の破産申請を実施。
    同裁判所は6月26日に、超日太陽が債務返済できないとみなし、上海毅華の申請を受理した。

今後の予定

  • 裁判所が指定した弁護士事務所と会計事務所が管財人になり、債務整理にあたる。

Solvisto誌のデータ[4]によると、超日太陽の日本市場での2013年のモジュール出荷量は、海外メーカーで5位の300MW(※世界出荷量は800MW)と、一定のポジションを築いているだけに、本社破綻によるユーザーへの影響(保証の継続可否など)が懸念されますが、日本法人と中国本社の間に資本関係は無く、また再保険会社にも加入済み[6]とのことなので、適切な対応がとられて混乱が起きないことを願いたいものです。

無錫サンテックの破産時と異なり、現在は中国国内需要も爆発的に拡大しているだけに、政府の認定メーカーに入っている[5]超日太陽が業績建て直しに至らなかったのは意外でしたが、競争が激化している中で、中国の太陽電池パネルメーカーにおいても明暗がはっきり分かれつつある、ということなのかもしれません。

超日太陽の今後については、中国パネルメーカー間で再編(買収、合併)が活発化している[7]との現状から、(ブランド名の存続はともかく)他社による買収・生産能力取得の可能性があるものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]中国の太陽電池中堅が破産(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM27035_X20C14A6FF2000/
[2]上海超日の再編申請を裁判所が受理−中国企業破綻史の節目(ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N7TLBG6JTSEH01.html
[3]上海一中院受理?上首例民?上市公司破?重整案 上海超日太?能科技股?有限公司破?重整?入司法程序(上海市第一中級人民法院)
http://www.a-court.gov.cn/platformData/infoplat/pub/no1court_2802/docs/201406/d_2663156.html
[4]Solvisto誌 2014年3月号p27「海外メーカーの日本戦略」
[5]同誌 2014年5月号p50-51「中国政府に認定されたPV関連メーカー一覧」
[6]お客様各位 日本経済新聞に掲載されました内容について(日本法人「CHAORI SOLAR」)
http://www.chaorisolar.net/topics/2014/03/post-3.html
[7]Solvisto誌 2014年5月号4-8p「最前線 中国PV市場」

※関連記事:
posted by 管理人 at 22:05 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年05月23日

Trina Solarの2014年1Qは売上高が前年同期比7割増・出荷量は42%増、中・日・米での需要増が牽引

中国のTrina Solar社が5月21日に、2014年第1四半期の業績を発表していました。

主な数字・状況は下記の通り。(※一部は管理人が計算)

業績

  • 売上高4億4480万ドル(前四半期(2013/4Q)比15.3、前年同期(2013/1Q)比70.9%増)
  • 出荷量558.0MW(前四半期比27.5、前年同期比42.1%増)
  • 純利益2650万ドル(前四半期比73.5%増、前年同期比9020万ドルの増益)

背景

  • 川下事業への注力
    当期出荷量のうち23.8MWは、英国自社が手がける発電所向けだった。
    また同期には、甘粛省に建設した発電所(50MW)の売却に成功しており、現在は更に中国国内で幾つかのプロジェクトを着工している。
    2014年内には、川下領域で400〜500MWのプロジェクト開発を目標としている。
  • 売上高と出荷量の増減
    前四半期(2013/4Q)比減は、
    中国での季節的な需要減
    EUへの出荷減(中国-EU間での最小価格設定が影響)
    による。
    一方、前年同期(2013/1Q)比増の大部分はキー地域、特に
    中国
    日本
    アメリカ
    での需要増に牽引された。

出荷量は第1四半期トップのシャープ(750MW弱)を確かに下回っていますが、中国需要は(今回は季節的に鈍化したものの)基本的には急拡大が続いているだけに、第2四半期以降は、中国メーカーが出荷量トップに返り咲く可能性は高いと考えます。

モジュール価格の競争激化で、中国メーカーも長く赤字が続いてきましたが、Trinaの純利益は2013年3Qには黒字に転換しており[2]、政府主導による中国需要増加の恩恵が、顕著に表れていることを感じます。

また同社は川下分野(発電所建設)にも注力しているとのことで、これはTrina社の方針である垂直統合型の事業体制が更に一歩進んだもの、ということかもしれません。


※参照・参考サイト:
[1]Trina Solar Announces First Quarter 2014 Results(Trina Solar)
http://ir.trinasolar.com/phoenix.zhtml?c=206405&p=irol-newsArticle&ID=1932988&highlight=
[2]月刊PVeye誌 2014年4月号31p(「成長か死か 中国メーカー最後の賭け」内)

※関連記事:
posted by 管理人 at 01:35 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年03月09日

上海超日の社債利払いが一部不履行、資金調達のため海外関連プラントの一部売却を目指す

中国の「上海超日太陽能科技(ChaoriSolar)」が、2014年3月7日に予定していた社債の利払い8980万元)について、全額を履行できなかったと報じられています[1]。

またこの件について、同社の副社長が同日、

  • 債務返済の資金調達のために、海外に保有する太陽光関連プラントの一部売却を目指している。
と語ったとのことです。


上海超日のデフォルトの可能性については、数日前から多くのニュース記事(例えば[2])で報じられていましたが、現実のものとなってしまったようです。

同社のウェブサイトでは、現時点でこの件に関する発表は掲載されていませんが、各報道によると支払い可能額は400万元のみで、支払い予定額の5%未満。

1年前には資金繰りの急速な悪化が報じられていましたが、FITにより活況な日本市場での太陽電池パネル販売も、十分な業績改善にはつながらなかったのかもしれません。

上海超日のパンフレット[3]からは、製品・サービスにおける堅実な姿勢が伺えるだけに、個人的には何とか経営を立て直すことを期待したいです。


※参照・参考サイト:
[1]中国の上海超日、本土社債で初のデフォルト状態−利払い不能(ブルームバーグ)
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N21TNW6KLVRD01.html
[2]中国の太陽光発電大手「社債利払い難しい」(日本経済新聞)
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM05044_V00C14A3FF2000/
[3]CHAORISOLAR総合パンフレット
http://www.chaorisolar.net/download/files/chaorisolar_pamphlet_2013.pdf

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:43 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年02月28日

Renesolaと日本のバイテック社が共同で、日本国内での太陽電池モジュール生産を開始予定

  • 中国Renesola
  • 日本のバイテック

2014年2月に、共同で日本国内での太陽電池モジュール生産開始する、との方針を発表していました[1][2]

本事業にあたり2社が設立した合弁会社の概要は下記の通り。

  • 社名バイテックグローバルソーラー(Vitec Global Solar、VGS)
  • 所在地:栃木県大田原市
  • 資本金:2000万円
  • 業務内容:太陽電池モジュールの製造と販売(産業用、家庭用)
    レネソーラブランドのOEM生産を行う。
    Renesolaの部材と生産方式を導入し、また「サンエス」社と技術提携。
    これにより、コスト競争力(製造原価の低減)と品質の高い製品の製造を図る。
  • スケジュール
    ・設立日:2014年2月4日
    ・モジュール生産開始:同4

Renesola社のモジュールでは多結晶型の「Virtus II」が「日本市場で最も需要の高い」[2]とのことで、この点は多結晶型モジュールの出荷量の伸びが著しい最近の日本市場の状況と合致しています。

その現地におけるモジュール生産体制の確立は、国内大手メーカーの生産供給が追いつかない中で、需要への対応力を強化し、シェア拡大につなげる狙いがあるものと推測します。

また、日本の拠点(VGS)の生産能力にもよりますが、先月発表していた日本の太陽光発電事業へのパネル供給(420MW分)にも、ある程度関わることが予想されます。

生産コストの面で(中国での生産と比べて)メリットがあるのか、というのは気になりますが、中国太陽電池メーカーによる日本でのモジュール生産、しかも日本企業との合弁事業というのは、現状では非常に珍しい(初の?)ケースなので、今後の事業展開に注目したいと思います。


※参照・参考サイト:
[1]レネソーラ社と協業で太陽光モジュール国内生産を開始(バイテック社)
http://www.vitec.co.jp/pdf/20140220VGS.pdf
[2]レネソーラ社、株式会社バイテックと協業で Virtus II(R)国内生産を開始(財経新聞)
http://www.zaikei.co.jp/releases/153312/
[3]Solar Modules(Rnesola社)
https://shop.renesola.com/ecommerce/all_category.action

※関連記事:
posted by 管理人 at 02:00 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年02月20日

JA Solarが多結晶セルで変換効率19%超を達成、最近の開発技術の成果

JA Solar社が2014年2月19日に、

  • 多結晶シリコン太陽電池セルで、変換効率19%超を達成した。
と発表していました。

これは2013年8月発表の記録(18.3%)を更新するもので、同社のR&Dチームが最近開発した技術により得られたとのこと。、

そして2014年後半には、この新セルの量産と、産業用太陽電池モジュールへの適用を計画しているとのことです。


もう1昨年前のことではありますが、京セラが発表していた多結晶型セル「Gyna」の変換効率が17.8%だったことを考えると、中国の大手メーカーが技術開発に相当注力して成果を出してきていることが伺えます。

ただ今回の発表については、変換効率の測定がどこ(第三者機関など)で行われたのか、ということについて明記が無く、本当に説得力を持つためには、その点の信頼性確保が必要になってくると考えます。

いずれにせよ、日本国内で多結晶型モジュールの出荷量が急増していることは確かであり、価格面での優位性に加えて、発電性能も単結晶型に迫りつつあるとなると、多結晶型の販売量(需要)が今後更に拡大する可能性は高いものと思われます。


※参照・参考サイト:
[1]JA Solar Multi-Si Solar Cells Surpass 19% Conversion Efficiency(JA Solar)
http://investors.jasolar.com/phoenix.zhtml?c=208005&p=irol-newsArticle&ID=1900582&highlight=
posted by 管理人 at 03:00 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年01月25日

Yingli社の2013年のモジュール出荷は3GW超、世界シェアは8.3%

米IHS社が1月21日に、Yingli Green Energy社の2013年の太陽電池モジュール出荷についての調査結果を発表していました[1]。

主な数字は下記の通り。

全体の数字

  • 出荷量:3GW超
    2年連続で世界トップ。
  • 世界市場でのシェア:8.3%(前年より0.9ポイント増)

主要4市場(世界需要の2/3を占める)での出荷量

  • 中国:第1-3四半期に4625.3MW(シェア1位)
  • 米国:通年で479.8MW(シェア2位)
    首位のFirst Solarより70MW少ない。
  • 日本:シェア9
  • ドイツ:通年で589.3MW(シェア1位)
    最も近い競争相手であるTrinaの2倍以上。

2008年にはモジュール生産能力1GW超のメーカーは1社(Suntech)のみであり、またYingli社の2011年の供給契約が約1GWだったことを思い返すと、今回出荷量が3GWを超えていることには、その間の世界市場(需要)の拡大・再編と合わせて、僅か5年のうちに隔世の感さえあります。

地元である中国市場でのシェアトップはともかく、ペナルティー措置が実施されたEU内のドイツで1位、また同じく米国でも2位に入ったのは、Yingliの製品が既に、価格以外の競争力も十分に備えていることを、表しているようにも思われます。

日本市場ではまだ苦戦しているようですが、昨年10月には楽天ソーラーが住宅用システムの取扱予定を表明しており、今後のシェア拡大の可能性はまだまだあるものと考えます。


※参照・参考サイト:
[1]Strong Footprint in World’s Leading Solar Markets Forms Backbone to Continued Success of Chinese Producer Yingli(IHS)
http://press.ihs.com/press-release/strong-footprint-worlds-leading-solar-markets-forms-backbone-continued-success-chinese

※関連記事:
posted by 管理人 at 21:13 | Comment(0) | 中国メーカー

2014年01月09日

ReneSolaが日本の太陽光発電事業(山岳地帯、10ヶ所以上)に、パネル420MW分を供給予定

ReneSola社が2014年1月6日に、

  • 日本山岳地帯で計画されている太陽光発電事業向けに、太陽電池パネル420MW分を供給することで、日本の発電事業者と合意した。
と発表していました[1]。

概要は下記の通り。

  • 供給先の事業10ヶ所以上の地上設置型太陽光発電所
  • 供給製品:多結晶型で出力300W(セル72枚)の「Virtus II」
  • 供給期間2014年1月〜2015年12月

また発電事業者のCEOによるコメントの中では、ReneSola社製パネルを採用した理由の一つとして

  • ReneSolaのチームは、製品の耐久性・信頼性に関する深い知識を提供した。
との状況が挙げられています。


0.4GW超と巨大な規模の供給契約ですが、それだけに供給先の発電事業者の名前が(発表の中で)明かされていないのは、ちょっと気になるところです。

私は今のところ該当の事業計画を見つけられておらず、どのような内容なのか全く判りませんが、計画場所が山岳地帯であり、また1ヶ所あたりの規模も(単純計算で)40MW程度と推測されるので、開発・建設による自然環境への影響(森林伐採など)がどう考慮されているのか、発電事業者による正式発表は必須だと考えます。

もっともそのことはReneSola社に責任は無いですが、同社は発電事業者には(自社製品・技術についての)詳細な情報提供を行い、また今回の発表で事業者のCEOのコメントを紹介しながら、他方で事業者の名前(企業名)を明記していないのは、不思議な気がします。


※参照・参考サイト:
[1]ReneSola Panels Power 420MW Solar Project in Japan(ReneSola社)
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=210622&p=irol-newsArticle&ID=1887868&highlight=
[2]VirtusU(同上)
http://www.renesola.com/moduledetail/30?t=en

※関連記事:
posted by 管理人 at 09:34 | Comment(2) | 中国メーカー